2024年07月31日
全国学力テストの順位なんて、ゴミ箱に捨ててください。
今晩は、本日も粛々。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1474393
石川、中3で全国1位 全国学力テスト、小6は2位(北國新聞 2024年7月30日)
毎年恒例、どうでもいい報道です。
「何位」ってあたりが、どうでもいいと評価するところです。
平均正答率と石川県との差をみてみましょう。
中3国語 全国58.1% 1位石川県62%
中3数学 全国52.5% 1位石川県等57%
小6国語 全国67.7% 2位石川県72%
小6算数 全国63.4% 2位石川県等67%
こんな僅差の勝負で、1位だ2位だと言っても、
誤差の範囲と言ってもいいくらいだと思います。
北國新聞の記事がまだいいのは、
こうやって数字を出してくれていますから、
「はりぼての1位・2位であることがわかる」ように記事を書いてくれています。
見出しも工夫してほしかったですが、アクセス数が欲しいのでしょうね。。。
点数どうこうより、
「昨年度のテスト結果を全体の教育改善に役立てた」との回答が石川は100%(引用、記事本文より)
教職員がこうやって指導の指標になっていけばいいと思います。
わざわざこんなことを書くのは、
石川県に限らず、公立小中学校の国語・算数数学に、
かなりの危機感を持っているからです。
ごんぼっち
2024年07月01日
金沢情報に寺子屋本楽寺登場です。
今日は、本日も粛々。
金沢情報に寺子屋登場です。
緑のハートと目が合ってしまう記事です(笑)。
小1は満席
中3は申込〆切です。
年少〜年長、
小2〜中2のお問い合わせをお待ちしております。
さて、大学進学実績について、
大学のことがわかる人にとっては威圧感(笑)があるかもしれません。
高等学校のカリキュラムや、
小中学校の状況からみれば、
どの時期に何をやったらいいか?というのは、
塾からみていると、
わかりきっているわけです。
ただ、それが見えている人はそんなにいないかもしれません。
その見えている道に沿っていけば、
そんなに難しい実績ではありません。
生徒たちには、ちゃんとその潜在能力があるわけです。
そして、高偏差値の大学とかどうこうより、
これらの大学を、生徒が「行きたい大学」と選んで、
合格していったことが、
寺子屋的には誇りです。
ですので、これらの大学に進んでいった生徒たちは、
大学入試が終わってから入学までの間、
遊んだりしながらも、
「やっとやりたい勉強ができる!」
と、自習に来ていた生徒がほとんどです。
こういう子たちを観ていると、
塾をやっていてよかったなぁと心底思うわけです。
今回東大推薦合格した生徒も、
そういう生徒でした。
数学オリンピック優勝とか、そんな「既存の優秀さ」をたどってきた生徒が、
合格するような推薦入試ではありません。
寺子屋イズムを、うまーく「その子なりのイズム」に加えてきたという意味で、
他の大学進学者たちと等しく、
素晴らしい生徒です。
また、大人たちが「こんな子たちと一緒に働きたい」、
「この子たちなら将来を託せる」と、
つい思ってしまうような生徒たちを輩出していきたいですし、
そういう卒塾生候補の子たちと、
新しく出会えるのが、楽しみです^^
ごんぼっち
2024年06月19日
かほく市グルメ散歩@
2024年06月11日
中学で子どもの成績を観る際の注意点
今晩は、本日も粛々。
全国の塾長さんたちと情報交換していた際に、
最近、定期テスト前のワークですらやらない生徒たちがいる
という話を聞いて、
まさかと思って中学生たちにヒアリングしてみました。
定期テストのワークを「提出用答え丸写し・自分でやる用は真っ白」という生徒が、
生徒たちの体感では、3割程度はいるとのことです。
体感ですから、真に受けるわけにはいかないのですが、
保護者の方が中学校の頃を考えると、信じられない状態の生徒が、
ある程度いるというくらいの認識でいいと思います。
確かに、某中学校で、中1の春休みの宿題を全部やっていない生徒を、
呼び出してきちんと最後までやらせるという、しっかりした取り組みをするところがあるのですが、
毎年、3割程度、残される生徒がいるそうです。
酷い年は半分以上。
つまり、小学校で「宿題をやってくる」という癖すら、
身に付けていないということです。
そして「宿題はマスト」ということすら徹底できないご家庭があるということです。
そうなると、保護者の世代からすると、
「周りの生徒の状況をみて、自分のペースを上げ下げする」とか、
「テストの平均点から自分の点数がどれくらいかによって実力を推測する」、
「学年順位で、志望校の目安にする」、
といったことをしてきたと思いますが、それが通用しないということでもあります。
学年の3割程度が「テストや学習という土俵にすら立っていない」という状態かもしれない、
ということです。
例えば、学年100名だとすれば、
★下30%を考えないようにして、
実質70名の中での順位だと考えていいかもしれません。
実際のところどうなのか?というのは、
学校のテストの度数分布表が、
きれいなふたこぶらくだになっていたり、
平均より下に大きな山があるひとこぶらくだになっていると、
その可能性があります。
ですので、よく学校の先生がテストの後にぼやいている、
「もっと平均点が高くなるように作ったつもりなんだけどなぁ」という感想は、
その「勉強の土俵にすら立っていない生徒たち」が、
統計上のノイズ(母集団に入れてはいけないデータ)として作用したのかもしれません。
とはいえ、この状況、私はあまりネガティブに捉えてはいません。
周囲がアテにならないということは、
★自分で課題を発見し、
自分で取り組んでいくことの重要性が増した
ということだと思うのです。
そして、学校やクラスという小さな母集団のテストではなく、
★小中学校から全国という母集団のテストを受ける意味が高くなった
ということでもあります。
周囲のペースみたいな、同調圧力を気にせず、
目線が上がった子ほど、のびのびと学力と知的好奇心を伸ばせるような、
時代になってきたということだと思うのです。
そういう生徒や保護者に、
寺子屋は力になりたいのです。
ごんぼっち
2024年04月05日
国語を伸ばすコツ
今晩は、本日も粛々。
春期講習がいよいよ佳境にきました。
普段の夏期講習・冬期講習は、中学生向けに読解・記述特訓をやっています。
石川県でやっている寺子屋は国語専門塾をうたってはいませんが、
講習会みたいに、
毎日取り組んでいるときにやった方が効果的な内容と、
通常授業みたいに、
1週間間隔があいた方が効果的な内容と、
2種類あります。
国語は毎日取り組んだ方が効果的な場合があるので、
そういうときは講習会で実施するようにしています。
春期講習では国文法特訓と要約特訓を1年おきにやっています。
国文法は石川県の高校入試で、多くて4点。
文章の要約が直接問われることはほとんどありません。
ですが、
入試に出ないからといって、これらをほったらかしにしておくと、
大きな弱点を背負ってしまいます。
国語に限らず、生徒やお子さんについ言っちゃいますよね。
「ちゃんと読め」
って。
ちゃんと読むために、どうしたらいいかわかりますか?
寺子屋は国語で知られるようになったっぽいのですが、
私は国語を教えるのは比較的得意なほうですが、
一番ではありません。
その私ですら、
生徒の状況次第でいくつか方策が思いつきます。
「ちゃんと読め」に直接つながらなくても、
間接的につながるもの。
これが国文法と要約なんです。
テスト対策、入試対策ばかりやっていると、
大事な力が抜け落ちてしまう、典型的な事例です。
こういうところに力を割ける塾って、
なかなかないと思います。
いえ、他が何をやっているか知らないので、テキトーに言いました(笑)。
ごんぼっち