2023年09月07日
子どもを知的にするのは誰か?
今晩は、本日も粛々。
今年冬〜春にたくさん生徒が来たので、
夏の募集は、いつもの3分の2くらいしかやりませんでした。
彼らがちょっと成長して少し安心できるようになった(かもしれないw)
ので、
やっと大々的に募集します。
年長さんは満席(以降増席はできない見込みです)で、
中3は募集終了しております。
なお高校生は一般から受付しておりません。
寺子屋は生徒の知的好奇心を伸ばすことを目的とした塾です。
ですが、自然と成績という数字は付いてきます。
成績アップと知的好奇心を伸ばす。
どちらが難しいと問われれば、おそらく後者だとお答えになると思います。
成績アップだけなら、そんなに難しくはありません。
成績アップしていけば、知的好奇心も自然に芽生えると思っていた時期がありました。
しかし、成績アップにだけ目が行くようになり、
それ以降世の中や人間に対して関心が芽生えることはなく、
むしろ、点数や成績のために、世の中や人間を、数字に関係が無いと軽視するケースすら、
ありました。
これは私のせいだと、未だに痛切に反省しています。
そこで成績:3〜4、知的好奇心:6〜7くらいの割合に変えるようにしました。
すると成績も、高校進学実績も、大学進学実績も、
みるみる良くなっていきました。
成績という目標にとらわれ過ぎていたんですね。
で、知的好奇心を育む方が難しいとはどなたも賛成すると思うのですが、
しかしながら、
成績アップと、知的好奇心を育むこと、
保護者や指導者といった周囲にいる大人にとってどちらが難しいですか?となると、
なぜか、成績アップが難しくて、
知的好奇心は、
周囲の大人が関わらなくても、勝手に好きになるものだと思われるケースが多いようです。
私たちが子供の頃、好きな科目があった人もおいでると思いますが、
周囲の大人の影響なしに、好きになったという方は、
ごく一部だろうと思います。
こういう認識のズレがあるのですが、
そこにどうしてもメスを入れたいというのが、
生徒自身に、保護者の方にも、そういう観点でアプローチするのが、
寺子屋です。
ごんぼっち
2023年09月05日
募集再開
今晩は、本日も粛々。
夏期講習を通じて、小中学生の勉強の意識がかなり上向きになりました。
寺子屋は、あくまで寺子屋生が知的好奇心を持ったり、
勉強の習慣が変わってきたり、
そこを何より大事に考えていますので、
内部が固まっていない時期はあまり積極的に募集活動をしません。
夏期講習で、高学年〜中2生は、
高学年:理社+テラプリ(という名前のプリント演習)
中1・中2生:国語テキスト1冊+理科+テラプリ
を実施しました。
夏期講習で高学年〜中2で、平均400枚くらいのプリント演習をできました。
つまりこれくらい

あ、ペットボトルは、
分量がわかりやすい、比較対象用です(笑)。
これを「自分なりにきちんと計画を立てて進めていける」ことを、
中3の受験を迎える前にする、大事な下ごしらえです。
つまり、
ある程度の量を
期限までに、
ある程度の完成度で、
自力で仕上げることができるか?
という力です。
その過程で、学校の宿題や遊ぶことも含めて、計画的に行動するという力を含みます。
もちろん、全員が全員、毎回、やり切れるわけではありません。
その場合も、どこが悪かったかを反省し、
失敗を取り返そうと努力することを大事に考えます。
計画的に行動する力+自分の責任を自覚し行動に変える力
これが寺子屋生が優秀だと周辺小中学校から言ってもらえる、
ひとつの要因だと、勝手に思っています(笑)。
成績という数字だけでなく、
こういう力を持っていれば、
学歴の格に合う生徒に育っていくと思うのです。
賢い生徒は、寺子屋には最初っからいません。
賢い子に、立派な子に育った生徒は、たくさんいます。
現在、年長さんが満席で、中3は募集終了しています。
それ以外の学年は、
がんがん募集いたします。
ごんぼっち
2023年07月29日
当たり前を身に付けるステップ
今日は、本日も粛々と夏期講習。
成績優秀な子って、
@長時間机に向かえる
A言われたことはちゃんとやろうとする
B習ったことは次回までに覚えてくる
C直したり覚えたりする際に、工夫することができる
決して異能の持ち主じゃないです。
「当たり前」のことです。
その「当たり前」を舐めてかかるから、
成績ごときでつまづくんです。
小学生の社会で、
「授業で教わる内容を知らなかったとしても全然構わない
その代わり、授業で教えた内容はしっかり復習して、
答えられなかったら、めっちゃ怒るよ?」
と事前に通告してありました。
さて、今それで復習内容を答えてもらっているのですが、
出てこない、出てこない(笑)。
ノート見てもいいから、きちんと答えられるまで、
全員待たせます。
A言われたことはちゃんとやろうとする
B習ったことは次回までに覚えてくる
これを身に付けてもらっているわけです。
こういうところで甘やかさないから、
寺子屋生は優秀なんです。
ごんぼっち
2023年07月18日
受験国語は、普通の国語とは違う・・・?
今晩は、本日も粛々。
夏になると受験関係の記事も多くなってきて、
一応目を通してみるのですが、
国語関係は本当に面白いものが多くて、
毎度パソコンやiPadの前で、崩れ落ちて笑っています。
今回は某大手新聞社系統のニュースサイトで、
中学校受験のプロと銘打った人の記事です。
NGワードってありますよね、
これ言った瞬間にアウト!ってやつ。
国語でいうNGワード的なことを述べてみましょうか。
ちなみに国語NGワード界のトップofトップ、
国語を上げるには本を読め!
についてはもう書いてあります。
「受験国語は問題作成者の意図に通りに答えるもので、
一般的な読解力と別物です」
なんなんでしょうね、こんなことを言う人。
確かに、質問によって誘導がなされることはあります。
(例えば、「端的に答えよ」→まとめてある部分から探してね、のように)
しかし、他の科目でもそういうような条件はたくさん付きますが、
社会や理科の記述問題は、一般的な知識じゃなく、
問題作成者の意図に答えなくてはいけない、別物の科目です、
なんて言いますか?
受験国語と一般的な読解力は、そう大差はありません。
ただ、受験英語は「作品の一部分だけで全てを判断しろ」というルールがあるだけです。
それが入試問題で必ず書いてある、
次の文章を読んで、あとの問いに答えよ
(=次の文章内に書かれていないことは無効)
という断り書きです。
よく作家が自分の作品が入試に取り上げられたので解いてみたら、
作者なのに満点が取れなかったという話がありますが、
当然だと思います。
作家は物語全体や、場合によっては他の作品とも連続して考えていますが、
入試問題はごく数ページだけで判断できることしか書けません。
答えが違ってくるのは当然です。
ちなみに今共通テストで、複数のテキストを読んで答えるなんて問題が出ていて、
今までの受験国語しかやってこなかった子たちは、
難しくなった!なんて悲鳴を上げているようなのですが、
関連する複数テキストを読むなんて、
一般的な読解力では当たり前のことです。
(他にも、一部じゃなくて全部読んでみるも「当たり前」のひとつですね)
一部で完結してしまう受験国語に慣れてしまうことが、
受験国語ですら点数を取れないことに直結してしまう事態になってすらいます。
笑えないくらいの落とし穴ですね。
受験なんて、「その学問で大事」と言われていることをちゃんとやっていれば、
普通に点数が付いてくるものです。
点数を取る用の特別なことをするから、
かえって頭が悪くなっていくんだと思うのです。
ごんぼっち
2023年07月09日
学力なんかより、点数が欲しい

本日入ったチラシです。
おはようございます、本日も粛々。
Twitterで、かなり前に、
受験生の保護者っぽい方のツイートで、
学力は要らないから、
点数が欲しい
とありました。
まぁ、保護者の方からすると、偽らざる本音のひとつだと思います。
例えば、
モテたいけれども、ダイエットはしたくないとか、
スキルを上げて給料は増やしたいけど、努力するのは嫌とか、
そういう話ってよくあるもので、
それを問題が解決しないから、ダメな考えだと
斬って捨てるのは簡単なのですが、
ちょっと違う視点を持ってみようと思います。
生徒に指示を出して、ちゃんと守ってくれるのは、体感1割〜2割です。
だいたいいろいろな塾の先生から平均を取ると、
10%くらい。
上位10%は偏差値に換算すると、62〜3ほどで、
高校受験になぞらえると、
泉丘ギリギリ合格するかも、落ちるかもライン
二水合格ラインです。
みんながつい避けたがる、
大事だとは思いつつも、つい後回しにしてしまうことを、
ちゃんとできるようになるだけで、
高校入試で擬えると、トップから二番手校レベルになります。
そう考えると、受験って簡単ですね。
そんなもののために、小中学校の多くの時間を割くくらいなら、
ついでにもっと内容を深めて、
「受験をかっこよく・余裕で乗り切る」
という目標を立ててもいいと思うのです。
え?贅沢な目標?
おそらく世の中の大多数がそう思うと思います。
だから、この目標に本気で取り組むだけで、
自然に結果はついてきます。
寺子屋本楽寺進学実績
これくらいじゃダメでしょうか?(笑)
ごんぼっち