2023年01月02日

2023年になりました。


あけました、本年も粛々。



受験生がいるので、「おめでとう」はまだ言いません

(相変わらず新年から嫌な奴)



今年はいい年になります。



なぜなら、今年もいい年にすると決めたからです。



ですから、いい年に決めた人にとって大事なのは、

去年よりいい年にするかどうかより、



今の時点で想定している「いい年」を、

どうやって超えるかどうか、でしかありません。



決断を恐れる人は、

決断した後に自由度が少なくなると考えるようなのです。

なぜなら、

決断した内容に届かなかったらどうしよう、

決断した内容に収まるように無理しちゃうからなのではないかと、

私は思うのです。



ですので、決断した後に、

決断した内容をいかに超えるか、と考えていく方が、

自由度が高くなると思ってしまうのです。



今年は、寺子屋がまた一段進化する年です。

例年どおりで言えば、新中1生・新中3生向けに春からキメます。

それから寺子屋が大得意な国語で、面白い試みをやります。

そして、小学生向けに、寺子屋が誇る「知の三部作」の一つが創設されます。



さらに妻は、

2月に上野の森美術館、

3月〜4月にルーヴル美術館に出展します。



今、わくわくしている今年の想定を、

いかに超えて行けるのか?

ということを考えています。



ごんぼっち
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2022年10月11日

打てば響く


今晩は、本日も粛々。



県外難関校を受ける生徒と初授業しまして、

授業していて楽しかったです。

「打てば響く」というのが、

ぴったりの子でした。



ただね、思うのですが、

20年くらい前でしたら、

こういう打てば響くタイプの生徒は、

金大附属・泉丘・二水くらいまでは何人もいたのです。



その子の得意な一科目くらいでしたら、

もっとたくさんいました。



全体の生徒数が少なくなって、

分母は減っているぶん、絶対数は減っているかもしれませんが、

時代によって生徒の賢さに、

そんなに大きな差があるわけではありません。

当たり前ですが。



私はそういう子を寺子屋で育てたいと思っているのですが、

「打てば響く」の元って、

シンプルに、

どれだけ勉強の向き合った、なんですよね。



ごんぼっち
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2022年09月16日

読書的な何やら


今晩は、本日も粛々。



新石川県立図書館で、講演することになりそうです。

おしゃれでSNSでよく話題になっている、あそこです。

ついでに蔵書の良し悪しも観てこようかなぁと。



まぁ、前々から講演の話はあったのですが、

せっかく二〜三千くらいの良書を抱えていますので、

何かお力になれればなぁと思います。



そう考えていたら、

読書系の授業って、一回やってみたいなぁと。

それでちょっともにょもにょと、

思案しています。



そうして考えていたら、

夏休みは兵庫県の塾さんと、映画で授業をやってみて、

大好評でした。

私も新しい感性を目の当たりにして、

こちらでもちょっともにょっています。



まぁ結局、

本当の意味で賢くなってもらうにはどうしたらいいか、

と考えると、

こういうところに種蒔きをしないと、

ほんとに少しでいいのですがね、

テストでしか力を発揮できない、

歪な高学歴を量産することになってしまうわけです。



ごんぼっち
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2022年09月14日

金大附属や泉丘ほど、「無駄な」時間と勉強って大事です。


今晩は、本日も粛々。



高校ハイレベル現代文の授業で、

私の世代のアイドル、キンキンこと阿部謹也先生の主著、

『「世間」とは何か』が登場したので、

二週に亘って解説していました。



今回はその内容を深く掘り下げるため、

夏目漱石『私の個人主義』を扱いました。



勉強にはいろんなステップがあるのですが、

ひとつは勉強の仕組みと、労働や法律に基づいて実行する仕組みと似ているので、

役に立ちやすいというステップ。

事実は事実なのですが、

目の前の人参ですので、とても初歩的なステップではあります。



二番目のステップとしては、

自分がうきうきと生きるためのヒントを探すための勉強という側面。

今日はこちらをお話ししてみました。



計画的に勉強したり、

PDCAサイクルを回すように合理的に日常生活を送ったりしていると、

物事はスムーズに動くのですが、

自分の中に閉塞感みたいなものは溜まりやすくなってしまい、

なんだかなぁ、という感じになりやすいもので、

そういうときに大切なのが、

自分を耕すみたいな行動だったり、

大して役には立たない原初的な衝動を満たす行動だったりするわけです。



そういうのも勉強からちゃんと得られるところが、

学問のすごいところなのですが、

残念ながら「受験に間に合わせる」というもののために、

なかなか取り扱ってはもらえないわけです。



そういう風潮に、

アンチテーゼをぶつけたい気持ちは、

とてもあります。



私はそういうときに、国語を使ってやることが多いので、

寺子屋は小中高と国語重視という方針を、

採っています。



ですから、国語というより、

学問の基本をやる授業みたいなものです。

受験勉強はそこから生えた、

枝葉のひとつというイメージです。



ごんぼっち
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2022年08月26日

自学力の途中経過


今晩は、本日も粛々。



高2生がいい感じっぽいです。

小・中学生の時に自学力の基礎をしっかり固められたのは、

大きいなぁと、改めて思います。



学校10番前後が3名、

真ん中より上くらいが2名、

まぁ、心配なところは全員に関してそれぞれあるのですが(笑)、



・学校の課題を計画的にする

・自分で学校課題を深める

・自分で先取りをする

・進路について調べる

・プラスアルファの勉強をやる



この5つについて、

その子その子の状況に応じて、

うまいことやれています。



いや、私から言いたいことは山ほどあるのですが(二度目)、



それに付随する「当たり前の事柄」も、

ほぼ何も言わなくても、

できるようになってきています。



もちろん、問題なしに順調にここまで歩んできた生徒は、

一人もいません。

楽してこんな状態になるほど、

私も、生徒たちも賢くはありません。



最初から成績優秀だった子は一人もいません。

一番成績が良い子でも、

最初は偏差値60をちょっと超えるくらいでした。

上位10%ほどですので、

私からすると平均以下くらい。

ごく普通の小中学生がここまで成長したわけです。



天才ではありませんでしたが、

問題外でもありませんでした。



普通に、

失敗だらけで、

その都度立ち直って、

を繰り返してきた子たちばかりです。



こんな状態に高校生から入塾して持っていくことは、

私にはちょっと不可能なのです。

小中学生から、私も生徒も、試行錯誤を積み重ねて、

ようやくできるかできないか、

そうやって大切に育てていきたいのです。



ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 01:24| Comment(0) | 寺子屋について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする