2019年01月31日
職人魂を具体化する
今晩は、本日も粛々。
とてもお世話になったショットバー閉店しちゃうそうで、
独立時期も半年違いの同年、
年も1つ違いで、
思い入れが強いお店だっただけに、
やはり飲食店の世界は厳しいなと、
いろいろと考えさせられました。
お酒は好きですが、あまり飲めません(笑)。
味も詳しいわけではありませんが、
個人的な感想では、石川県ナンバーワンです。
そのレベルで、10年持ちませんでした。
そういえばかつて、
経営者たちの前で講演を頼まれた時に、
お話ししたテーマは、
「職人技を、いかに分からない人にも届けるか」でした。
塾も職人技ですので、
職人技以外のひと手間をどれだけできるかによって、
浮沈が決まると言っても、過言ではありません。
まぁ、
職人技以外で流行っている塾の方が多いですし、
とりあえず勉強する場に、子どもが行けば満足、
テストの点数さえ取れれば満足というニーズもありますので、
職人技を持っている塾じゃないといけないと言うつもりはありません。
ただ、職人技を持っている人ほど、
そういうちょっとしたひと手間の大切さに気付かない、
または邪道と切り捨てるがために、
苦しんでいる方が多いのも事実です。
このバーもそういうところが垣間見れて、
とても心配していました。
まぁ、四十代はまだまだ壁に当たって挫ける年じゃありません。
捲土重来を楽しみに、
ファンは信じて待とうと思います。
ごんぼっち
2018年09月29日
矜恃
今晩は、本日も粛々。
知のスレッジハンマー、国文学者佐谷先生の講演会、
保護者が参加希望の方がおいでましたら、メールにてお知らせください。
さて、
新潮45という雑誌が休刊という騒ぎになりました。
出版社の良心みたいな部分を見ることができて、
少しほっとした出来事でした。
あまりにも程度が低い特集に対して、
出版社内部の人が、特集に批判的なツイートを、公式ツイッターでリツイート、
新潮社社長が特別にコメント、
どれも出版社の良心を感じる出来事でした。
一方で、
売れない雑誌は生き残りをかけて、
歴史修正主義や、
「右翼」ビジネスに手を染める有様をみていて、
やるせない気持ちになります。
そして、
程度の低い言論に対して、
きちんと各地から抵抗が出た点に関しても、
昨今の言論状況から考えて、
とてもいい傾向だと思ってみていました。
現代の学生たちが、
そういう言論人の心意気を感じる機会になってくれれば、
もっと嬉しいです。
ごんぼっち
2018年07月28日
キャリア教育への考え方
今晩は、本日も粛々。
今日、TEDというプレゼンテーションで有名になった、
植松努さんが金沢で講演をしたそうです。
私も好きで、
時々生徒に見せています。
もうひとつよく見せているのが、
スティーブ・ジョブズさんが、
スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチです。
その中で、
点と点が繋がるという話があります。
将来、クリエイティブな仕事は、
何が繋がるかはわからない、
過去に一生懸命に取り組んだものだけが、
将来に繋がる可能性がある、、、
みたいな内容です。
最近、キャリア教育では、
早く職業のことを調べ、
自分のやりたいことを見つけようというのが多いです。
調べるのは大賛成です。
一方で、将来の進路を決めて、
そこから逆算的に目標を立てるというのは、
クリエイティブではないなぁと常日頃思っています。
クリエイティブを必要としない仕事も多いので、
それはいいんです。
加えて、
クリエイティブな仕事を現在している人で、
何パーセントくらいが、逆算的に考えてその仕事に辿り着いたのでしょうか。
そして、何パーセントくらいが、逆算的に考えて進路を選べば良かったと、
後悔しているのでしょうか。
それより、
夢中になって取り組むもののなかに、
勉強が少なくともひとつ入っていて、
それが点数を追いかけるハマり方以上のものに、
軌道を修正する、
そちらの方がとても大切だと思います。
ごんぼっち
2018年07月04日
壁にぶつかったとき
2018年06月12日
なんだかんだですごい。

発売中のクラビズムに、もきゅっと寺子屋登場です。
6月20日発売の次号にも登場します。
今晩は、本日も粛々。
知のスレッジハンマー、
なんと参加者が40名近くになりました。
メールが届いていない保護者の方がおりましたら、
お問い合わせください。
事前質問は間に合わないかもですが、
席はご用意いたします。
今日の授業では、
米朝首脳会談がいかに歴史的か、という話も少し触れましたが、
学年が上のほうなので、
もうひとつ大きな話題になっていることにも触れました。
https://www.youtube.com/watch?v=VYOjWnS4cMY
Childish Gambino - This Is America (Official Video)
まずね、
スターウォーズに出るような役者(ドナルド・グローヴァ)が、
グラミー賞受賞ミュージシャン(チャイルディッシュ・ガンビーノ)というのも
すごいですが、
政治的なメッセージを含んだ曲が、
ヒットチャート1位になるというのもすごい。
アメリカ自体はとても病理が大きい国ですし、
複雑な感情を、個人的にも持ってしまう国なのですが、
こういうところは、
どうにもこうにもすごいなと思います。
歌詞もPVもそうなのですが、
観る人によっていろいろな解釈が成り立つような作り方も、
最近の「わかりやすさ重視」「わかりやすいストーリー」ばかりのエンターテイメントにあって、
挑発的ですし、
PVを作ったヒロ・ムライ(翼をくださいの作曲家、村井邦彦の息子)の映像も
彼らしくてとてもよい。
もうね、
この「なんだかなぁ」感。
悔しいくらいすっきりするんだけど、
音楽が止まるともやもやする。
まったくもー。
ごんぼっち