2020年10月25日
奴隷根性
今日は、本日も粛々。
高校生で使っている長文・構文のテキストで、
「現代は仕事を給与で評価されることが多いが、
それは現代版の奴隷である」
という英文がありました。
だとすれば、
就職の良さや学歴だけで指導してしまうと、
奴隷斡旋業者みたいな感じですか(笑)。
飯を食えなかったらどうするのか?
そのとおりです。
では飯を食えるようになってどうするのですか?
つまり、典型的な、
必要条件と十分条件のどちらにスポットライトを当てるか問題です。
勉強でも、
特に数学なんてそうなんですけどね、
東大に受かる子がやっている「数学」勉強のコツ
中学校から勉強を頑張り始めた子が厄介なのは、
公式主義からなかなか抜け出せないことです。
東大に生徒を合格させるのが至上命題になっていたりすると、
とりあえず志望校を東大にしとけ、
何があっても東大目指せ、
なんて頓珍漢なことを言わざるを得なくなります。
昨今の、簡単すぎる東大の入試問題をみて、
東大をそれだけ有難がるのも不思議ではありますが、
で、東大に行ってどうすんの?
って感じですね。
ごんぼっち
2020年08月10日
先進国一勉強しない、日本の社会人
今晩は、本日も粛々。
先進国一、勉強しない日本の会社員に明日はあるのか?(Newspicks)
ちょっと昔の記事ですが、
日本の社会人の平均勉強時間は6分だそうです。
6分勉強するなんて、
逆に難しいですから(笑)、
圧倒的多数の0分という人と、
わずかな1日1時間以上みたいな人に大きく分かれて、
平均が出されたのだと推測できます。
そして日本は労働生産性の低さでは、
先進国最下位を譲ったことがありません。
私はこういう業界にいますので、
受験勉強をその場の得点稼ぎにしないことで、
受験という瞬間最大風速だけ頑張ればいいという、
ダメな大人を育ててしまうのではなく、
こういう風潮に抗いたいと、
つい考えてしまいます。
ごんぼっち
2020年04月16日
ゲーム廃人だってさ
今晩は、本日も粛々。
オンライン授業をしていて、
生徒たちに、周りの友達はどう?って聞くと、
一日中ゲームをしているって人が多いこと多いこと。
させる保護者も保護者ですがね。
ルールを決めて、
意地でもそれを守らせる。
どんなことがあっても、例外は認めない。
しつこくチェックをする。
それだけなのですがね。
根負けしたら、
それこそ負けですよ。
ただ、嬉しいことに、
本を読んだり、
何らかの中継手段で友達と勉強したり、
という話も聞いていますので、
捨てたもんじゃないな^^
とも思っています。
それにしても頑張っている子たちは、
すごい勢いで課題を終わらせていきます。
まさに、
よく学び、よく遊ぶ。
ごんぼっち
2020年03月10日
「格に合う」と書いて合格
今晩は、本日も粛々。
今年も東大、
今度は文Uの合格が出ました。
金沢にあるわけでも、
大手塾ってわけでもありません。
かほく市にあって、
金沢・津幡・内灘・能登からも来てくれる生徒がいるというだけの、
小さな小さな塾です。
でも、二年連続東大合格がでました。
まぁ、こういうこともあります(笑)。
知的好奇心という意味では、
当初から抜群の素質を持っていましたが、
なぜかそれを伸ばそうという先生に会えていなかった印象です。
まぁ、
自分から求めに行かないという性格もあったかもしれません。
たまに質問することも、
どうやったら問題が解けるか、
ばかりだった子が、
ムハンマド・ユヌス自伝を手に取るようになり、
ファクトフルネスが面白くてしょうがないと言うようになり、
教養現代文で目をキラキラ輝かせるようになりました。
その子が、
初めて基礎学力を徹底的に身に付けようと、
踏ん張るようになりました。
そして、
東大でこんなことを勉強したい、
それはきっちり持っていました。
手ごたえはなかったそうです。
前期受験後も常に暗い顔をしていました。
でも、
経済学部志望ですから、
数Vの行列や、
受験直前は読みたくても読めなかった本たちを読んでいました。
東大に合格したから、あとはハッピー。
受験が終わったら何もしない。
大学受験をゴールに意識付けされた、
受験マシーンたちとは違います。
去年の東大合格者と同じく、
東大だから嬉しいのではないのです。
東大の「格に合う」生徒を送り出すことができて、
嬉しいのです。
絶対に落ちる要素はないと確信していたにも関わらず、
あまりに本人が落ち込んでいるので、
確信が揺らぎつつありましたので、
こんなにほっとした合格連絡は、
初めてかもしれません(苦笑)。
ごんぼっち
2020年01月14日
芸術と勉強はそっくり
今晩は、本日も粛々。
妻から話を聞くと、
つくづく勉強と芸術はそっくりだと思います。
そのお話は何度かブログで取り上げましたが、
今回京都の勉強会でピアノの先生兼塾の先生にお会いして、
やはり同じ事をおっしゃっていました。
曰く、
ピアノのリズムを取れない生徒が出てきている。
分数が理解できないから、と。
純粋に分数がわからないケースと、
ペーパーテストでは出来ても音楽に活用できていないケースと、
ふたつあるのだと思います。
そういえば、
鉛筆の持ちかた矯正用の道具が小学校で配られていて、
その器具に合わせるようにして、
皆同じように持ち方がおかしくなるということも聞きました。
鉛筆の持ちかたが悪い子ほど、
丸い鉛筆やシャーペンを使っています、
世の中が便利で高度になるほど、
基本が疎かになりがちです。
あ、そういえば、
県外出張にあとはなるべくお土産を買ってきているのですが、
今回のは、これです。

(笑)
ごんぼっち