2023年09月08日
夏期講習結果
今晩は、本日も粛々。
今年の春ぶりに大々的に生徒を募集します。
年長さんは満席(以降増席はできない見込みです)で、
中3は募集終了しております。
なお高校生は一般から受付しておりません。
HPのお問い合わせフォームからどうぞ。
夏休み明け学力テストの採点が終わりまして、
中3は平均で30点ほど、上がっていまして、
さすが200時間以上頑張っただけはありますね。
毎度毎度言いますが、
点数が上がったこと自体より、
その子の自学力がアップしたり、今までより取り組みが進歩する方が大事です。
ですんで、450点以上の生徒が、
前と大して点数が変わらない場合も、
前回に感じていた課題が解決していれば良しですし、
課題がかわっていなければ、いいテストじゃなかったということです。
今回、四回目の講習で、初めてちゃんと取り組んだ(笑)生徒は、
100点近く(正確には4科目で95点)アップしていました。
点数が自信になって、日頃の取り組み方が変われば良し、
もし調子に乗って元に戻れば悪し。
寺子屋は講習が基本毎日です(高学年以上)。
毎日ということは、今までの「習慣」をごっそり変えるチャンスです。
点数アップだけを考えるなら、
毎日やる必要はありませんし、
私たちも楽で、助かります(笑)。
しかしながら、
その子が点数に見合った生徒に育てば、
数字は勝手についてくると信じ、
その子の学習姿勢や、勉強に対する考え方を伸ばそうとすると、
どうしても手を抜きたくないんです。
ごんぼっち
2023年09月05日
募集再開
今晩は、本日も粛々。
夏期講習を通じて、小中学生の勉強の意識がかなり上向きになりました。
寺子屋は、あくまで寺子屋生が知的好奇心を持ったり、
勉強の習慣が変わってきたり、
そこを何より大事に考えていますので、
内部が固まっていない時期はあまり積極的に募集活動をしません。
夏期講習で、高学年〜中2生は、
高学年:理社+テラプリ(という名前のプリント演習)
中1・中2生:国語テキスト1冊+理科+テラプリ
を実施しました。
夏期講習で高学年〜中2で、平均400枚くらいのプリント演習をできました。
つまりこれくらい

あ、ペットボトルは、
分量がわかりやすい、比較対象用です(笑)。
これを「自分なりにきちんと計画を立てて進めていける」ことを、
中3の受験を迎える前にする、大事な下ごしらえです。
つまり、
ある程度の量を
期限までに、
ある程度の完成度で、
自力で仕上げることができるか?
という力です。
その過程で、学校の宿題や遊ぶことも含めて、計画的に行動するという力を含みます。
もちろん、全員が全員、毎回、やり切れるわけではありません。
その場合も、どこが悪かったかを反省し、
失敗を取り返そうと努力することを大事に考えます。
計画的に行動する力+自分の責任を自覚し行動に変える力
これが寺子屋生が優秀だと周辺小中学校から言ってもらえる、
ひとつの要因だと、勝手に思っています(笑)。
成績という数字だけでなく、
こういう力を持っていれば、
学歴の格に合う生徒に育っていくと思うのです。
賢い生徒は、寺子屋には最初っからいません。
賢い子に、立派な子に育った生徒は、たくさんいます。
現在、年長さんが満席で、中3は募集終了しています。
それ以外の学年は、
がんがん募集いたします。
ごんぼっち
2023年07月06日
【お知らせ】中3生の募集について
今晩は、本日も粛々。
いつもでしたら、中3は6月末で募集を締め切るのですが、
今年は業者さんを変えた都合で、
チラシが入るのが遅くなったため、
一応7月20日まで募集とします。
附属・泉丘などなどに、
合格するだけじゃなく、
合格にふさわしい生徒になりたい方を
お待ちしております。
今年も中3は、附属・泉丘志望が過半数です。
今のところ。
石川県の最上位は、校風によって選択可能になってきましたね。
探究+自学型の金大附属と、
予備校・管理型の泉丘と。
何にせよ、似たような方向性ばかりより、
カラーがはっきりしている方がいいと思います。
ごんぼっち
2023年05月18日
【中学生】成績トップの子の親がしていること
おはようございます、本日も粛々。
![指導歴25年超&“生の声”で実証! [中学生]成績トップの子の親がしていること - 國立拓治](https://m.media-amazon.com/images/I/51ub8nzVmNL._SL500_.jpg)
指導歴25年超&“生の声”で実証! [中学生]成績トップの子の親がしていること - 國立拓治
を著者謹呈いただきました。
成績上位5%に入っていた中学生の保護者へのアンケートを元に、
愛知県の國立先生が書かれた本です。
岡本塾や進学塾サンライズなどと並んで、
もう20年近くの友人で、
人気著作作家と呼んだ方がいいような、
塾長さんですね。
この本はいちゃもん付けれないくらいいい内容だったのです。
特に
「小学生はまず国語を大切にしましょう」→そのために漢検は大事
なんて、なかなか言ってくれている本は無いですね。
しかし、普段保護者会で皆様にお話ししている内容と、異なる点もあります。
実際、私は理社も大事って言っていますしね。
それは3つの意味で、そもそも前提が異なるからです。
1つめは、
寺子屋がイメージする「中学生で到達してほしいひとつの数字」は、
偏差値70以上(上位2.3%、44人に1人くらい)です。
ここに到達できない場合、
小中学校の基礎学力が穴だらけ状態で、
勉強のし方も、相当数改善の余地がある状態です。
できれば、1科目だけでも偏差値70を超える、飛び抜けたものがあると、
いいですね。
2つめは、この書籍は中学生の保護者対象です。
寺子屋は幼児からやっているので、
常々保護者会で申しているように、
幼児・低学年時期の勉強のイメージと、中高生の勉強のイメージは真逆に近いので、
生活以外についての取り組み以外は、その前提でお話します。
3つめは、寺子屋は高校受験や成績アップを最終目標に置いていないところです。
大学入試?いえいえ、
個性や自由ではみ出していく、面白い人に育っていって欲しいだけです(笑)。
この本に書かれている内容はどれも、
当たり前に見えるかもしれませんが、寺子屋でも成績上位の子どもの保護者が、
実際に取り組んでいたことが多々あります。
ぜひ、お手を取ってみてください。
ごんぼっち
2023年04月17日
とりあえず対策だけやっておくことの弊害
今晩は、本日も粛々。
京都で幼児教育の勉強会に参加していて、
たまたま先日のブログの、
東大寺等の募集中止の件の話がでていました。
幼児・低学年をやっていて思うのですが、
年齢段階で、ある程度身に付けておかなくてはいけない事柄を、
無頓着に放置していると、
小学校や中学校に上がって壁にあたったとき、
壁には誰でもぶち当たりますし、
学生のうちは壁にぶち当たるのが仕事みたいなものですが、
どうしようもなくなるんでしょうね、
という話です。
受験勉強は一生懸命ですが、
かけ算を足し算で表現してみてごらんと言われて、
何をしていいか全くわからなくなる偏差値70の子とか、
精神的に脆い子も、
海じゃなくてプールで育ち過ぎたんでしょうね。
そういう子は、保護者がいつも課題から逃がしますから。
有名高校でも、素晴らしい入試問題に真正面に取り組むと、
ちゃんと学力が身に付くようにできているのに、
帳尻合わせ的に取り組む生徒は、
かえってコチコチの頭になって、
せっかく有名校で才能を伸ばすはずなのに、
伸び切ったゴムのように仕立て上げられるちゃうわけですよね。
何でもそうですが、
中学・高校・大学受験はきっかけでしかなくて、目標ではありません。
目標を見つけて頑張りましょうというときに、
なぜか「志望校は?」って話になりますからね、
物をもらって「ありがとう」、
教わる空間に来るのにそこの人たちに挨拶する、
こんなことが出来ないくせに、
いい成績を取っても、学歴はいいけどイマイチな大人になるに決まっています。
祖父が生前、
勉強するには資格が要るとよく言っていましたが、
年々その通りだなぁと実感します。
ごんぼっち