2022年12月28日

【金大附属・泉丘の国語】中1・中2から国語をきっちりと


今晩は、本日も粛々。



世間はワールドカップの話題でもちきりだったそうですが、

忙しくてそれどころではありませんでした。

ヒマな方が羨ましかったです。

あ、嘘です、全然羨ましくないです(笑)。



さて、冬期講習をわんさかやっています。

中1・中2は国語を徹底的にやります。



生徒たちと接していて、

国語の力の無さっぷりには、恐ろしいほどです。

寺子屋1期生(13年前)と比べてもすさまじく衰えていますし、

読解力の低下が始まったと言われる、私の世代、

まして私の両親くらいの世代と比べようものなら、

心から心配になります。



国語がしっかりできないと、

他の科目もある一定ラインから伸びなくなったり、

点取りゲーム的に鍛えるしかなくなったりするので、

中1・中2でも、

毎季節講習会のたびに、国語を特訓します。

題して、

附属・泉丘の国語。



まずは希望者制で、基礎編

附属泉丘の国語2.jpg

この子が頭を抱えているのは、

小4レベルの国語読解。

ただし普通の国語ではなく、

「ちゃんと読まないと解けない」国語です。

しかも文章は誰でも読んだことがあるはずの、

新美南吉「手ぶくろを買いに」です。



小4レベルと侮るなかれ、たくさん間違います。

でもいいんです。

そうしないと、

いかに簡単な問題のせいで、なんとなく読んで正解できていただけと、

生徒自身が実感できないです。

大人が想像している以上に「読む」という行為は、訓練が必要なんです。



もちろん、

国語本.jpg

終わった後に全文読みたい子用に、

原典は寺子屋文庫に置いてあります。



次は必修の、附属・泉丘の国語標準編。

附属泉丘の国語1.jpg


国語における書き込みは、数学では途中計算。

書き込み方や解答への道筋の立て方を、

ここまでやっているのを見たことがありますか?

それくらい、じっくりとやり込みます。



中学生は想像以上に「読んでいない」ですよ。

学校のテスト等で80点以上取っているような子たちでも、

すさまじい間違い方をします。



「読めばわかる」と簡単に言いますが、

読むという行為はかなりしっかりした訓練を、

ある程度長くやらないといけないものです。



すみません、間違えました。

正確に言いますと、中学生は想像以上に読んでいない、ではありません。



大人も含めた日本人は、

想像以上に読んでいません。




ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 21:23| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月01日

国語の危機2


今晩は、本日も粛々。



国語は個人的に今、一番テコ入れが必要な科目だと思っていますが、

残念ながらよくわかっていない人も多くて、

国語ができない原因が、



語彙力が無い



と論じているケースは、100%ど素人だと思って結構です。




で、

語彙力をつけるために、



本を読め(笑)。



学校の先生が言うならわかります。

テストの点数を上げるだけが目的じゃなくておっしゃっているでしょうから。

読書は人が生きていくために、必要な行為のひとつであって、

たかがテストの点数を上げる程度の目的にしちゃいけません。



今日日の生徒が国語ができない原因は、

語彙力どころの騒ぎじゃありませんから、

全教科の力を使って、粛々と向上に努めなければいけません。



具体的にどうやるか?

それは寺子屋式国語読解法をやってみてください。

中学生は冬期講習でまた国語をやります。

小学生は通常授業からコツコツコツコツと国語の基礎を、

積み重ねています。

うまいこといけば、

中3でセンター試験現代文8割くらいは取れるようになります。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 22:59| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月24日

国語の危機


今晩は、本日も粛々。



リビング金沢の能登版、エルズノートというフリーペーパーに、

最近コラムを書き始めました。

今回は、

国語の危機について、

しばらく書こうと思います。



国語に関しては、

大人も子供も、それこそ「ヤバい」と思います。



文字を頭の中に一旦取り入れる、

ということがまずできていないです。



ですので、それを再構成して、考えるなんてもってのほか、

という状態です。



ごんぼっち
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2020年09月18日

国語の危機


今日は、本日も粛々。



とある国語専門塾の塾長がおっしゃっていたのですが、

公立小学校・中学校で上位20%を外れる、

つまり偏差値でいいますと58〜59くらいですと、

20字以上の書き抜きができないのです。

それを生徒も保護者も「ただのミス」と認識するわけです。

当然こういう生徒は、

数学で図を書きなさいと言っても書けません。

それで上位20%前後にいるというのが脅威です。



最上位層であっても、

抜き出して一部分を変えるだけと言っているのに、

見事に別の文章に作文します。

大雑把にポイントが分かれば、細部をいい加減に扱ってしまう問題です。

背後にはもちろん、文法が不十分というのが横たわっています。

入試で4点ほどしか問われないので、

学校も塾も捨てるわけですね。

これでも附属・泉丘なら合格できます。過去問演習と対策をみっちりやれば。



前者の問題は、高等学校に行くと、

解答・解説を読めない問題に波及します。



後者の問題は、

解答解説を読めば分かったと言うようになります。

解説を読んで分からないとすれば、相当問題があるのですが(笑)、

そのレベルでも附属高校の半分前後、

泉丘高校の100番前後に入れます。

残念ながら。



この細部をしっかりとらえる問題は、

全部の科目から、いろんなアプローチをすることで解決できます。

時間はかかる場合があります、

なんせ、今までの文章や図形の認識を一気に変えるわけですから、

地道に地道に取り組んでいく必要があります。




ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 11:18| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月26日

国語特訓


今晩は、本日も粛々。



講習会恒例の国語特訓、

なぜに講習会にやるかといえば、ちゃんと理由があります。

国語は論理的思考力の科目なので、

思考を変えてもらうには、

少しでもいいから毎日やる必要があるからです。


こうやって、

附属泉丘合格のためのストーリーを積み重ねていくのです。


授業でも言っているように、

寺子屋の授業は、

1年はもちろん、

5・6年くらいはつながっている授業です。


今年の泉丘なんて、

塾にとって落とす方が難しい入試の年でしたが、

過去問による対策と模擬試験の見直しを中心に据えると、

うまくいかなくて当然。



国語が入試で合否を左右する科目になりにくいことの方が多いのですが、

国語ができると大崩れしにくいですし、

高校で理系(文系理系の区別なんてホント無意味だと思うのですが)だとしても、

国語が出来るか否かで、

挑戦できる大学の層が決まってしまいます。

そして何より、大学の勉強は国語がベースにないと太刀打ちできません。



公立高校入試程度に照準を合わせるようなことをせずに、

もっと大きなストーリーの中で高校入試を位置付ける。

といっても、

どういうストーリーが展開されているかまで分かっている人は、

塾業界には少ないかもです。



ごんぼっち


posted by ごんぼっち at 22:59| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする