2023年11月01日
寺子屋の国語を一言で言うと。。。
今晩は、本日も粛々。
本日13時から、武蔵小杉国語専門塾寺子屋、
お問い合わせ受付を開始します。
HPの問い合わせフォームか、お電話でどうぞ。
ということで、寺子屋の国語を、保護者の方にどう届くか、
うんうん考える機会が多かったのですが(笑)、
ふと、実際に受けている高3生に聞きました。
「世界の見え方がが変わり、それをどう受け止めていいかを学べる国語」
「一言で言うと、国語が楽しくなる」
「苦しんだあと、ある一点を超えるとどんと成績が上がる国語」
なんとまぁ、みんな褒めるのが上手で(笑)。
で、模擬試験や過去問で、
寺子屋の授業で聞いたことあるような話が現代文に出てくる割合って、
どんなもん?と聞いたら、
一番低い子で8割、
一番高い子で10割。
全員で口を揃えていたのが、
「文章の内容で、見聞きしたことがない内容で、面食らうことはまずない」だそうです。
初めて生徒に国語の手ごたえみたいなことを聞いてみたのですが、
意外と伝わっているもんだと思ってびっくりしました。
ごんぼっち
2023年10月28日
【武蔵小杉お問い合わせ解禁まで あと4日】鹿児島ラ・サール高合格の子のケース。
11月1日、いよいよ武蔵小杉国語専門塾寺子屋、
お問い合わせ解禁でございます。
今日は、本日も粛々。
昨年、鹿児島ラ・サール高校に合格した生徒のお話をば。
典型的な理系で、
数学・理科が大好きで、国語が苦手というタイプでした。
オンラインで、国語のみみていたのですが、
入試が近くなるにつれ、
学校の先生から「国語どうした?最近順調だな」と言われていたそうで、
私と生徒二人でにやにやしていました(笑)。
特別なことは何もやっていません。
国語はとどのつまり、
「本文の内容を理解」できれば、何を聞かれても答えられます。
「問われたことに過不足なく答える」ことができれば、丸が付きます。
ただそれだけです。
その両方のうち、私は少し重きを置いたのが、
「本文の内容の理解」です。
理数系に得意が多い子は、総じて、
「国語がなぜ本文のようなことを問題にしているのか」がわからない
というケースが多いです。
数学・理科が得意というバックボーンがあったので、
こういう授業ができたわけです。
その子にどういう授業をしたらいいか?というのは、
答案が物語っています。
ですので、最初に打ち合わせだけでなく、
答案を持ってきてもらって、細かく私が分析します。
この生徒も、もちろんまだ課題はあったのですが、
一番何とかしたかった課題については、
授業終わったあとの感想に凝縮されていました。
「国語って面白い!」
当然、点数は自動的に付いてきています。
ごんぼっち
2023年07月18日
受験国語は、普通の国語とは違う・・・?
今晩は、本日も粛々。
夏になると受験関係の記事も多くなってきて、
一応目を通してみるのですが、
国語関係は本当に面白いものが多くて、
毎度パソコンやiPadの前で、崩れ落ちて笑っています。
今回は某大手新聞社系統のニュースサイトで、
中学校受験のプロと銘打った人の記事です。
NGワードってありますよね、
これ言った瞬間にアウト!ってやつ。
国語でいうNGワード的なことを述べてみましょうか。
ちなみに国語NGワード界のトップofトップ、
国語を上げるには本を読め!
についてはもう書いてあります。
「受験国語は問題作成者の意図に通りに答えるもので、
一般的な読解力と別物です」
なんなんでしょうね、こんなことを言う人。
確かに、質問によって誘導がなされることはあります。
(例えば、「端的に答えよ」→まとめてある部分から探してね、のように)
しかし、他の科目でもそういうような条件はたくさん付きますが、
社会や理科の記述問題は、一般的な知識じゃなく、
問題作成者の意図に答えなくてはいけない、別物の科目です、
なんて言いますか?
受験国語と一般的な読解力は、そう大差はありません。
ただ、受験英語は「作品の一部分だけで全てを判断しろ」というルールがあるだけです。
それが入試問題で必ず書いてある、
次の文章を読んで、あとの問いに答えよ
(=次の文章内に書かれていないことは無効)
という断り書きです。
よく作家が自分の作品が入試に取り上げられたので解いてみたら、
作者なのに満点が取れなかったという話がありますが、
当然だと思います。
作家は物語全体や、場合によっては他の作品とも連続して考えていますが、
入試問題はごく数ページだけで判断できることしか書けません。
答えが違ってくるのは当然です。
ちなみに今共通テストで、複数のテキストを読んで答えるなんて問題が出ていて、
今までの受験国語しかやってこなかった子たちは、
難しくなった!なんて悲鳴を上げているようなのですが、
関連する複数テキストを読むなんて、
一般的な読解力では当たり前のことです。
(他にも、一部じゃなくて全部読んでみるも「当たり前」のひとつですね)
一部で完結してしまう受験国語に慣れてしまうことが、
受験国語ですら点数を取れないことに直結してしまう事態になってすらいます。
笑えないくらいの落とし穴ですね。
受験なんて、「その学問で大事」と言われていることをちゃんとやっていれば、
普通に点数が付いてくるものです。
点数を取る用の特別なことをするから、
かえって頭が悪くなっていくんだと思うのです。
ごんぼっち
2022年12月28日
【金大附属・泉丘の国語】中1・中2から国語をきっちりと
今晩は、本日も粛々。
世間はワールドカップの話題でもちきりだったそうですが、
忙しくてそれどころではありませんでした。
ヒマな方が羨ましかったです。
あ、嘘です、全然羨ましくないです(笑)。
さて、冬期講習をわんさかやっています。
中1・中2は国語を徹底的にやります。
生徒たちと接していて、
国語の力の無さっぷりには、恐ろしいほどです。
寺子屋1期生(13年前)と比べてもすさまじく衰えていますし、
読解力の低下が始まったと言われる、私の世代、
まして私の両親くらいの世代と比べようものなら、
心から心配になります。
国語がしっかりできないと、
他の科目もある一定ラインから伸びなくなったり、
点取りゲーム的に鍛えるしかなくなったりするので、
中1・中2でも、
毎季節講習会のたびに、国語を特訓します。
題して、
附属・泉丘の国語。
まずは希望者制で、基礎編
この子が頭を抱えているのは、
小4レベルの国語読解。
ただし普通の国語ではなく、
「ちゃんと読まないと解けない」国語です。
しかも文章は誰でも読んだことがあるはずの、
新美南吉「手ぶくろを買いに」です。
小4レベルと侮るなかれ、たくさん間違います。
でもいいんです。
そうしないと、
いかに簡単な問題のせいで、なんとなく読んで正解できていただけと、
生徒自身が実感できないです。
大人が想像している以上に「読む」という行為は、訓練が必要なんです。
もちろん、
終わった後に全文読みたい子用に、
原典は寺子屋文庫に置いてあります。
次は必修の、附属・泉丘の国語標準編。
国語における書き込みは、数学では途中計算。
書き込み方や解答への道筋の立て方を、
ここまでやっているのを見たことがありますか?
それくらい、じっくりとやり込みます。
中学生は想像以上に「読んでいない」ですよ。
学校のテスト等で80点以上取っているような子たちでも、
すさまじい間違い方をします。
「読めばわかる」と簡単に言いますが、
読むという行為はかなりしっかりした訓練を、
ある程度長くやらないといけないものです。
すみません、間違えました。
正確に言いますと、中学生は想像以上に読んでいない、ではありません。
大人も含めた日本人は、
想像以上に読んでいません。
ごんぼっち
2020年11月01日
国語の危機2
今晩は、本日も粛々。
国語は個人的に今、一番テコ入れが必要な科目だと思っていますが、
残念ながらよくわかっていない人も多くて、
国語ができない原因が、
語彙力が無い
と論じているケースは、100%ど素人だと思って結構です。
で、
語彙力をつけるために、
本を読め(笑)。
学校の先生が言うならわかります。
テストの点数を上げるだけが目的じゃなくておっしゃっているでしょうから。
読書は人が生きていくために、必要な行為のひとつであって、
たかがテストの点数を上げる程度の目的にしちゃいけません。
今日日の生徒が国語ができない原因は、
語彙力どころの騒ぎじゃありませんから、
全教科の力を使って、粛々と向上に努めなければいけません。
具体的にどうやるか?
それは寺子屋式国語読解法をやってみてください。
中学生は冬期講習でまた国語をやります。
小学生は通常授業からコツコツコツコツと国語の基礎を、
積み重ねています。
うまいこといけば、
中3でセンター試験現代文8割くらいは取れるようになります。
ごんぼっち