2016年11月21日

抽象への抵抗


今日は、本日も粛々。


低学年指導の勉強会や、全国の塾の先生たちと語らっていると、
個人的に時代の変化で、最も恐れている点の話になることがあります。
知人の医師は、
時々、他人への共感能力が極度に少ない、
サイコパスみたいな若い子を見かける時があると言っていて、
まさに言い得て妙。

例えば小さい事ですが、以前聞いた話。
机と机の間にカバンを置く生徒が多いので、先生が通る時危ないから置くなと、
何度注意しても、すぐ忘れて置く。
(反抗しているんではなく、忘れるというのがポイントです)
彼らに一番効果があった注意の方法は、絵で注意書きを貼ることだった。
その注意すらも、反省のような心の動きは伴っていないわけです。

学校公開に行くと、
忘れ物をしたからと、急に授業中に立ち上がって、
後ろのロッカーに荷物を取りに行く生徒。
注意しない先生、気に留めない他の生徒。
つまらない先生の授業は、こそこそではなく、堂々と大声で雑談する。
悪気があるわけじゃないんですよ、実は。
特に大声で雑談は、
私のイメージでは、クラスの大部分から嫌われている先生に対して意図的に行うものですが、
彼らは、授業がつまらなくて、先生が注意しないというだけで、
先生に対する悪意は、おそらくありません。
このくらいまでは、学校公開に行くと必ずどの中学校でも見かけるので、
おそらく日常的。

真っ正面を向いて、人の話を聞く姿勢をとっているにも関わらず、
授業中の指示を、右から左に聞き流してしまう生徒は、
目の前にいる先生が、同じ意志や感情を持つ人間で、自身の生活を賭けて生徒のために話し、
その時間を保護者が汗水垂らして働いたお金で買っていることを理解しているのでしょうか。

以前ニュースで、バカッターが話題になりました。
SNSを実名やそれに近い形で登録し、
対象が推測ではなく明らかに分かるように情報発信する。
普通に成績がいい子でもやります。
彼らは情報の取り扱いなどは、知識としては知っているにも関わらずです。
SNSがバカ発見器と言われる理由が、よく分かります。

さて、そういう子たちがどういう原因でそうなったかは、何の解決にもならないので、
触れるつもりはありません。

昔、アルバイトの研修担当をしていた頃、
医学部医学科の学生は、塾のアルバイトの志望動機として、
受験勉強を頑張ってきたので、その力が活かせるからですと言う人が多かったです。
それに対して、
あなたの能力を活かすために生徒がいるわけではない。
我々のような仕事の人が、そんな事を聴いてどう思うか考えてみなさい。
と言ってみることにしていました。
ハッと気づいて、
勉強が苦手だったのに頑張ったので、苦手な子の力になりたいとか、
勉強が好きだったので、その楽しさを伝えたい、
生活が苦しいので割りがいいバイトがしたい、必死に頑張りますなどと、
答えてくれる人もいれば、
たかがバイトにも生徒のために尽くせと言う、ブラックバイトなのではないかと、
のたまう人もいました。

本当はサイコパス的な生徒を、点数や合格だけ目指して扱ったり、
バイト志望者を、ニコニコと話を聞きながら不合格にしたり、
そうすれば角が立たないでしょう。
ですが、彼らはいつになったら自分の軽率に気づくのでしょうか。
その場では理解できずにいても、
いつか自分のしたい事に真っ正面から取り組んだ時に、
あぁ、昔の自分はバカだったと思えるようになるためには、
誰かがどこかで言わないといけない事ですし、
私たちもそうやって、
少しずつ成長してきた、いえ成長しています。

最後に、日本ではサイコパスとは、異常犯罪者のイメージですが、
この言葉の元祖たるアメリカでは、
他者への共感能力の欠如も活きるケースがある、ひとつの特性としてみています。
スティーブ・ジョブズなんて典型ですね。
彼らに特性が活きる場が見つかり、
世の中や誰かの役に立てるようになるといいなと願いつつ、
学問という抽象がもたらす功罪と向き合っていこうと思います。
私の心がへし折れない限りは。


ごんぼっち
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2016年09月26日

鏡花の世界


おはようございます、本日も粛々。


結局朝まで夜っぴいて、教育談義。
朝靄に煙る日本三景は、幽玄の世界です。



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ごんぼっち
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2016年09月25日

日本三景、松島


今日は、本日も粛々。


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東京から仙台に移動し、松島に着きました。
これから勉強会開始です。
もちろん仙台駅では、


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牛タンです。


ごんぼっち
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2016年09月07日

石破茂氏が語るシン・ゴジラ


今晩は、本日も粛々。


石破氏「シン・ゴジラは全然、リアルじゃない」
元防衛大臣が抱いた、自衛隊に防衛出動させた違和感(前編)
日経ビジネスオンライン


わかります。
私もドラマや映画を時々、現実の手続きや法体系に沿って考えることがありますので。
金八先生の残業費用を考えたり、
この撮影をするのにどんな手続きが必要だったか想像したり。

題材は何にせよ、こういう知るきっかけや、調べるきっかけは大切なものです。

そういえば最近、政治学科出身だからか、
SEALDsや鳥越さんについてどう思うかと聞かれることが多いのです。
私は輿論(よろん)と世論(せろん)を勘違いしたから、おかしな印象になったのかと思っています。
名前を忘れてしまいましたが、平沼赳夫氏らが設立した極右政党もそうですが、
ネット上で見かける意見を、輿論つまり、理性的な議論を経た民衆の合意と、
世論つまり、情緒的な共感とを勘違いしたのではないのか?と、
私はみていました。
国会中継の与野党の平行線を見ていても、同様に思います。

私も調べてみて、知らなかったことにたくさん気付いて、
認識が変わることも多いですから、
知るきっかけというのは大切であって、
議論でどっちが勝ったかとか、論破したかしないかとか、
それこそ「気持ちいいか悪いか」という情緒的な問題でしかないと思います。


                                  ごんぼっち
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2016年05月27日

世界から、世界へ


今晩は、本日も粛々。


去年寺子屋知のスレッジハンマー第2弾で来てくれた、
大月君のプロジェクトが今、海外で注目を浴びています。

海外での記事の検索結果

日本での記事

大学時代から大月君らしく、
派手に世に出ています(笑)。

この年になると、派手か地味かはともかくとして、
活躍する同級生たちが、いろんな分野ででてきて、とても面白いです。
20年〜30年後、
私が老人になっていつ引退しようか?なんて考えている頃に、
寺子屋生たちがそういう立場に立ってくれていたら、
私は泣くでしょうね。

若者は、もっと現実を見て、地に足を付けて、なんて中指を立ててください。
若者は、夢を持て!なんて、自分はどうなん?って眉唾で見てください。
リアリストは、究極のドリーマーです。

本当に夢を見ている人は、現実に対して一切目をそむけないですし、
本当に現実を考えている人は、途方も無い夢までどう近づくか?しか考えていません。

私立文系から、宇宙開発をビジネスのひとつにした後輩を見て、
つくづく思います。

                            ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 20:01| Comment(0) | 余談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする