2020年07月20日
尊敬する読書人
今晩は、本日も粛々。
昔、独立したての塾長さんに、
自ら独立しようというくせに、
年間100冊本を読むことすらしていないの?
と、私は言い放ったらしいです。
全く覚えていないのですが(笑)、
まぁこの方がその後、ちゃんと読書を積み重ね、
一番感銘を受けた本が、
サピエンス全史という、
寺子屋の高校生が感銘を受ける程度の本だったので、
もし彼が本を読まないままだったら、
かなり怖かったですね。
私は最近は忙しくて本を読む時間がなかなか取れないですが、
それでも年50冊くらいは読んでいると思います。
ほとんどが必要に迫られて、現代の教育状況や世の中の変化について。
一部趣味で読みます。
私が尊敬する読書人は何人もいますが、
一番を挙げろと言われれば、間違いなくこの方を挙げます。
生徒でも名前くらいは知っているかもしれません。
もう亡くなられて20年くらい経ちますが、
バラエティー番組やCMで活躍された、穏やかなお人柄が印象的な方です。
本業は読書とは関係が無さそうにみえます。
その本業に就かれる前は、なんとプロ野球選手です。
しかも読売巨人軍。
その後、力道山氏に入門し、
アントニオ猪木氏とともに、プロレスの一時代を築きました。
そう、
ジャイアント馬場さんです。
馬場さんは、2mを超える身長がコンプレックスで、
中学校の時から大人しい少年だったそうです。
その頃から読書が好きで、1日1冊が日課だったそうです。
亡くなったのが61歳―15歳=46年
46年×365日=16,790冊(絶句)
好きだったジャンルは歴史小説だったようですが、
テレビで共演した学者さんと、小説談義になり、通も唸るような作家をご存知だった。
面接に来た事務員が、履歴書の趣味に「読書」と記載していたので、
「読書は趣味ではない。人間が生きるために必要なことなんだよ」と諭し、
書き直させた。
なんてエピソードを知っています。
冊数が大事なのではないのです。
読書が習慣になっていて、
いい本を探し続けようとした心持ちが
とても好きなのです。
ごんぼっち
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