2019年04月29日
リハビリテーション
今晩は、本日も粛々。
アート書道アワードに行ってきました。
妻がうまいこと表現していまして、
芸術はその作家さんが全部出ちゃうから、
その裸で勝負している空間が、
とても居心地が良い
ほんとその通りで、
作家さんの葛藤や悩み、コンプレックスまで
伝わってきてしまうときがあります。
仕事をしていると、
頭脳みたいな部分ばかりを使って、
感性がおいてけぼりになってしまうことや、
生徒たちの目線でも伝わるように意識しすぎて、
自分自身がテーマにしていることがなおざりになることが、
往々にしてあります。
書道は、字を美しく書くものという、
常識から大きくはみ出たような作品なんて、
特にいいですね。
文字が持つ意味を超えて、
イメージや想いがじわーっと染みこんでくる感じです。
さて、青山でイッセイ・ミヤケで少しだけ買い物をして、
学生時代からよく通っていた中華料理屋さんへ。
寺子屋生には授業中、
寧波(ニンポー)湯団子のお話をする事があると思いますが、
そのお店です。
私の母親と同年代のマスターなんですけどね、
毎年のように新しいメニューを増やしていて、
探究心が尽きることがありません。
自分の営みを、わざわざ言葉で飾る必要はないんです。
分かる人に分かれば、それでいいんです。
誠実な仕事をしたいとわざわざ喧伝している人は、
本当に誠実でないと自分で分かっているから喧伝せずにいられないのですし、
人を貶すのは、疚しいところが自分にある時です。
私もそろそろ、塾で教えるようになって、
19年目に入ります。
マスターが独立してからの年数に、
まだ少し足りません。
こうやって心をリハビリしていくのが、
私にとっての、この期間での旅のイメージです。
ごんぼっち
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