2019年03月17日
頭が良い子
今晩は、本日も粛々。
今年も新高一恒例の、映画で授業をしています。
安定の人気で、LEONとラスト・サムライを終えました。
寺子屋開校1期生からやっているんですが、
日頃の授業のしかたや、
生徒との接し方、
生徒の採用のしかたを見直すきっかけとなったのが、
この映画で授業するときの、
生徒たちのリアクションだったかもしれません。
地頭が良い子は、やはりリアクションがいいです。
映画が好き・嫌いは、あまり関係がありません。
むしろ中学生までで映画が好きな生徒は、
あまりいませんから。
そしてその映画を気に入る・気に入らないも、
あまり関係がありません。
気に入らなくても、鋭い批判を言う子も今までいましたから。
感想みたいな文章には、
その子の知性と感性がそのまま出ます。
そういえば1期生で、ラスト・サムライを観た後、
非常に鋭い感想を書く子がいました。
その子は、勉強が好きなわけでもなく、
知的好奇心も旺盛とは言い難い子だと思っていたのですが、
結局、ラスト・サムライって、誰のことだったんですか?
なんて、思わずうーむと唸るようないい質問を書いていました。
その子が高等部に継続してくれたのも不思議でしたが(笑)、
律儀に約束を守り続け、
やりたいことをきちんと見つけ、
獨協大英語科(石川県ではメジャーではないかもですが、私立英語科では、
定評があるところのひとつ)に、
合格していきました。
それが、
映画のストーリーが全く追えない、
あらすじを言ってから観せてもわからない、
こういう生徒が一定数になったときに、
まずい、と思いました。
点数バカ、偏差値バカを育ててはいけないと。
地頭の良さを、どうやって身につけてもらうか、
それを試行錯誤すると、
自然に毎年半数前後が附属泉丘に合格するようになっていき、
上位校であればあるほど合格率も高くなっていきました。
ごんぼっち
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