2018年05月29日
消えゆく名書店
今月のクラビズムに、
にゅるっと登場しています。
教育改革と対応について、なるべく自分の言葉で平易に書きました。
今晩は、本日も粛々。
県外から本好きの友達が来ても、
自信を持ってオススメ出来る本屋さんが、かつてありました。
名鉄ブックセンター、後のリブロ
それぞれの分野に秀でた店員さんがいて、
コーナーには時代を問わず良書が並び、
初学の者にも本が探しやすく、
それでいて通好みの本も、ちょいちょい置いてあり、
美術や芸術本、洋書も多く、
21世紀美術館で有名な展覧会が来れば、企画コーナーにどんと特集、
オススメ本のポップには、店員さんが自分の言葉で熱く語られ、
それで読んでみて、いい本に出会ったこと数知れず。
独立前に5%引き優待パスポートを貰え、
一回に紙袋みっつやよっつ買うので、
毎度店長さんがエレベーターまで持ってきてくれ、
その時の嬉しそうな顔が、
いつ見ても大好きでした。
いまや、東京でもただ出版社別に並べて、
探したい本は検索機でどうぞ、
店員さんに聞いても著者はおろか、出版社すら知らない、
そういう大型書店ばかりになりました。
そういう意味で、富山市のブックスなかだは、
名鉄ブックセンターやリブロが閉店の後に見つけた本屋で、
最高峰のところでした。
近年流行りの、
ヘイト本を一切置いていないくらいの、
売れるとはいえ、根拠のない駄本を置かない気概がある
本屋すら、例外的な存在になりました。
金沢には、
うつのみや、大桑のカボス、勝木書店がかろうじて、
残っているだけいいことかもしれません。
本も人が決め手のビジネスなんだなぁと、
心底教えてくれる本屋さんに、
とても飢えています。
ちなみに寺子屋の本は、
本好きの方から、とてもいいチョイスだと、
よく言ってもらえます。
と、暗く終わるより、自慢で〆てみました(笑)
ごんぼっち
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