2015年11月24日
しっかり読めを科学する
今晩は、本日も粛々。
低学年の指導をしていて、予想外の効果に目から鱗だったことがひとつ。
小学生でも、中学生でも、
問題文をきちんと読む習慣が無い生徒が、一定数います。
うっかり読み飛ばす、、、ではなく、最初から流し読みしかしないタイプですね。
まぁ、感覚的な数字ですが、
偏差値50前後より下は、ほぼこれ。
小学生の頃から、設問をしっかり読みなさいと、
言われ続けているタイプですね(笑)。
割合的には男の子に多いですが、
女の子でこのタイプは重症ですね。
余談ですが、公立小学校の元管理職の方が書かれているブログで、
小学校・中学校は女の子を育てるところ、ありましたが、
年々それを実感します。
ですが、一般的な感覚は、
男の子は早めに、女の子は公立受験前に頑張ってもらうのが多い気がします。
どういう仕事でもそうなのでしょうが、
一般的な感覚=プロとしては誤りなのでしょうね。
閑話休題。
しっかり読め、をどう実現するか。
主に国語での悩みですが、カギは意外なところにありました。
寺子屋低学年の通常授業で実施している、図形パズルです。
どういうカラクリで、私たちが書かれているものを、
しっかり読むように育ててもらったのか、
ようやく理解できました。
低学年の生徒で、文字を読むのが嫌いで、
小1の教材が、1時間で4ページほどしか進まなかった子が、
先日、15分で10ページくらい進むようになりました。
国語や算数の文章題の、入り口にようやく立ちました。
これをあと2年かけてじっくりと醸成させていきます。
寺子屋にしては基本的なお話に聞こえるかもしれません。
基本とは、最も簡単なこと、、、ではありません。
一番最初に手をつける、究極の奥義のことを基本と言います。
ですが、かほく市は高学年でも、
小学生から塾なんて可哀想と、笑われるそうです。
こういう事柄を、公立高校受験期に全部詰め込まれる方が可哀想だと思うのですが。
この低学年の生徒がやったのは小1用ですが、
それの小4から用の国語プログラム、
泉丘高校生でもボロボロでした。
こういう文章処理能力があって初めて、
効率の良い学習ができるのです。
ですが、成績が悪い子ほど、
かけた時間に比例して成績が上がると思って、
ちょっと頑張って結果が出ないと諦めるという悪循環を繰り返します。
こうやって差が開いていくんですね。
ごんぼっち
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