今晩は、本日も粛々。
行ってきました高野山。
インド仏教の頂点に立つ日本人、佐々井上人は圧倒するオーラを身にまとった、
天龍源一郎ばりのだみ声のお方でした。

第一声は、日本の仏教はダメ!
はい、ずびばぜん。
やれ、南無阿弥陀仏だ、南無妙法蓮華教だ、南無金剛うんたら・・・
そんなこと言っている場合じゃないでしょう。
いろいろ僧侶としてためになることはたくさんあったのですが、
塾ブログですので、そのお話しをしますと、
日本の将来をどう思いますか?というニコ生中継を見ていた方からの質問。
日本の若い人たちが、学問を大切にして大人になったなら、
将来は安泰!
と言い切っておられました。
佐々井上人とともに活動していた、アンベードカル博士の言葉で補うならば、
教育とは、リテラシー(何が正しくて、何が良くないかを判断する力)を育てるためのものです。
これなくして、平和な世の中は訪れえないということを力説しておられました。
魂が震えるほど感動しました。
そして、
若い人たちは世の中に対して、もっと怒っていい。
喧嘩していい。
但し、正義のための争いや、憎しみをぶつけるための争いではない。
平和を求めるための怒りであり、喧嘩だ。
怒りにかられ過ぎた時には、
お釈迦様と戦っている理由とどちらが大切か、天秤にかけなさい。
お釈迦様は平和の象徴です。
そして、自ら行動することの象徴です。
・・・ファンキーな79歳です。
半分以上だみ声で聞き取れなかったので、魂で翻訳しました(笑)。
ニートからの質問にはこう答えておられました。
失敗を恐れず、外に出なさい。
どれだけ自己否定しても、大いなる自然の前には無力であるのは、
立派な人もそうでない人も同じです。
私(佐々井上人)も自殺を考えた時に、高野山の大きな自然と一体化した自分を感じた時に、
悩んでいる自分があっという間に消えました。
すると、生きる希望が湧いてきます、
とのことでした。
私(ごんぼっち)は昔、遠目に美輪明宏さんを見たことがあります。
その圧倒的なオーラに、半径50mくらい、人が近づけなかったくらいです。
人を寄せ付けないくらい圧倒的なのですが、
とても柔らかくて、美しい雰囲気でした。
そして、とてもチャーミングでした。
佐々井上人も同じようなオーラでした。
とても厳しく、そして優しい。
質問に答えたり、講演で大きな事を言った後に、照れくさそうに笑う表情が、
子どものように美しかったです。
気骨があって、果てしなく懐が深い。
私の祖父を、パワーアップさせたような、おじいちゃんでした。
そんな年寄りに、私もなりたい。
ごんぼっち