2014年12月04日

「成績上位生で勉強時間が短い子どもの特徴」と、その補足

冬チラシ表.JPG

最近入っているチラシです。
わしわしお問い合わせいただき、ありがとうございます^^



今晩は、本日も粛々。


愛知のさくら個別指導学院の國立先生とは、

おそらく



勉強方法・教材オタクつながり



なのですが(笑)、

ブログに秀逸な記事を掲載しておられました。


成績上位で学習時間が短い子どもの特徴


このデータで特徴的だった3点。

@何が分かっていないか確かめながら勉強する

A丸つけをした後に解き方や考え方を確かめる

B問題を解いた後、他の解き方が無いか考える

20ポイントほどの差でした。

この3点にどうやって転換を図ってもらうように授業するか・・・は、

寺子屋で授業する上でも特に意識していることです。



@何が分かっていないか確かめながら勉強する

ワークのやり方をみていると分かります。
成績や効率が悪い子は、ワークを仕上げることを目標にしていますし、
成績や効率が良い子は、ワークで分からないところをあぶりだしたり、
何度も確かめを行ったりすることを目標としています。

ですので、部活動停止3日前に、ワーク2回目が終わっているかいないかで、
見分けがつきます。


A丸つけをした後に解き方や考え方を確かめる

これは宿題・確認テストの様子をみればすぐにわかります。
丸つけの後見直しが不十分な生徒は、ノートに〇×と赤での直ししかありません。
よって確認テストが7割未満=丸つけをしただけ
確認テストが7割以上満点取れない=その後の見直しを「なるほどね」だけで終了
満点=見直し箇所の暗唱や、前回のノートの振り返り、ポイントの暗記までやっている


B問題を解いた後、他の解き方が無いか考える

これは若干上級者向けですね。
数学だけでなく、国語でこれができれば、大したもんです。
授業で実際にひとつの問題を複数の解き方をアプローチするのは、
集団授業のイロハですね。



もうふたつ、実は大切なポイントがあります。

ベネッセ自体が選択肢に挙げていないですし、

おそらく生徒自身も意識的にやっていないけど大きな差になっていることがあります。



まずひとつめは、



★ニュースや新聞・読書などで、世の中の動きやその背景となる歴史等に、関心がある。



勉強の効率を最も効果的にするのは、興味関心です。

興味関心について、授業で行えるのは、ピストルで喩えると引き金を引くことだけです。

弾丸がこめられていないと、生徒たちはその場だけ満足して終わります。

この弾丸に当てはまるのが、


 知識・情報の有無


です。

人間知らないものに興味を持つことはできません。

その順番を勘違いすると、

ちょっと話をしてみただけで興味を示さなかった=無駄だ・・・と軽率に判断するわけです。

だから成績がそんなによくない子には、

まず用語を覚える反復練習をするわけです。

ですから、成績最上位生は、このような知識・情報の吸収にとても貪欲です。




もうひとつも、これらの興味関心の土台にあたる部分です。

それは、



★小さい頃から知識・情報を吸収する環境に身をおいていた



子どもの意志を大切に・・・なんてよく言いますが、

知識や情報が無い時の意志なんて、気分でしかありません。

子どもは必要な知識や情報を

自ら取りにいくことなんて、特に小中学生まではできるわけがありません。

ですから、保護者はそういう場所に身を置かせてみるわけです。



中学校や高校は、

それまでに培った知的好奇心という弾丸に、

指導や他の生徒との人間関係という引き金を用いて、

勉強スキルと人間性の向上という号砲を轟かせる過程です。



國立先生は、100マス計算の陰山英男氏の言葉を引用して、

こう結んでいます。


学習成果より重要なのは、

学習方法。なぜなら、将来仕事の仕方にまで影響するから。



私はこう結びます。




学習成果より、学習方法より大切なのは、知的好奇心。

なぜなら、今と将来の生き方そのものだから。




寺子屋は、そういう塾でありたいと思っています。



                         ごんぼっち



posted by ごんぼっち at 18:43| Comment(0) | 勉強方法について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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