2014年01月31日

初志貫徹


今晩は、本日も粛々。



本日の中3の授業でした話。

本気で「勉強する」という選択を、君たちは入塾の時にしました。

それを、長い人では4年ほど、短い人で半年ほど、

続けてきました。



実際にその「本気で」という部分を、

継続しきれた生徒なんて、

寺子屋レベルでみても、ひとりもいません。



それくらい、「ひとつのことを続ける」というのは、

難しいことなんです。



そう考えると、

時には腑抜けになったり、

時には勉強が疎かになって、それ以外のことに夢中になったり、

自信喪失して、悩んで勉強が手につかなかったり、

自信過剰になって、勉強をなめてかかったり。

そんな時期が、誰しもあったことでしょう。



そんな、一見すると「無駄」と思えるような時期があったからこそ、

今、この頑張る時期の大切さを、

噛みしめることができるようになったと、

私は思います。

あの「寄り道」は決して無駄ではなかったのです。

やる気が下がってしまった、無気力になってしまったことがダメだったのではないんです。

ずっとその状態のままであることが、ダメだった。

そして、それを反省して立ち直らないことが、ダメだったというだけです。



それぞれがこの反省を持って、高校に行って、

その反省を高校生活で活かしてくれれば、

私は嬉しいです。





もう一点。

「ひとつのことを続ける」ことは、予想以上に難しいと言いました。

本気でなければ、なんとなくでよければ、

今、受験のこの時期に、休み時間遊びまわっている同学年の子たちを見れば、

続けることは可能でしょう。

しかし、本気で取り組むとなると、結構しんどいです。


そう考えると、保護者の方が、

ひとつの仕事を、ずっと何年も、何十年も続けていることが、

どれくらい偉大なことか、分かるでしょう。




本気で勉強することに、意味なんてありません。

仮に君たちが、中2生に向かって、

受験での数々の後悔を元にアドバイスしたとしても、

「将来の自分のためだよ」

「こうやっておくと得だよ」

としか言えないでしょう。


しかし、その「〜のため」や「損得」は、事実ではあるけれども、

意外と心に響かないのは、

君たちが経験したとおりです。



意味があるか、無いかは関係なく、

やるか、やらないか。

ただそれだけです。



そして、あぁやっといてよかった、自分の為になるんだ^^・・・は、

必ず後から分かる

という性質を持つものなんです。




何のためになるか、わからない。

ひょっとして無駄になるかもしれない。

どうもピンとこない、リアリティが無い。

けど、

とにかくやってみる。

できれば、全力で。



・・・というのは、

とてもとても大切な事柄なのです。




                            ごんぼっち





posted by ごんぼっち at 23:59| Comment(0) | 寺子屋の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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