2011年01月24日

きっかけの方が大事です


今晩は、本日も粛々。



仕事柄、ネット世界に入ることが多いです。
最近、困ったなーと思うのは、極端なナショナリズムの言説が、ネット世界にあふれていることです。


私はそういう、極端な韓国人・中国人排斥の言説は、

「言ってはいけないことがわかっているので、ネットという匿名空間の中だけでの毒吐き」だと思っていたのですが、



ここ数年、


近しい大人たちで、
どうやら本気で真に受けて言っている人もいることに、



政治学出身の人間として、どう対処していいものか、悩んでいます。



国際社会で既に大きな発言力を持っている日本として、
他の民族を排他的に考えることは、とても恥ずかしい事象です。


そして、韓国・北朝鮮や中国のメディアでひどい反日報道がされているのが、我々の耳に入ってくるように、日本でのこういった排外主義的なナショナリズムの声も、結構翻訳されて海外に出ているわけです。



とはいえ、私はちょっと物事を大きくとらえて、
これすらも、「物事を調べるきっかけ」としては、悪くは無いのではないか・・・と考えています。



確かに、よく話題になっている『新しい歴史教科書』(扶桑社)は、




★歴史修正主義




と呼ばれ、「日本人としての誇りを培ってもらうために、意図的に歴史的事実を覆い隠す」ということを、事も無げに行っている点で、批判されて当然です。



例えば、

歴史修正主義の立場で有名な某漫画家が
「最新の研究として最も信頼に値する」と評していた歴史学者は、

南京大虐殺の証言者「偽証である」と主張したために起こされた
名誉棄損裁判において、一審の判決文で


「被告の原資料の解釈はおよそ妥当なものとは言い難く、学問研究の成果というに値しないと言って過言ではない」


とまでの言われようです。



当時、あまりにも杜撰な内容に、
ここの記述が違う、ここは歴史的事実に反すると、

集中砲火を浴びてきた教科書です。


全国で0.03%の採択率のこの教科書、不幸にも採択された自治体の社会の先生は大変でしょうね・・・。



教科書に貫かれている立場が問題以前に、

明らかに間違いが多すぎるんです。。。想像しただけでも面倒くさいです(笑・・・えない)





しかしながら、従来の教科書が、あまりにも権威主義的なために、
歴史の世界では既に「常識」となっているような新しい学説について、まだ触れられていないけれども、

『新しい歴史教科書』では積極的に取り上げられています。


この点は、世間で言われているより、もっともっと高く評価されていいと思います。






まぁ、つべこべ言ってきましたが、


とはいえ、私はこのような流れ、


「歴史を学ぼう」「日韓・日中関係を学ぼう」というきっかけとなれば、


それもアリ!と思っている方です。





私が大学受験をする頃、予備校は、元学生運動の人たちが多くいました。
彼らは浪人生相手に、
「教科書は間違った歴史を教えてきた、
本当は日本はこんなにひどいんだ!」という内容まで伝えていましたが、

実際に聞いている受験生たちの顔は、活き活きしていました。


それによって、今までつまらないと思ってきた歴史という科目が、ようやく活き活きととらえられたという生徒もいるのではないでしょうか。



では、かといってそれで刺激を受けた生徒たち全てが、

共産主義や、社会主義に染まっていったかというと、そうではありません。




私より年上の世代は「受験戦争」と言われた世代。

高校までのひたすらテストでいい点を取る勉強と、
大学に入ってからの調べて知識を活かす勉強の


ちょうど間に、


予備校があったわけです。





人間は変わり続けるものなので、

ずっと同じ考え方にとどまるとは限りませんよ。




                       ごんぼっち


posted by ごんぼっち at 23:53| Comment(4) | ちょっと思ったこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お初です。「寺子屋」さんに通っている子を持つ親が、「寺子屋」さんを絶賛していたのでちょっと立ち寄ってみました。

先生、
『新しい歴史教科書』(扶桑社)はそんなに間違いだらけなんですか?
だったら、どうして文部省の検定を通ったのですかね?

朝日新聞の天声人語から受験問題が出るというのはなぜなんでしょう?
あの新聞はそれをウリにしてますよね。
天声人語もぐっだぐだの内容で、「こりゃとんでもねえな」と思うことしきりです。ほんとに不思議。
・・・具体例は?と言われると今は思いつかないんですが。

☆☆

それはそうと、昨夜のサッカー日韓戦、見ましたか?
審判がヘタすぎて、一時は試合が壊れそうになったのですが、両国選手たちの頑張りですばらしい試合になりました。

でですね。
日韓戦から、「極端なナショナリズムの言説が、ネット世界にあふれていることです」という先生の記述について考えました。

最初、韓国にいきなりPKが与えられて(あれはそもそも誤審ですが、審判のジャッジは絶対です)、韓国が最初に1点取りました。
そのPKを決めたキ・ソンヨン選手がパフォーマンスで猿のまねをしていました。
日本人なら「変なパフォーマンスやな」と思う程度のことですが、韓国では『日本人をばかにした』と批判を受けたそうです。
<アジア杯>奇誠庸が“猿セレモニー”釈明 「旭日旗にカッとなった」(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=136982&servcode=600&sectcode=610

韓国では、「日本人といえば猿」らしいですね。倭猿とか定番です。猿と言われても、まったく怒る気にならないのですが、
同じアジア人で「日本人が猿ならば、おまえらもやろ?」とは思います。
韓国人の考えることはわかりません。

しかも、この記事では、本人も認めていますよ!?
客席にあった旭日旗を見て涙が出て、日本人をバカにしたパフォーマンスを抑えられなかったらしいです。

それが「言い訳」になるってすごくないですか?
もしこれが日本なら、この言い訳でよけいにバッシングされるところです。
日本サポが旭日旗を持って来たのはあまりほめられませんが、日韓が戦争をした歴史はないし、この若い選手が旧日本によってひどい目にあったはずもないのに「カッとなった」「涙が出た」ってのは、やばいですよ。

これって、反日教育のせいでしょう。
それも一般的日本人が思っている以上にひどいということでしょ?

ユンソナさんも、日本で活動していると「親日派(=売国奴)」と呼ばれるので、日本のいいところを韓国で伝えることができなくて苦しかったと手記に書いているそうです。

・・・ほんとうに旭日旗はあったのかなあ。・・・
・・・安重根のでかい写真やら、日本沈没の横断幕やらはしょちゅう見ますけどね。

私は歴史問題はどうでもいいですが、韓国には日本人は明らかに差別されていますよね。もちろん中国にも。
「日本人になら、何をやってもいい」的な考えがあることは、否定できません。

ところが日本人は「差別するのは日本人」と思い込んでいる。
白人ならともかく、アジア人に差別されているって発想がない。
それって、教育+マスコミが作った社会の空気のせいではないでしょうか。
日本人は、差別されても差別に気づく『権利』がない。
マスコミや、良心的な日本人や有識者などによって、その自然な感情が押さえつけられている。
そのはけ口が、ネットになっているのではないかと思うのです。

確かにネットでの憂さ晴らし的言説が、世界にさらされるのは恥ずかしいことです。
言ってることは同じでも、もうちょっと誰が読んでもOKなテクニックを身に着けてほしいとも思います。
でも、それを全否定はできません。
彼らが感じていいる空気は、わたしも感じていることなのですから。

私は先生のように文章うまくないので、ぜんぜん伝わってないような気がしますが、
先生の文章にも『中韓に対して否定的なことを言うのは、ちゃんとした大人じゃない』という圧力を感じるのです。
いったい「ちゃんとした大人」ならどの辺までが、OKなんでしょうか?
Posted by さの字 at 2011年01月27日 02:10
>さの字さん

コメントありがとうございます。

事実確認の議論まで掲示板で行うと途方も無いので、私の考え方を明らかにしておきたいと思います。


私の基本姿勢は
「どの国も、その国なりに歪んでいる」です。

http://honrakuji.seesaa.net/article/148664443.html

ここでも書きましたが、


日本は中韓に対してひどいことを行ってきたから、否定的なことを言うべきではない

なんてことは思っていないんです。


日本もかつて、新興国で独特な文化体系を持つがゆえに、欧米から虐げられてきた歴史や、「あいつら変な民族だ」と言われてきた国ですから、

同じことを他の国にやり返して、何が得られるんだろう?と、シンプルに思います。


差別しているのが他のアジア諸国だから、我々もそれに反発していいか。


語弊を恐れずにいうなれば、「対等な」立場ならそうなります。


ですが、日本は他のアジア諸国よりも一歩先に、国際社会の荒波でもまれています。

そういう意味で対等ではないです。
(先輩だから「上」というわけではありません)


歴史をながめてみても、新興国とそれまでの先進国が入れ替わる時、

先進国が既得権益を守ろうとして、新興国を叩きにかかると、必ず大きな戦争に発展しています。


どうせならそんな教訓、
活かしたいなと思うわけです。



相手が差別してきたら、この野郎!と思ってしまうのも自然な感情・・・とおっしゃいましたが、

確かに、その通りだと思います。


一方で、感情が抑えきれない状態というのは、理性を失っている状態でもあります。


それは意外に、
教育やマスコミだけで作られる空気とは限らない気がするんです。

例えば、不況下ではナショナリスティックな言説が吹き荒れやすいですし(日本に限らず)、

また、民族間の交流が多くなると、差別の問題も非常にのっぴきならない問題として立ちふさがってきます。
(私はサッカーを全然見ませんが、フランスのジダンのヘッドバッド事件は記憶に残っています。これも根っこは民族問題でしたね)


教育のせいにする人が多いのですが、
私はそこまで、学校から大きな影響を受けたとは、自分を顧みて思いません(おっとw)。

マスコミの影響も若干あるかなと思うのですが、あまりテレビを見ないため、そんなに影響受けるかなーと思ってしまいます。


ナチスドイツは、当時のドイツの国民の感情に非常にフィットした政策を行い、熱狂的な人気で政権に迎え入れられます。

ナチスを肯定する気はありませんが、調べてみると非常に感情を煽るのが「上手」です。

我々も誰かに煽られているのかもしれない・・・ではなく、私たちはある意味主体的に、その感情を選んでいる可能性もあるわけです。

マスコミのせい、教育のせい。
犯人捜しをする試みも非常に大事ですが、その時に我が身を振り返る姿勢も大切だと思います。


19世紀は理性の時代と言われましたが、結果は理性の名のもとに、理性に目覚めていない民族を啓蒙してやろうと、支配の歴史でした。

20世紀は、その反動から戦争の世紀となってしまいました。

21世紀は新たなナショナリズムの時代と言われていますが、理性と感情をうまくバランスを取ろうと試みる時代であって欲しいなと、私は思います。
Posted by ごんぼっち at 2011年01月27日 08:47
またまたさの字です。

わざわざお返事ありがとうございます。
なんとなく、もやもやしてますので、もうちょっとお付き合いください。

先生、
「日本は中韓に対してひどいことを行ってきたから、否定的なことを言うべきではない」
ではなくて、

「中韓が遅れている国だから先進国として(差別意識が強くても)大目に見てやるべきだ」
ですか?

それってフェアな態度だと思いますか?
フェアじゃないのはお気づきのようなので、言い換えると、
それが正しい態度だとほんとに思うのですか?

韓国はオリンピックもワールドカップも開催経験国です。
経済もしばらく前は世界第7位を誇っていました。今は、もっと上なのではないでしょうか。

一人前の国になるのはいつなのですか?

>先進国が既得権益を守ろうとして、新興国を叩きにかかると、必ず大きな戦争に発展しています。

戦争?
日本(人)が「差別はいけない」ということが、「先進国が既得権益を守ろうとして、新興国を叩きにかかる」ことになるのですか?

>相手が差別してきたら、この野郎!と思ってしまうのも自然な感情

そんなことは言ってないのです。

日本人は、差別されていることに『気づく権利』がないと言っているのです(『気づく権利』ってのも変な言葉ですが)。
そして、気づいたとしても、「なんで?」と思う程度です。

ただ、それほどに憎まれている現実を恐れるのです。
それを報道しないマスコミに怒るのです。

真実を知らされないことで、目隠しをされて前に進まされている感じになっているからです。
怖いでしょ?パニックにもなるでしょう?

一見歴史問題ですが、そうではない「強制連行」についてお話します。数ある同種の問題の中の、一つです。

多くの人が、「強制連行されたかわいそうな人たちと、その子孫」という目で在日の人たちを見ています。

人間はイメージで、ものごとを判断する傾向があります。
「強制連行」という、実際は使われなかった言葉がわざわざ使われているのは、
誰かがイメージを利用しようと思った確率が高いです。

実際に行われたのは、「徴用」。
それも、戦争末期の一時期です。

でも、あたかも、日本が統治した時代全般に渡って、日本人は朝鮮人を黒人奴隷がされたように扱ってきたと、わたしは思っていました。

先生は違うかもしれませんが、おおむね中途半端に関心がある人は、そう思っています。

《私は「正しい知識を普及させて下さい」と願ってますが、これは「歴史修正主義」でしょうか。》

そして、新聞もテレビもそのイメージを修正することをまったくしていません。

さらに「多民族共生はいいことだ」とか言われ、その土台の上に、「在日外国人(主に欲しがっているのは朝鮮系、中国系)への地方参政権付与」が議論されます。

ネット上では、上記の法案を通そうとしている政党(民主、公明、社民、共産)が、民団(在日韓国人の支援団体)の新年会で、

「今年こそ、みなさまに選挙権を差し上げることができると思います。」
「選挙権のために、がんばります」

などと、演説して拍手されている映像が流れました。

在日の選挙権獲得のデモなどでは、赤丸の部分がウンコに描かれている日本国旗を、在日の人たちが振っているのです。

選挙権付与がいけないと言いたいわけではなりません。
物事を、より正しく判断するには、より多くの情報が必要です。
上記の情報は、かなり判断に影響すると思います。

事実を伝えないマスコミがあまり不思議すぎて、いろいろ疑いが起こっているのです。
こういう一連のことは、歴史問題ではないけど歴史問題が利用されていることは間違いありません。

先生は、テレビはあまり見ないとおっしゃいますが、ニュースは見ないのですか?
テレビも新聞も?
そんなはずはないですよね。

私には、「中韓は遅れている人たちだから、大目に見てやるべきだ」とおっしゃる先生の余裕には目がテンです。

とりあえず、「強制連行イメージ」に対するこの放置状態をどう思いますか?
Posted by さの字 at 2011年01月27日 22:19
>さの字様

お返事ありがとうございます。

引き続き「私はこういう立場です。そこから見るとこうなります」ということをご説明申し上げます。


>「中韓が遅れている国だから先進国として(差別意識が強くても)大目に見てやるべきだ」
ですか?
>それが正しい態度だとほんとに思うのですか?

えぇ、思っています。
大目に…というのは表現が正確ではありませんが、少なくとも、かつて欧米にやられたことを、日本が他の国にやることは、得策では無いと思っています。

そして、相手が差別でしてきていることに対して、同じ姿勢で臨もうとすることより、フェアな態度だと思っています。

言い方にためらいがあったのは、いつもこう言うと「そんな大人な視点には、私は絶対無理です」と言われることの方が圧倒的に多いからです。


>経済もしばらく前は世界第7位を誇っていました。今は、もっと上なのではないでしょうか。
>一人前の国になるのはいつなのですか?

ジャパン・バッシングが世界的に起こった時代は、日本が世界2位の経済大国になった頃ですし、

黄禍論がアメリカ中心に吹き荒れた頃は、日清日露戦争に勝利した頃でもあります。

日本もその頃、ODAのあり方や、国連軍の協力へのあり方、そして閉鎖的な輸入体制のあり方、そして果ては旅行者たちの海外での行動に至るまで、叩かれ尽くしました。

現在の日本人はどうでしょうか?
寡聞かもしれませんが、以前ほどそういう話は耳にしなくなったように思います。それは日本人が国際社会の中で、少しは成熟してきたように思えるわけです。

マスコミは評価していませんでしたが、
先のCOP16で、日本が(珍しく)京都議定書離脱を盾に、強硬に大国や途上国の協力を呼びかけたことも、

http://allabout.co.jp/gm/gc/374268/

評価する海外メディアもありました
(すみません、その海外のメディアのソースをブックマークし忘れてしまいました^^;)


余談になりますが、

http://blogs.itmedia.co.jp/assioma/2010/03/post-8ca5.html

民主党政権になって、悪かったこともありますし、良かったこともあります。その良かったことのひとつが、こういうデータが流れてくるようになったことです。

個人的には「韓国・中国ってどうなん?」なんて言っていられる状態ではないように思います。



>>先進国が既得権益を守ろうとして、新興国を叩きにかかると、必ず大きな戦争に発展しています。

>戦争?
>日本(人)が「差別はいけない」ということが、「先進国が既得権益を守ろうとして、新興国を叩きにかかる」ことになるのですか?


私は単に、第1次世界大戦や第2次世界大戦が起こった経緯のことを話しています。

もし仮に、「今、日本は中国に侵略されようとしているんだ!」なんて声高に叫んでいる政党の政策が、全て実現されたとすれば、鎖国政策に近いですよね。


とはいえ、私は「戦争は政治家たちが勝手に起こすものだ」とはあまり考えません。

むしろ「我々に戦争を望む気持ちが大きくなると、戦争が起こる」と考えています。そういう意味で差別的な発言や態度は、控えたいと個人的には思います。

人間って悪口が好きですから、相手国を叩くような言説って、広まりやすいですし、そういう態度も伝播しやすいですから。

これは私が「余裕」の態度を取る理由でもあります。


>差別されていることに『気づく権利』がないと言っているのです。
>それほどに憎まれている現実を恐れるのです。
>それを報道しないマスコミに怒るのです。

そうでしょうか?
私は自分が学生だった時に比べると、随分、
「中国ってひどいんだぜ」とか、
「韓国って世界中から嫌われているよな」とか、
そういう類の情報を手にすることができるようになってきたと思います。

しかも、マスコミを通じて。

この場合は雑誌媒体や書籍媒体と考えていいかもしれません。

それに関して、私は歴史修正主義者たちの功績も大きいと思います。

彼らは学問を志す人間としては唾棄すべき態度を持っていると、私は個人的に判断していますが、彼らの行ったことが全ていけないかとは、私は日記本編でも論じていません。


日本人は特に外国人と付き合うのが下手だなーと感じる場面も多いですが、

民族と民族が共生していくことの難しさは、合衆国の例や、ヨーロッパでの例など挙げるときりがありません。

「共生」という言葉のイメージは、どうしても和気あいあいと手を取り合っているイメージだと思いますが、私はちょっと違いまして、

本当はあんな奴らを認めたくない…しかし差別もしないという「背中で認める」的な態度とでも言いましょうか、そういうことも含むと思うんです。



憎まれている現実については、
確かに、民族や国家の傾向と、歴史的な経緯とその解釈いう、複雑な側面があると思います。

それを「あいつら異常な民族だから」という論理は、まかり通したくないですね。一番楽な片付け方でもありますし、

20世紀初頭の黄禍論でも散々言われていましたから。「日本人は写真だけで結婚する異常な民族だ」とかですね。



>《私は「正しい知識を普及させて下さい」と願ってますが、これは「歴史修正主義」でしょうか。》

いえ、全くもって同感です。

ただ、この「正しい知識」というのが、厄介なんです。


おそらく「強制連行」という言葉を用いて、さの字さんに歴史を教えた教員も、それが「正しい知識」と思っていたのではないでしょうか。


例えば、「強制連行」の話でなくて申し訳ないのですが、南京については、私が過去に調べた中では最もフェアに記述されているものをご紹介いたします。

http://wiki.livedoor.jp/nankingfaq/d/FrontPage


「強制連行」についても、私はもうこのイメージはかなり無くなったのではないかという認識なのですが、違うのでしょうか?(汗)。

使われる用語としては、不適切ですね。
理由は、「まだ議論の真っ最中だから」です。

必ずしも全ての人が、狭義の意味でも、広義の意味でも強制されてきたわけではない、かといって、狭義・広義双方の意味で、無かったことが証明されたかどうかは、まだ未解決・・・という状態だという認識です。


歴史の「正しさ」の難しいところで、研究が進むとかつての内容が誤っていたことも分かってきます。

個人的には、足利尊氏と源頼朝の肖像画が別人だった…というのが一番衝撃でしたが(笑)。

私は通説・俗説に依拠するより、学術的にどう認められたのか…の方が大事だと思っています。

ですので、あまりマスコミだけに情報収集源を求めていない…という方が正確でしょうか。今のマスコミに文句はたくさんありますが、ね。


まぁ、一番ネット右翼と呼ばれる人たちの言説で疑わしいのは、「中国が日本を侵略しようとしている!」「何々党は亡国政党だ!」といったそういう危機感の煽り方ですね。


これも前述の黄禍論や、欧米でも根強いユダヤ人陰謀説など、よく見られる話で、私は飲み会の席で、

私、このへんでドロンさせていただきます。

って発言を見て、「あぁ、まただよまただよ…」と思ってしまうような感覚にどうしてもなってしまいます(笑)。


塾でもそうですが、
いい高校に行かなくても、素晴らしい人生を送る人たちなんて、たくさんいるでしょう。

収入の面では若干不利かもしれませんが、それでも東大卒より稼ぐ高卒は存在すると思いますので、一般的な傾向には沿わないかもしれませんが、例外の無い事例ではありません。

にも関わらず、
「上位高校に行かなければ、お前の人生はお先真っ暗だぞ」といった文言で生徒の前に立つ人

(まぁ、たまにいるんです。
 中にはそれが「自塾じゃないと。他の塾は全てクズだ」という人もいますが…)

は、眉唾だと思われませんか?


私は先に引用した「日本経済の不都合な真実」のように、決して今の日本を楽観視していません。

とはいえ、そこで私が生徒たちや保護者たちに、
「子どもたちがしっかりしないと日本は滅びるぞ!」と、やたら危機感を煽ったりですとか、

「(韓国で反日運動が起きたことを生徒から聞いて)韓国人ってこんな卑怯な民族なんだよね」と、さの字さんのおっしゃる「知ること」に尻馬に乗って排他的な発言をする先生だったら、

私が生徒だったら軽蔑しますので、私は決してそういう態度は取りたくありません。


私の場合は、

日本はこのままでいいのか…という焦りに駆られることがありますが、たいていそれは日本に対する焦りではありません。

私が私自身の至らなさに焦りを感じている時です。


私なりの本日のまとめです。

@
中韓は遅れている→新興国である
大目に見てやるべきだ→日本が欧米からやられたことは仕返しすべきではない


Aマスコミだけにソースを求めなければ、さの字さんが望まれている知識も得られやすい


Bマスコミや教育機関・どこかの政党、どこかひとつに犯人を求めない方が、実態をつかみやすい。


C危機感をやたら煽る言説は、一歩引いて見るのが得策。


D「共生」というのは、必ずしも和気あいあいとしている状態ではない
Posted by ごんぼっち at 2011年01月28日 05:07
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