2025年02月24日

普段通り


今晩は、本日も粛々。



父が亡くなって、葬儀の準備に追われています。

普通の葬儀でも忙しいと思うのですが、

寺の葬儀は僧侶が30名ほど参加みたいな規模感ですので、

準備もいろいろあります。



で、そんななか

寺子屋があまりにいつも通りなので、結構皆さんにびっくりされるのですが(笑)、

まあ、だいたいうちはこんな感じです。

だいたいうちは、

自分のところが大変だからといって、へこたれるうちではありません。



ですが、注目してほしいのが私たちではなくて、

寺子屋生です。

生徒たちもいつも通り、粛々と勉強しておりますでしょ?



こういうときに、やったとばかりにサボる子がいるのが、

普通だと思うのですが、

そんな火事場泥棒みたいなことをする生徒や、

それを許す保護者がいないからこそ、

安心していつも通りできるわけです。



非常時だから特別なことではなく、

非常時だからこそいつも通りにできるというのは、

そういうことだと思うのです。



ごんぼっち
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2025年02月22日

数字で測れない力


今晩は、本日も粛々。



むかーし、アトリエ本楽寺でワークショップを行ってみたんですが、

どんな作品を作るか、

試行錯誤する時間を与えたとき、



どうしていいかわからなくて、絶えずぼーっとしている子、

水を得た魚のように、あーでもないこーでもないと実験をする子、

この二人、

成績的には同じくらい(かなり上位層です)、

むしろ前者の子の方がテストの点数はいいんです。



この光景をみたとき、

私は心底怖くなりました。



小学生になると、ここまで絶望的な差があっても、

中受中堅レベルのテストでその差が見えない。

このことが本当に怖いと思いました。



小さいうちから、小さくまとまっていると、

大人からみて「いい子」に見えるのでしょうが、

活き活きしているとは別物なんですよね。

成績みたいな数字は、生徒の1部しか表現されていないので、

その1部を大事に扱うのはもちろんですが、

テストで表現しきれない力を見逃さないようにしなければと、

痛いほど思い知りました。



ごんぼっち
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2025年02月21日

寺子屋本楽寺、金沢分校(仮)


今晩は、本日も粛々。



そうですね、

できれば3月中、遅くても4月からやりたいと思っています。



前回お伝えしたように、

場所等はまだ内緒ですが、

最初は曜日限定になると思います。



場所が決まりましたら、

予約受付を開始します(体験も含めて)。



最初は小さい場所ですので、

定員はかなり限りがあると思います。



寺子屋本楽寺宇ノ気本校(仮)に通っている生徒が、

金沢分校に通う生徒を最優先します。



なんか、もうすでにお声をいただいていて、

SNSで言うようになってまだ3日くらいで、

嬉しいお話です。



かほく市でもお問い合わせ、春期講習、絶賛募集中です。

よろしくお願いします(笑)。



ごんぼっち
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2025年02月19日

金沢に寺子屋本楽寺、二号店


今晩は、本日も粛々。



タイトルの件を準備しています。

場所等は、まだ内緒です(笑)。



最初のうちは、曜日限定になりそうですが、

粛々と準備してまいります。



実は他にも新しく始めようと思うことがあって、

そちらの準備も進めております。



動き始めると、ぱたぱたっといろんなご縁をいただくもので、

やっぱり停滞は悪なんだなあと、

嫌ってほど思い知りました。



ごんぼっち
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2025年02月18日

保護者の声


今日は、本日も粛々。



先日、保護者会を行いまして、

寺子屋に通って、保護者が意識的に取り組んでみたこと

を聞いてみました。



★なるべく「自分のことは自分でやる」ように心がけました。

親がいっしょにやろうと働きかけることで、子どももやる気になります。

(幼児)



★子どもたちが自ら進んで勉強の時間を設けるようになった。

わからなくてもすぐ家族に聞かず、自分で考えるようになった。

(低学年・高学年)



★取り組む姿勢が粘り強くなった。以前より学習を楽しんでいる。

間違いを恐れずに問題に取り組めるようになった

(低学年)



★以前よりグンと考える力がついて、辞書を使って調べるのが定着している

(低学年)



★テストで間違えたところを自分で分析して、計画を立てて取り組むようになってきた

(高学年)



★わからないこと、興味のあることは自分で調べている。

宿題をしなさいと言わなくても、自分で計画的にできている。

寺子屋でいろんなお話を聞いているおかげで視野が広くなってきている

(高学年)



★勉強だけでなく他の習い事でも、寺子屋に通ってから、

課題にぶつかっても、自分は必ず出来ると信じて、乗り越える力が育ってきている

(低学年)



★「やるべきこと」が理解できるようになって、毎日宿題に取り組むようになった。

考えることが身についてきて、最初は「わからない」と言っていても、

しばらくすると「〇〇だから、答えはこれ」と言うようになっている

(低学年)



単に点数が上がったとか下がったも大事ですが、

こういう力がついていれば、

頼もしいなあと思うような内容が多くて、

嬉しくなりました。

いずれ、難しい単元等にぶつかっても、

この子たちなら乗り切れるんだろうなと、

つい思ってしまいます。



掲載しきれなかったものは、

またの機会に。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 15:58| Comment(0) | 寺子屋の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月17日

今度は中学生のすごいところ


今日は、本日も粛々。



前回、寺子屋生が通知表渡しのときに、担任の先生から言われて、

きゃぴっとなったお家の方の話を載せたのですが、

もうひとつエピソードを頂戴しました。



通知表渡しのときに先生に

「すごく論理的な考え方が出来る子で、着眼点も面白くて、

意見が出尽くした時に当てるとクラスが沸きます。」



この子は中学生なのですが、

こういう子には、ちゃんと数字で結果が付いてくる感じで、

だいたい学年10位前後にいます。

あいまいな書き方をしているのは、

この中学校がいつも明確な順位を出さない学校だからです。



逆を返せば、

何かしら論理的な思考で、大人を「お!」っと思わせられないのに、

数字だけは結果がいいというのは、

何かしら歪な状態なんだと思います。



もちろん、数字で結果が出てから自信になって、

本来の学問の在り方に興味を持つ生徒も、若干ですが、います。

点数を効率的に叩き出す世界にしがみつく子のほうが、

経験的には多いですがね、残念ながら。

私が観ている期間ではそうでしたが、

いつか気付いてくれればいいと思います。



それはともかくとして、

点数を気にする前に、まず仕込んでおかなくてはいけない、

大事なプロセスがあります。

この生徒はたまたま、早くそれが芽生えましたが、

早いといっても、

1年近くかかりましたし、



今でも課題はいくつもあって、

それに真摯に向き合っています。



私としては

「今でもきちんと真摯に課題と向き合っている」

この部分が、

一番この生徒の、

すごいなあと思うところです。



ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 15:48| Comment(0) | 寺子屋の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月14日

思考力ピカイチ!


今晩は、本日も粛々。



昨日、小1生の子がめちゃくちゃ考えられるようになったと

ブログに書きましたが、

それを読んでくれた別の小1の生徒の保護者の方が、



小学校で、考える力のところが全部Aで、

懇談で学校の先生に褒められました!

ここまで考えられるようになる子は滅多にいません。



と、嬉々と報告してくださいました。

寺子屋の本領発揮です。



年中さんのとき、

難しいと駄々こねたり、泣いたり、むずがったりしていたのですが、

(実は、このようになるのはとてもいいことです、保護者の方は狼狽えるのですが)

本当にしっかり取り組めるようになりました。

過程をしっかりふんでいるので、

こないだもテストが70点から80点台に上がったときに、

めっちゃドヤ顔で持ってきました(笑)。



採点したから知ってるっちゅーねんと思いながら、

妻も喜んでいました。

というのは、

過程をしっかりわかっているので、点数が伸びたり、

わかる出来事が増えたのが嬉しかったんだと、

すごく伝わったんですよね。



保護者が点数という結果だけに囚われていたり、

その影響で、生徒本人もそういうマインドでいると、

100点の時だけ自慢するんですよね。

仮に過程がまずかったとしても。。。



私がこのお話を聞いて、注意が向いたのは実は、この喜びの部分より、

>ここまで考えられるようになる子は滅多にいません。

という学校の先生の一言なんですよね。



確かにそんなにごろごろいるわけではないかもしれませんが、

クラスで2〜3割くらいはいるでしょう、という感覚なのですが、

そこまで酷いわけですね。



先ほど、

「難しいと思った時に感情的になる子は、とてもいい傾向」と言いました。

では、考える力が全く育っていない子はどうなるかと言いますと、

足をぶらぶらさせながら、

ぼーっと窓の外や天井を眺めています。

例えはよろしくありませんが、

もうひとつの仕事柄(坊さんです)、身近なので言いますと、

認知症になった老人と同じ表情で、ぞっとします。



こういうのを「土台」と言います。

土台が無いところに何を積み重ねても、しょうがないですが、

大人は意外と「当たり前じゃん」と軽視していますが、

どれだけ強調してもしすぎることはないくらい、

大事です。




ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 21:45| Comment(0) | 幼児・低学年用の指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月13日

幼児低学年が目指すもの


今晩は、本日も粛々。



3月からの新学年・新年度の準備期間です。

新時間割もほぼ決まりまして、

あとは現在通っている生徒たちに不都合がないか、確認だけの状態です。



さて、

高校数学でおなじみの、

道順の行き方が何通りあるか?という問題、

PとかCとかを使って解いていたあれ、

実は寺子屋の小1テキストにあるんです。



冷静に考えれば、数を数えられれば、

解けちゃいますので、

小1で充分なわけですよ。



その問題に苦戦していた生徒は、

「どんな行き方があるか、書いてみてごらん」と宿題に出したら、



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このとおり。

すごくないですか?

どんなふうに書いたらいいか?というヒントはひとつもなしに、

自力で考えたんですよ。



パッとやり方を教えてなぞらせれば、指導者は楽で、

しかも保護者はインスタントに喜んでくれますが、

こういう考える力は、財産以外の何物でもありません。



全員最初っからうまくいくわけないのですが、

保護者の方が、一年くらい教えたい気持ちを辛抱して、

生徒が悔しがったり、嫌がったりしながらも、

じっくり学んできた賜物です。



結果的に正解かどうかは、どうでもいいんです。

こうやって便利な公式にたどり着くまでの、

具体にたっぷり触れるんです。

点数なんてものは、いずれ勝手についてきます。



こういう瞬間って、小さい子教えててよかったと、

一番思うときですね。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 23:25| Comment(0) | 幼児・低学年用の指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月12日

中3・高3ともに受験校が決まりました。


今晩は、本日も粛々。



高3は旧帝大と難関公立、

中3は全員地域トップ高の受験と決まりました。

高3は、小6と中1から、

中3は、小1・小6・中1・中1・中2・中3からと、

2・3年だと短いと感じてしまうくらい、

コツコツ育ててきました。



チャレンジの子もいるのですが、

自信を持って受験会場に立って欲しいと思います。



受験生にこんなことを言いました。



寺子屋は成績だけで合格可能性が何パーセントだから、

ここを受けたらいいとか、

そんな進路指導はしなかったはずです。



そこで問うていたのは、一貫して「意志」です。

ただこうしたいという意思ではありません。

希望を、行動と数字に結び付けるという意味で、「意志」と表現しました。



そして君たちのお家の方は、

君たちがきちんと意志を受験勉強で表現していれば、

ちゃんと応援してくれました。



学校で友達の進路を考えると、

必ずしも意志を持っている生徒ばかりではありませんし、

意志があったとしても、必ずしもその通りに受験できる生徒ばかりではありません。



自分の意志通りであることを「当然」と考える子供様も世の中にいるかもしれませんが、

自分が選んだ学校に挑戦できる「偶然」をかみしめてください。

そうすると、何かしら自分に誇らしい気持ちが沸き上がってくると思います。



自分が何のおかげで成り立っているか、

これを知ることは、

受験の一番の成果だと、寺子屋は考えています。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 01:16| Comment(0) | 寺子屋の指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月02日

生徒に天井をつけない


こんにちは、本日も粛々。



今年はたまたま偏差値70くらいの生徒たちで、

学年が構成できているので、開講していませんでしたが、

「個別指導が最大限に活用できるのは、実は偏差値70以上」だと言いました。



個別指導が一番活きるのは、

その子に応じてカリキュラムが組めることで、

カリキュラムの進み方で、生徒の勉強する能力を引き出す、

その必要がないくらいまで極めた中学生こそ、

個別指導です。



一応そういうコースがあって、

今までこのコースに在籍していた子は、

全員泉丘高校以上合格で、灘高校合格者もここです。



個別指導について述べたいのではなく、

寺子屋が大事にしている価値観のひとつが、



★能力がある子に、天井を設けない



ということです。

地方都市と都市部を比べてみたときに、

一番大きな差はどこか?と問われれば、

成績優秀な子に、

「それで充分でしょ?」と言って才能の芽を押さえつけてしまうところだと思っています。



いえ、成績優秀な子だけでなく、

本当は「小中学校の勉強がこの先どうなっていくか」とか、

「世の中や人間とどうつながっていくか」とか、

チラ見でいいから、見せてあげるのは、

成績の上下関係なしに、本当はした方がいいと思います。



寺子屋の授業を、特に集団授業を聞いた生徒は、

途端に家で難しい話をし始めるらしいのですが(笑)、

そういうのもこの「生徒に天井を設けない」の一環ですし、



数学が好きなら、中学・高校・大学への数学や、数学オリンピックの問題が置いてあったり、

英語が好きなら、英語での名スピーチの本があったり、

寺子屋文庫で補っている部分もありますし、



寺子屋のカリキュラムや教材、教室の作り自体にも、

そういうしかけが盛り込んであります。



勉強の完成は、大学受験ではありません。

であるならば、世の中に出ても使えるような自学力を、

コツコツと育てていくのが、塾だと思っています。



ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 08:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする