2025年01月29日

偏差値70以上を取れるようになるには


今晩は、本日も粛々。



私が寺子屋のことを話をするとき、

よく「平凡な塾です」と言いますが、

これは本当のことで、



寺子屋がやっていることは、当たり前のことばかりなのです。

あ、「みんながやっている」という意味の当たり前ではありません。

「勉強を得意にするなら、こうだよね」という当たり前です。



先日、中2英語で、不規則動詞活用表のテストをしました。


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1週間の猶予で69個の動詞の、

現在形・過去形・過去分詞形・意味・発音を覚えるもので、

テストをしたら全員合格、多くても2個間違いでした。



なぜ69個必要かは、私が膨大な日本全国の入試問題等の研究と、

高等学校に進学後の内容から取捨選択をした数です。



生徒はこれを1週間で、仕上げてくるのですが、

知識技能にあたるので、訓練すれば誰でもできるようになるのですが、

こういうのを習慣にするには、実は結構大変です。

毎年、酷い子では半分も取れない子もいます。



全員をここまで仕上げるには、それこそ小学校の時から、

少しずつ少しずつ、できることを増やしていって、

少しずつ少しずつ、勉強の基礎的な習慣を増やしていって、

少しずつ少しずつ、生徒たちもそれに応えてくれて、

積み重ねた結果が全員偏差値70あたり。



金大附属や泉丘が余裕で狙えるので、

県外の有名私立などを想定して授業しているくらいです。



あ、新中3生が入ってきても、まったく問題なく、彼らと一緒にできますからね。

念のため。



中学校のテストや高校入試で測れるのは、

頭の良さではありません。

こういう当たり前のレベルがどれくらいか?です。

これらは訓練次第で誰にでもある程度は、身に付けられることです。

しかも偏差値70くらいまででしたら、

集団授業が最適です。



もうひとつ。

根本的に頭を良くするのは、

実はこういう勉強だけでは足りません。

そこに着手しているのも、寺子屋の寺子屋たる所以です。



ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 21:22| Comment(0) | 勉強方法について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月21日

大学入試共通テストでした。


今晩は、本日も粛々。



高3生たち、

寺子屋の平均点は780/1000でした。

まずまずかな。



そんなことよりも、

高学年から面倒見ていた子たちですから、

そちらの感慨がひとしおですね。



じっくり育ててきたので、

直前の帳尻合わせ的な指導を、

精神論で支えるみたいなことをせずに取り組めるのは、

とても嬉しいです。



さぁ、2次の方が大事なんで、

今まで通り、

当たり前を積み重ねていきます。




ごんぼっち
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2025年01月18日

余熱


今晩は、本日も粛々。



先取りか深堀か?みたいなお話を最近書きましたが、

そうやって、教科の内容を理解しやすい状態にしておくことを、

寺子屋が主張している、

「余熱で点数・合格を勝ち取る」の、

余熱だと解釈しているケースを見かけて、



盛大にずっこけました(笑)。



保護者会でお知らせしているような、

壮大な知識や研究を用いて、

なるべく合理的に大学入試までのカリキュラムを整理整頓し、

なるべく適切な時期に、適切な内容をやろうとしているのは、

決して点数アップのためではありません。



一般的に言われている勉強法だと、

膨大な時間がかかったり、

手っ取り早く点数になっても、後で取り戻さなくてはいけなかったり、

そのぶんの手間を私が省く代わりに、



勉強で少しでも面白いと思ったことを調べたり、

少しでも寺子屋文庫を含めた書籍に触れたり、

緊急ではなく、重要なもの、

もしくは、

緊急でもなく、重要なものでもないものに

接する時間を確保するためで、



そういうところから、知的好奇心って生まれてくるものです。

点数や合格と知的好奇心は、

そういう意味で相関関係があるものです。



知的好奇心の余熱で点数・合格を勝ち取ると言っているのは、

そういうわけです。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 06:55| Comment(0) | 寺子屋について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月14日

先取りより大事な勉強


今晩は、本日も粛々。



低学年でも高学年でも、

もっとひどいのは高校生、

やたら先取りをさせる勉強法がもてはやされているみたいで、



首都圏は、中学校受験狂乱状態が続いていますので、百歩譲るとして、

金沢だけじゃなく、かほく市でも、

大人が主導で、とにかく先取りさせているケースを見聞きします。



先取りが適している生徒は、

今までの指導の体感ですが、



★上位3%未満



かなぁと、思っています。

というのも、最も指導に手を焼く生徒は、



★表面的にしか理解していない生徒



です。

前の学年で課題があるにも関わらず、

戻ろうにもプライドが許さない(笑)。

この状態の生徒です。



じゃ、何をすればいいかと言うと、



★今習っていることの深堀り



です。



卒塾生でこういう生徒がいました。

高校入学後、数学が沈んでしまったのですが、

寺子屋が中学校のときに扱っていたテキストが、

いかに良かったってことに気付いて、

夏休みに学校の課題をやりつつも、

徹底的に復習しました。



そしたら、数学で学年1位を取りました。

その高校は理数科があるのですが、

理数科の生徒をぶっこ抜いて1位でした。



中学校のテストで80点程度の生徒は、

小学校内容に問題がある生徒であるケースが、大半です。

(つまり泉丘二水合格圏であっても、です)



小学校のカラーテストは、

100点取れていて、やっと中学校で平均やや上くらいの状態です。



表面的な理解とは、これくらい怖いことなんです。



深堀りに問題点が無いわけではありません。

難問は頑張るけど、簡単な問題をバカにするという、

難問マニアになる危険性はあるのですが、



深堀りしておくと、単元の内容をより深く理解できるようになります。

そしてそれがそのまま、次の学年以降の発想の核になっていきます。



こういった内容を、

寺子屋では年2回、保護者会でお家の方にもお伝えしています。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 17:30| Comment(0) | 勉強方法について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月11日

かほく市グルメ散歩C


冬期講習が終了しましたので、

といっても課題がまだ終わっていない子もいるのですが(笑)、

そろそろと新年度募集を始めたいと思います。



今晩は、本日も粛々。



結婚する前は、実は私、90kgオーバーの時もありまして、

転がりそうなくらいの体型だったんですが、

おそらく、

そのうち10kgくらいは、

ここのお店のおかげだったと思います。



★肉のいまえださん



ここの唐揚げやコロッケ・カツは、

注文があってからお店で揚げるという、

最高に贅沢な食べ方ができるので、

週3くらい食べていましたね(笑)。



特に豚肉は、自分のところで養豚場を持っていて、

餌からこだわっているみたいですので、

一口カツとかね、ハムカツとかね、

もうね、たまらんですよ。



毎年、寺子屋生の結構買いに行っている生徒が多いですね。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 02:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月08日

小さな変化の積み重ね


今晩は、本日も粛々。



幼児低学年をみていると、やっぱり1年・2年経つと、

驚くほど成長しています。



深く「考える」ことをあっという間にあきらめていた子が、

粘り強くなったり、


考えを言葉にするのが苦手だった子ができるようになったり、


イヤイヤ言っていたのを言わなくなって、

落ち着いて取り組むことができるようになったり、


自分の意見や考えを述べられなかったけれども、

できるようになってきたり。



塾で教えるようになって25年くらい経ちますが、

中高生を教えることが多かった身からすると、

信じられないような大きな変化ですが、



保護者とすれば、

その変化を待てなかったり、

この程度の変化は当然と考えていたり、



一番がっくしくるのは、

そういう変化に気付いていないというケースもあります。



高学年や中学生についてもよくあります。

まあ、その変化を待てなかったり、過小評価したりするのをみると、

その保護者の方は、さぞ優秀な子供だったんだろうと、

嫌味なことを考えてしまうよりも、



★変化って、どうやって起こるのか、見えない状態にあるんだなあ



と思っています。



私が寺子屋のことを紹介するときには、

「至って平凡な、何のとりえもない塾です」と言うようにしているのですが、

それは本当のことで、

例えば、先日のブログに書いたように、

地味で、当たり前のことを、

粛々と積み重ねているだけです。



ただ、その当たり前をバカにせずに積み重ねるほうが難しくて、

その威力は、寺子屋の高校合格・大学進学実績を見ていただければ、

お分かりになると思います。



劇的な変化を期待してしまっているのは、

子どもをきちんと見ていないから。



わずかな変化を過小評価してしまうのは、

小さな積み重ねを「当たり前」と侮っているから。



偏差値や得点という数字を気にする気持ちはわかりますが、

子育てのゴールは、

いい高校に入学したり、いい大学に入学することではないはずです。

その数字みたいな部分は、

私が悩めばいいところですので、

お家の方には、どんと構えていてほしいですね。



わかっていてもどうしようもできないときは、

私でよろしければ、お話を聞きますよ。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 23:50| Comment(0) | ちょっと思ったこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月05日

重要だけれども、緊急ではないもの


今晩は、本日も粛々。



新年一発目の、映画で学ぶ知の技法は、

困ったときのロビン・ウィリアムズ、



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パッチ・アダムスでした。



結構みんなの心に刺さったらしく、

感想を書くのに、熱が入っていました。



そういえば、寺子屋から灘高校に合格した生徒が言っていました。



受験で鍛えられるのは、せいぜいが10分や15分で読めるような

文章しか出てこない。

2時間くらい物語を、頭の中で再構成するというのが、

こんなに難しいとは、

最初はとても戸惑いました。



日本最高峰の難関校に挑む生徒ですら、最初は厳しかったみたいです。

こういうのをみると、

受験勉強に最適化しすぎると、危険だなあと思ってしまいますし、

だからこそ、やってよかったとも思います。



国語を何とかしなきゃいけないときに、

本を読めとか、

感性を磨けとか、

語彙力や教養を養えとか、

そんなことを言い放つくらいなら、

映画で「もやっ」と心に起こったことを言葉にしてみて、

実際に講義を聞いて、

さらに感想を書く。



部活や学校の課題など忙しい中高生だから、

無理のない、月1回だけこういう、



★重要だけど緊急性が低いもの



に手を入れる。

こういう塾があってもいいのかなと思います。



点数を追っかけることで、

自信と教養を手に入れるというのは大事なのですが、

それだけだとどうしようもないことがあるんです。



日本最難関の高校に合格して、

進学後も優秀と評された生徒ですら、

その「どうしようもないところ」にはまりかけていたわけです。



学校も点数しか見ていないことも多いですから、

広い視野で生徒の学力を眺めてみてもいいんじゃないかと、

思います。




ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 22:34| Comment(0) | よのな科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月03日

将来、一緒に働きたいと思える生徒たちへ


あけました、本年も粛々。



冬期講習が明けたら、3月から始まる新年度の募集を開始します。

新年少〜新中3が対象です。



さて、寺子屋はじっくりゆっくり育てると言いましたが、

冬期講習ではこんな感じです。



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中学生、講習会恒例の国語添削です。

自分で解答を見つけるまで、何度も何度も突き返します。

色が付いているところは、私からのヒントです。



いえね、短時間で解けるようにするのは簡単なんです。

1回の講習会で国語だけで、偏差値を8〜15上がったケースもあります。

ですが、

それだと自分で考え、日本語を咀嚼できるようにならないんです。



で、それだけでなく、

わからなかった言葉を調べてもらったり、

根拠となった箇所に線を引っ張ってもらったり、

場合によっては、文章の内容を掘り下げる講義を行ったり、

関連書籍を紹介したり。



しっかりした理解の土台があって、

成績はその後に付いてくる。



それが普通の勉強のスタイルだったはずです。

ですが、あまりにインスタントに成績という数字だけをいじるという、

勉強スタイルが一般的になってしまいました。



で、生徒の目線も、

短期的な成果ばかりに目が行って、

結果さえ出れば、

姑息(その場しのぎという意味です)な方法でも簡単に手を出してしまう。



そういう子たちと将来、一緒に働いたり、

自分たちが引退した後に、彼らが作る世の中だったりに、

わくわくするでしょうか?



彼らが活躍するようになったときに、

彼らが接する人たちがわくわくするような生徒に育てたい。

そう思って、

日頃生徒に接しています。



ああ、年甲斐もなく、真面目に語ってしまいました(笑)。



それでは良いお年でありますように。




ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 05:20| Comment(0) | 寺子屋の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする