2024年09月26日

寺子屋的な当たり前の基準


今晩は、本日も粛々。



先日、お問い合わせで来られた保護者の方に、

自習している寺子屋生が、

低学年から高校生まで、静かに淡々と勉強している様子を、

とても褒めていただけました。



と、いうのも、

「静かに勉強している塾」というものをあまり見かけたことが無かったようで、

その方のご出身の自治体でも、

石川県内でも。



まぁ、私は「いろんなタイプの塾があった方が、地域の学力アップにつながる」

という考え方をします。



たとえば、

友達としゃべりに自習に行くようなタイプのものであっても、

家にいれば、ずっとゲームやテレビで勉強しないけれども、

友達としゃべりながらでも30分勉強できればいい

という価値観の方もおいでると思うゆえ、

そういう塾もあってくれた方がいいと考えています。



ただ、寺子屋的には

静かかうるさいかという基準は、

寺子屋基準から遥かに及ばない基準ですので、

「歌上手ですね」と言われた

プロの歌手のような気分になりました(笑)。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 19:35| Comment(0) | 寺子屋の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月20日

「新しい」文化との接触


今晩は、本日も粛々。



真田広之さんが監修と主演を務める「SHOGUN(将軍)」が、

エミー賞18冠という、とんでもないことをやっちゃいました。



寺子屋名物「映画で学ぶ知の技法」で、

真田さんが出演している『ラスト・サムライ』を、

高校入試が終わった中3だけにやっています。



もちろん、生徒からの人気が、毎回高いからというのもありますが、

『ラスト・サムライ』以降、ハリウッドに渡った真田さんが、

きっと何かを成し遂げるであろうと信じて、

14年間毎年、扱ってきましたので、

感慨ひとしおです。

といいますか、予想を遥かに上回る活躍にびっくりしているくらいです。



かつて、高校の先生や予備校の先生が、

次期芥川賞受賞者みたいな、世の中の動きを当てているのをみて、

勝手に憧れていたのですが、

自分が少しはできるようになってきても、特段嬉しいことはありません。



というのは、

真田広之さんが時代劇のすごさをいうものを、

アメリカで証明してみせましたが、

肝心の国内はどうでしょう?



時代劇らしいものは大河ドラマと、

季節の特番くらいでしょう。

実際、テレビで時代劇が少なくなって、かつらを作る職人さんも少なくなっているとか。



海外が評価する日本文化は、

肝心の日本で滅びそうになっているというのは、

私が好きな服の世界でも、同じです。



ただ便利だから用いる、それも立派な行動のひとつなのですが、

素晴らしいから使う、

作っている人の工夫に敬意を表すために使う、

というような、

消費行動に気持ちが乗っかったありかたを、

今の子たちは観る機会があるのだろうか?と思います。



真田さんの今回の賞が、

「日本すげぇ」なんかで終わってしまわず、

日本人たちが今まで知らなかった日本文化を、

新たに知る機会になってくれればと、

切に思います。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 17:19| Comment(0) | ちょっと思ったこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月13日

知識がつなぐ、心とこころ


今晩は、本日も粛々。



余談です。



以前ブログでも紹介した、

マダム・ルロワというカフェ兼レストランに行ってきまして、

相変わらず絶品料理に感動したのですが、



奥様がオーナーで、フランス人のご主人と一緒にお店をしておりまして、

たまたま奥しゃんがフランス語が書いてあるTシャツを着ていて、

ご主人がきゃぴ!として、



Fraternité!



と書いてある単語を読んでいました。

その場でググってみますと、

友愛で、

フランスの国旗の由来、

自由・平等・友愛の最後のひとつでした。



よくある英語のTシャツみたいに、

変な単語でなくてよかった(笑)。



どうやって発音するんですか?と聞いてみたら、

一層嬉しそうに、教えてくれました。

カタカナ表記だとよく、「フラテルニテ」と書いてありますが、

響きとしては「ファテルニーテ」みたいに聞こえます。

美しい響きです。



そこであれこれ話していたんですが、

パリオリンピックは、

パリ市長が自分の名誉のためにごり押しした政策がいくつもあって、

だからマクロン大統領の支持率が落ちたんだ。

北朝鮮やロシアじゃないんだから、

もっと話し合って決めるべきだったと憤慨していたそうです。



奥様と私は、

東京オリンピックが直前まで責任者が決まらず、

ぐだぐだ内容になったのに、

パリはすごいもの見せてくれたのでいいなぁと言っていたのですが(笑)。



最後にぼそっと、

日本人は英語には興味を持っても、

フランスにはあまり興味を持ってくれないのに、嬉しいです、

みたいなことをぼそっと。



知識を取得することは、

これからの時代は大して意味がないという論調がウケていますが、

知らないものから関心は生まれませんし、

知識を伝えることで、

「あなたのバックグラウンドに、きちんと興味があります」と伝えることにもなります。

気持ちさえあれば伝わる、

とはなかなかならないものですよ。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 18:23| Comment(0) | 余談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

知識がつなぐ、心とこころ


今晩は、本日も粛々。



余談です。



以前ブログでも紹介した、

マダム・ルロワというカフェ兼レストランに行ってきまして、

相変わらず絶品料理に感動したのですが、



奥様がオーナーで、フランス人のご主人と一緒にお店をしておりまして、

たまたま奥しゃんがフランス語が書いてあるTシャツを着ていて、

ご主人がきゃぴ!として、



Fraternité!



と書いてある単語を読んでいました。

その場でググってみますと、

友愛で、

フランスの国旗の由来、

自由・平等・友愛の最後のひとつでした。



よくある英語のTシャツみたいに、

変な単語でなくてよかった(笑)。



どうやって発音するんですか?と聞いてみたら、

一層嬉しそうに、教えてくれました。

カタカナ表記だとよく、「フラテルニテ」と書いてありますが、

響きとしては「ファテルニーテ」みたいに聞こえます。

美しい響きです。



そこであれこれ話していたんですが、

パリオリンピックは、

パリ市長が自分の名誉のためにごり押しした政策がいくつもあって、

だからマクロン大統領の支持率が落ちたんだ。

北朝鮮やロシアじゃないんだから、

もっと話し合って決めるべきだったと憤慨していたそうです。



奥様と私は、

東京オリンピックが直前まで責任者が決まらず、

ぐだぐだ内容になったのに、

パリはすごいもの見せてくれたのでいいなぁと言っていたのですが(笑)。



最後にぼそっと、

日本人は英語には興味を持っても、

フランスにはあまり興味を持ってくれないのに、嬉しいです、

みたいなことをぼそっと。



知識を取得することは、

これからの時代は大して意味がないという論調がウケていますが、

知らないものから関心は生まれませんし、

知識を伝えることで、

「あなたのバックグラウンドに、きちんと興味があります」と伝えることにもなります。

気持ちさえあれば伝わる、

とはなかなかならないものですよ。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 18:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月11日

学力・点数に急ぐ前に必要な力


今晩は、本日も粛々。



低学年の授業では、


IMG_1675.jpeg


漢字を自分で調べるための教材を、

渡してあります。



いろいろ理由はあるのですが、

最近、小学校の授業が増えて(英語や道徳・プログラミング)、

国語の時間が一番削られてしまい、

漢字は「やっといて」で済まされるのも散見されます。



だから、書き順はおろか、

部首を知っている子はまずいませんし、

体感9割くらいの子が、漢字を形で憶えています。



外国人の日本語初学者みたいな状態です。



ですので、低学年から調べる癖をつけるのですが、

まぁ見事なくらいに、差が出ること。

きちんと調べるようになる子と、

お家に方に聞いておしまいという子と(笑)。



高学年になると、毎週漢字テストをやるのですが、

IMG_1683.jpeg

こうやって、

わからない言葉や部首、紛らわしい漢字などを、

調べるようにしています。



それでもこの子は、テストの後、

「前兆って何?」

「鹿の子模様ってどんな柄?」

と私から質問されて、答えられませんでした。



道のりは遠い(笑)。



というのは、

例えば、最近の間違って使われている言葉、


嫁…(誤)奥さんのこと、(正)同居人の妻・息子の妻

させていただく…(誤)丁寧な表現、(正)依頼されたことに使う謙譲表現


言葉は時代によって変化するものなので、

変化自体はいいのですが、

単純に語感とイメージだけで意味を用い、

調べない

というのが原因だと思われます。



今日日、最近の生徒の課題は語彙力の少なさだ!なんて言う人もおいでるのですが、

そういう人に限って、

その語彙力の根幹である、漢字をきちんとやりません。



今、これだけ漢字が軽視されていますから、

こういうことがきちんとできるだけでも、

仮に同じ点数を取っていたとしても、

「土台が違う」状態になれるわけですね。



先取りしたり、

小難しいことをやるのも大事なのですが、

こういう地味なこともきちんと仕込まなくては、

「点数だけはご立派」という状態になってしまいます。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 17:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月09日

映画で天才っぷりを発揮する


今晩は、本日も粛々。



昨日の「映画で学ぶ知の技法」、

初めてSF作品を扱ってみたくて、選んだ映画は

『メッセージ』




IMG_1665.jpeg





なんですが、

この、画面中央に映っているのが宇宙船で、

これがその宇宙船の初登場シーンでございます。




私はその瞬間、

お菓子のばかうけにしか見えなくて、

シリアスな世界観が台無しになってしまいましたが、

なんとか授業を成立させました。




奥しゃんも一緒に観ていたのですが、

奥しゃんと生徒の一人、そしていつもオンラインで参加している兵庫県の塾長は、

柿の種に見えていたそうです。



まぁ、これら不届きものたちは、

映画のクライマックスみたいなシーンで、

この宇宙船が横になるときがありまして、

もうね、

堪らなかったでしょうね(笑)。



意外と生徒の感想に、

そういうのがなくて、

真面目だなぁと思うわけですね。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 17:32| Comment(0) | 余談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月06日

毎年約半数が、泉丘高校以上に合格します。


今晩は、本日も粛々。



今年の夏休み明け塾内学力テストの結果がでました。

トップ高(石川県は泉丘、オンラインはその自治体のトップ公立高校)に

成績的に到達している生徒は、



中1:全員

中2:4分の3

中3:半分



二番手高校まで入れると、全員今の時点で合格圏内です。



トップ高合格基準内に達している生徒のうち、

小学校から通ってきている生徒が約半分で、

残り半分が中1からです。



寺子屋は賢い子しか入れないなんて言われていますが、

最初から賢かった子なんて、1人もいないです。

今年、石川県内で唯一、東大推薦で合格した子や、

かつて灘高校に合格した子ですら。



小学生や中1から、

壮大な下ごしらえを

せっせ

せっせ

とやっているだけの話です。



ちなみに低学年から面倒みていた生徒は、

今年の中3は予想段階ですが、

全員二水高校以上に合格しています。




ですが、正直言いまして、

テストの点数は、塾長である私が気にしているだけで、

生徒にあまり目指させることはしていないです。

せいぜい、

納得いかない点数なら頑張れ

と申し伝えるくらいです。



志望校も、

好きなところを目指せ、

ただし、本当に行きたいなら全力を尽くすはず

としか言っていません。



頑張った結果、

好きな科目や単元、学問分野などが、

増えてくれれば、

自然に結果はついてくるのです。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 22:02| Comment(0) | 寺子屋の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月05日

幼児・低学年のうちにやっておくこと


今晩は、本日も粛々。



小3の子が初授業でした。

最初は基本図形から練習で、

色板で作っていき、

お手本に線を引いて、設計図を作ります。



IMG_1641.jpeg



こんな感じで。

@色板と設計図で、大きさや形が異なる

A斜め線の引き方が得意でない

という特徴があります。



正直に言いまして、

低学年だろうが高学年だろうが、

ほとんどの生徒がここから出発です。

授業でじっくり、色板や積み木遊びの中で修正していきます。



@色板と設計図で、大きさや形が異なる

これがしっかりできていないと、数を量感覚でとらえることができず、

例えば、

計算を暗記処理する → 計算の工夫や暗算ができない

文章題で数直線を書くことができない

単位が異なっても同じものとしてとらえてしまう。

などなど、

将来なっていくことが、もうわかりきっています。



A斜め線の引き方が得意でない

ひとつは、指先の巧緻性が不十分の可能性があります。

これは集中力や知性の基本となってくるところです。



もうひとつは、線の出発点とゴール地点を把握してから線を引くということができていないので、

全体をみるのがあまり得意でないことがわかります。

ですので、

ざっと概観してから手順を考えたり、

黒板とノートを見比べてバランスよく書いたり、

ということが苦手です。



今回初授業の子を取り上げましたが、

小学生でめちゃめちゃ成績がいい子でも、

これらができている生徒を、まず見たことがありません。



こういう当たり前のことを入れずに、

大量にプリントをやったり、

反復演習をしたりしても、

応用可能な、柔軟な知識にはなっていきません。



この状態で中学校で、

過去問中心、

傾向と対策で、これやっとけばいいみたいな指導、

とにかく先取りで薄っぺらい理解をくりかえして、

高校の内容が理解できない、

大学での学問の面白さがわからない、

複雑なものからすぐ逃げる、

みたいな子たちに育っていってしまいます。



成績が良かった保護者ほど見過ごしがちの、

「どういう土台があったから、成績という数字になっていたのか?」

という部分にスポットライトを当てつつ、

生徒を育てていく。



これが寺子屋流です。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 19:08| Comment(0) | 幼児・低学年用の指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月04日

勉強への接触回数アプローチ方法


今晩は、本日も粛々。



幼児低学年の保護者会では、

塾をきっかけに、

勉強で子どもと遊んだり、

コミュニケーションをとったりする機会にしてくださいね^^

ということを、

毎回伝えています。



それを地でやっているようなご家庭がありまして、

はじめは積み木や色板があまり得意そうではなく、

積極性も少ない子でしたが、



IMG_1637.jpeg



ででん!

作るだけでも結構難しいのですが、

実際に立ててみることができました。



実際にお家でも、

授業のあとは、

「塾でできたの見せて」

(おそらく積極性を引き出したいんでしょうね、保護者の意図としては)

と復習したり、

「明日塾だから、ちょっと色板か積み木やってみよっか」

と促してみたり、

取り組んでいるそうです。



できたかできないか、

入塾から早くできるようになったか、遅かったか、

そんなことはどうでもいいのです。



こういう取り組みの過程に意味があるのです。

その子の性格に合ったアプローチを探すというのも、

コミュニケーションのひとつです。



こうやって、

遊びの延長としての勉強への接触回数を増やすと、

関心が生まれます。



最初から興味を持っていたり、

頑張ろうと思ったりしている子は、

普通いないと思います。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 18:16| Comment(0) | 幼児・低学年用の指導 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月01日

かほく市グルメ散歩B


夏期講習が終了しましたので、

2学期からの生徒募集を本格的に行いたいと思います。

小1が満席で、中3が募集終了しておりますので、

それ以外の年少さんから中2まで募集しております。



今晩は、本日も粛々。


幼児低学年を始めたときから、

金沢から通ってくださる方が多くて、

寺子屋の授業中にかほく市内で、お茶しながら待てるところを

ご紹介しています。



私ら夫婦が行ってみて、

両方とも推しているお店だけをご紹介しています。



https://www.instagram.com/tea.bake.haco/

お茶とお菓子のアトリエha+co



イートインできる日時が限られているので、

インスタで要確認です。



あまりにお菓子が美味しいので、

寺子屋で定期便的な感じでお取り寄せしていた時期があったくらいです。

お菓子はどれもハズレがないのですが、

キャロットケーキは、私の中で今のところ1番ですね。



ごんぼっち
posted by ごんぼっち at 22:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする