2023年07月29日
当たり前を身に付けるステップ
今日は、本日も粛々と夏期講習。
成績優秀な子って、
@長時間机に向かえる
A言われたことはちゃんとやろうとする
B習ったことは次回までに覚えてくる
C直したり覚えたりする際に、工夫することができる
決して異能の持ち主じゃないです。
「当たり前」のことです。
その「当たり前」を舐めてかかるから、
成績ごときでつまづくんです。
小学生の社会で、
「授業で教わる内容を知らなかったとしても全然構わない
その代わり、授業で教えた内容はしっかり復習して、
答えられなかったら、めっちゃ怒るよ?」
と事前に通告してありました。
さて、今それで復習内容を答えてもらっているのですが、
出てこない、出てこない(笑)。
ノート見てもいいから、きちんと答えられるまで、
全員待たせます。
A言われたことはちゃんとやろうとする
B習ったことは次回までに覚えてくる
これを身に付けてもらっているわけです。
こういうところで甘やかさないから、
寺子屋生は優秀なんです。
ごんぼっち
2023年07月18日
受験国語は、普通の国語とは違う・・・?
今晩は、本日も粛々。
夏になると受験関係の記事も多くなってきて、
一応目を通してみるのですが、
国語関係は本当に面白いものが多くて、
毎度パソコンやiPadの前で、崩れ落ちて笑っています。
今回は某大手新聞社系統のニュースサイトで、
中学校受験のプロと銘打った人の記事です。
NGワードってありますよね、
これ言った瞬間にアウト!ってやつ。
国語でいうNGワード的なことを述べてみましょうか。
ちなみに国語NGワード界のトップofトップ、
国語を上げるには本を読め!
についてはもう書いてあります。
「受験国語は問題作成者の意図に通りに答えるもので、
一般的な読解力と別物です」
なんなんでしょうね、こんなことを言う人。
確かに、質問によって誘導がなされることはあります。
(例えば、「端的に答えよ」→まとめてある部分から探してね、のように)
しかし、他の科目でもそういうような条件はたくさん付きますが、
社会や理科の記述問題は、一般的な知識じゃなく、
問題作成者の意図に答えなくてはいけない、別物の科目です、
なんて言いますか?
受験国語と一般的な読解力は、そう大差はありません。
ただ、受験英語は「作品の一部分だけで全てを判断しろ」というルールがあるだけです。
それが入試問題で必ず書いてある、
次の文章を読んで、あとの問いに答えよ
(=次の文章内に書かれていないことは無効)
という断り書きです。
よく作家が自分の作品が入試に取り上げられたので解いてみたら、
作者なのに満点が取れなかったという話がありますが、
当然だと思います。
作家は物語全体や、場合によっては他の作品とも連続して考えていますが、
入試問題はごく数ページだけで判断できることしか書けません。
答えが違ってくるのは当然です。
ちなみに今共通テストで、複数のテキストを読んで答えるなんて問題が出ていて、
今までの受験国語しかやってこなかった子たちは、
難しくなった!なんて悲鳴を上げているようなのですが、
関連する複数テキストを読むなんて、
一般的な読解力では当たり前のことです。
(他にも、一部じゃなくて全部読んでみるも「当たり前」のひとつですね)
一部で完結してしまう受験国語に慣れてしまうことが、
受験国語ですら点数を取れないことに直結してしまう事態になってすらいます。
笑えないくらいの落とし穴ですね。
受験なんて、「その学問で大事」と言われていることをちゃんとやっていれば、
普通に点数が付いてくるものです。
点数を取る用の特別なことをするから、
かえって頭が悪くなっていくんだと思うのです。
ごんぼっち
2023年07月09日
学力なんかより、点数が欲しい
本日入ったチラシです。
おはようございます、本日も粛々。
Twitterで、かなり前に、
受験生の保護者っぽい方のツイートで、
学力は要らないから、
点数が欲しい
とありました。
まぁ、保護者の方からすると、偽らざる本音のひとつだと思います。
例えば、
モテたいけれども、ダイエットはしたくないとか、
スキルを上げて給料は増やしたいけど、努力するのは嫌とか、
そういう話ってよくあるもので、
それを問題が解決しないから、ダメな考えだと
斬って捨てるのは簡単なのですが、
ちょっと違う視点を持ってみようと思います。
生徒に指示を出して、ちゃんと守ってくれるのは、体感1割〜2割です。
だいたいいろいろな塾の先生から平均を取ると、
10%くらい。
上位10%は偏差値に換算すると、62〜3ほどで、
高校受験になぞらえると、
泉丘ギリギリ合格するかも、落ちるかもライン
二水合格ラインです。
みんながつい避けたがる、
大事だとは思いつつも、つい後回しにしてしまうことを、
ちゃんとできるようになるだけで、
高校入試で擬えると、トップから二番手校レベルになります。
そう考えると、受験って簡単ですね。
そんなもののために、小中学校の多くの時間を割くくらいなら、
ついでにもっと内容を深めて、
「受験をかっこよく・余裕で乗り切る」
という目標を立ててもいいと思うのです。
え?贅沢な目標?
おそらく世の中の大多数がそう思うと思います。
だから、この目標に本気で取り組むだけで、
自然に結果はついてきます。
寺子屋本楽寺進学実績
これくらいじゃダメでしょうか?(笑)
ごんぼっち
2023年07月08日
自学で450以上取ったからこそ価値がある
金沢情報さんに登場しております。
アトリエ本楽寺&寺子屋本楽寺、宜しくお願いします。
今晩は、本日も粛々。
小学校から育ててきている中1が、
中学校のテストで全員450点超えました。
相変わらず、対策授業はゼロ、
自学で皆が成し遂げたので、
寺子屋のおかげではなく、生徒たちの努力です。
中学から入ってきた生徒は、まだそこまで至っていないので、
その引き上げも課題なのですが、
もうひとつ、
この程度で満足しないようなレベルまで目線を上げる段階にきました。
対策対策漬けにして、
点数を手っ取り早く上げて、それを自信にして頑張ってもらう
という手もあるのです。
ですが、対策漬けで点数を上げた子は、
「テストの内容を超えた高いレベルに目線を上げる」というステップに、
進むことができた生徒に、
残念ながらまだ会ったことがないのです。
習った範囲を、ふかーく掘り下げていくと、
次以降の単元の下ごしらえになります。
ちょっとできるとすぐ先取りさせたがる人が多いのですが、
あくまでこの「ふかーく掘り下げる」のひとつでしかないわけです。
この、
ふかーく掘り下げるステップに挑んでいこうとするのですが、
これがきちんと小中学校のうちにできていると、
高校の勉強がとっても楽で、
大学での勉強にスムーズに接続できるようになります。
こういうことをきちんとしないで、
点数・偏差値ばかり追いかけているから、
高学歴のわりに残念な子が量産されてしまうわけです。
どうせなら高校・大学・大学院と、
教育課程が上がれば上がるほど、
勉強の面白さを知るような生徒に育てていきたいわけです。
ごんぼっち
2023年07月06日
【お知らせ】中3生の募集について
今晩は、本日も粛々。
いつもでしたら、中3は6月末で募集を締め切るのですが、
今年は業者さんを変えた都合で、
チラシが入るのが遅くなったため、
一応7月20日まで募集とします。
附属・泉丘などなどに、
合格するだけじゃなく、
合格にふさわしい生徒になりたい方を
お待ちしております。
今年も中3は、附属・泉丘志望が過半数です。
今のところ。
石川県の最上位は、校風によって選択可能になってきましたね。
探究+自学型の金大附属と、
予備校・管理型の泉丘と。
何にせよ、似たような方向性ばかりより、
カラーがはっきりしている方がいいと思います。
ごんぼっち