2023年05月22日
大人が魅力的な「メディア」かどうか
今晩は、本日も粛々。
広島で行われているG7、歴史的な会合になりそうですね。
戦争している一方の相手国だけを呼んだので、
良くないのではないかという意見があり、それでデモも起きているのですが、
それはともかく、
寺子屋では中学生になったら、ニュースくらいは観ようと言って、
時事問題の話も授業中によくしているのですが、
それでも、先般中3に、
「グローバルサウスって最近ニュースでしょっちゅう出てくるけど何?」
と聞いて、わかっていたのは半分ほど。
成績が飛び抜けていく生徒は、
例外なく、こういう話題に反応できます。
まぁ、こういう話題をスルーしたり、
反応したふりをすることができる生徒もいるんですが、
頑張っても泉丘ギリギリ合格で、その後上三分の一以上には上がれない、
努力で上がったとしても、大学で行き先を見失う未来になるのは、
仕方がないです。
偏差値で上げ底されちゃう人は、
いつの時代にもいました。
こういう歴史的な出来事は、日常的に起こっているもので、
今までの世界はどうだったか、これから世界はどうなりそうか、
みたいな話は、子ども同士では難しいので、
大人が関わるしかありません。
賢い子たちをみていると、日ごろいお家の方や、いろんな大人から、
世の中に関することをよく話題に取り上げているのが伝わってきます。
といいますか、
賢い生徒に育てるには、いかにいろんな大人が、いろいろな話をするか、
そこ一点しかないとすら
思ってしまいます。
動画やゲームみたいな、強い刺激を一方的に与え続けるメディアに対してしか、
反応できないような身体を身に付けてしまう前に、
こういうじっくり考えたり、
即答えが出たり、
すぐわかった気にならないような話題は、
格好の教材です。
しかも大人が全部わかっている必要はなくて、
一緒に経緯を見守るというのでも充分という点も、
勉強と違って気軽でいいですね。
勉強だと、保護者が子どもより優れていないといけないという、
謎プレッシャーがかかる方もいるのですが、
子どもにとって重要なのは、
親が関心を持ってくれている点であって、
親がたくさん知っているかどうかではないのです。
ごんぼっち
2023年05月18日
【中学生】成績トップの子の親がしていること
おはようございます、本日も粛々。
指導歴25年超&“生の声”で実証! [中学生]成績トップの子の親がしていること - 國立拓治
を著者謹呈いただきました。
成績上位5%に入っていた中学生の保護者へのアンケートを元に、
愛知県の國立先生が書かれた本です。
岡本塾や進学塾サンライズなどと並んで、
もう20年近くの友人で、
人気著作作家と呼んだ方がいいような、
塾長さんですね。
この本はいちゃもん付けれないくらいいい内容だったのです。
特に
「小学生はまず国語を大切にしましょう」→そのために漢検は大事
なんて、なかなか言ってくれている本は無いですね。
しかし、普段保護者会で皆様にお話ししている内容と、異なる点もあります。
実際、私は理社も大事って言っていますしね。
それは3つの意味で、そもそも前提が異なるからです。
1つめは、
寺子屋がイメージする「中学生で到達してほしいひとつの数字」は、
偏差値70以上(上位2.3%、44人に1人くらい)です。
ここに到達できない場合、
小中学校の基礎学力が穴だらけ状態で、
勉強のし方も、相当数改善の余地がある状態です。
できれば、1科目だけでも偏差値70を超える、飛び抜けたものがあると、
いいですね。
2つめは、この書籍は中学生の保護者対象です。
寺子屋は幼児からやっているので、
常々保護者会で申しているように、
幼児・低学年時期の勉強のイメージと、中高生の勉強のイメージは真逆に近いので、
生活以外についての取り組み以外は、その前提でお話します。
3つめは、寺子屋は高校受験や成績アップを最終目標に置いていないところです。
大学入試?いえいえ、
個性や自由ではみ出していく、面白い人に育っていって欲しいだけです(笑)。
この本に書かれている内容はどれも、
当たり前に見えるかもしれませんが、寺子屋でも成績上位の子どもの保護者が、
実際に取り組んでいたことが多々あります。
ぜひ、お手を取ってみてください。
ごんぼっち
2023年05月11日
受験科目に情報が加わるので
今晩は、本日も粛々。
Twitterの気軽さに、ここ数年負けつつあり、ブログが滞りがち(笑)。
いかんいかん。
情報が共通テスト科目に追加される
プラス
寺子屋で情報系に進学希望の生徒がいるので、
高校段階で身に付けておいて欲しい、情報の基礎知識とは?
とエンジニア経験がある方に聞いたところ、
圧倒的1位は
国語
でした。
今の子たちによくある、
依頼された内容をちゃんと把握できないせいで、
とてもじゃないが商品にならないものを作ってしまう問題は、
情報の世界でも多いようです(汗)。
次に出てきたのは、
中学高校で習う確率・統計を、日常生活に応用する発想が必要
とのことでした。
そこで
こんな本を購入してみました。
理系で困ったら講談社ブルーバックスとnewton(笑)。
最近の進学校は、
困ったらとにかく大学入試の過去問ってやるんですが、
そんなことやるから、
大学に入ってから勉強を活かせない人が大量発生するわけです。
中学生くらいで読める本なので、
ぜひ手に取ってみてください。
ごんぼっち