2020年06月23日

寺子屋的「余熱で点数・合格を勝ち取る」


先日のチラシに続き、金沢情報に記事が掲載されました。


早速寺子屋オンラインにもお問い合わせをいただきました、ありがとうございます。



今晩は、本日も粛々。



毎年、大学進学実績は、

地方都市の個人塾にあっては異例中の異例で、

東京の教材会社の人たちから、驚かれます。



私としては、その子の学力や、

進みたい方向性、

知的成熟度からかんがみて、

妥当だと思っていますので、

驚かれることが不思議です。



今年、関西学院大学に進学した生徒は、

中学校のときは特に興味関心が深いわけでもなく、

かといって不真面目でもない、ごく普通の生徒だったと思います。

しかし、中学校の時にとあるきっかけで、

スポーツができなくなり、無気力の日々を過ごしていました。



寺子屋が年に一・二度行っている講演会「知のスレッジハンマー」にて、

寺子屋から灘高校合格した子が、後輩たちのために話してくれ、

その子に憧れて、勉強に没頭し始めるようになりました。



中3のときには、

寺子屋の授業で紹介された古典的名著『エビと日本人』をきっかけに、読書家になりました。

それまでは寺子屋文庫の本を手に取っていることは、

まずありませんでした。



そして、成績も平均ちょっと上からぐんぐん伸びて、

冬には泉丘挑戦したいと言うようになりました。

結果的には二水となりましたが、

それからも社会科学への関心は深く、国際関係学部では名門の関学に進学できました。



これぞ、寺子屋的「余熱で点数・合格を勝ち取る」。

大学に行って燃え尽きる生徒が多い地方都市出身者、

誰にでも「とりあえず難関10大学を目指せ!」という、

めちゃくちゃな進路指導がはびこっていると、

燃え尽きて当たり前です。



やりたいことがあるから頑張る、も大事なのですし、

一生懸命、点数を追いかけて頑張ったら、自然にやりたいことが見えてきた、

ということもあります。

登り方は、人生と一緒でいろいろです。



ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 22:59| Comment(0) | 寺子屋について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする