2020年03月27日
教養主義
今晩は、本日も粛々。
先日、卒塾生が、医学部に合格した報告に来てくれました。
寺子屋はまだ医学部志望の生徒を、
大学受験で受け持ったことがないので、
ちょっといいなぁと思っています(笑)。
前職の塾で、
京大医学部に合格した子を受け持ったことがあります。
その子も、
今考えると寺子屋教養主義の原点になった事柄を
京大国語に沿った感じで話すことで、
伸びた生徒です。
その子はもう結婚して、医師として活躍していますが、
結婚するまでは時々来てくれて、
寺子屋みたいな環境が羨ましいと、
お母さんに当たっていたそうです(笑)。
教養主義といってもなかなか難しくて、
人文社会科学を、
卒業後も勉強し続けて、
大学入試問題との関係を見抜いて、
ようやく皆の前で話せるといった代物です。
かつては、高校までで教科書的なベースを学び、
予備校で裏の学問のような、
教科書的な知識とは異なった内容を聴いて、
アカデミックな世界に入っていきました。
ただ、他の先生とは異なる経験をちょっとばかりして、
そこで身につけた内容を話すような底の浅い、程度の低いものではなく、
何千年と人類が積み重ねた知の体系、
巨人の肩の上に登らせてもらって、
説く感じです。
教科書準拠、過去問、模試の復習授業みたいな、
三種の鈍器に頼ることなく、
余熱で点数・合格を勝ち取る。
こういうの、
医学部向きだと思うのですがね(笑)。
ごんぼっち