今晩は、本日も粛々。
先日、塾長たちと話していて、
集団授業では、その塾独特の空気というのが大事、
という話になり、
そういえば寺子屋はどんなのだろう?と、
見学に来たことがある塾長さんたちにうかがってみました。
特に、
一年に一度くらい見に来てくださる先生の言葉が、
自分でも言語化できていない部分で、
咀嚼して、お話ししてみます。
寺子屋は自由に見えます。
生徒が来校すると、好きな席に座り、好きなように勉強します。
休憩するのも自由、
時間を測って仮眠をとるのも、
外に出て気分転換したり、買い物に行くのも自由。
だから、
そのあたりがよくわからない人がみると、
生徒が勝手放題やっている塾と、
勘違いしてしまうかもしれません。

寺子屋にやってくる生徒は、
各自が自分の課題を設定して、勉強に取り組んでいるんです。
その課題設定がきちんとできている限り、
自由にできます。
ただ自習に来ればいいから、
親や先生が行けと言うから、
課題設定が明らかに間違っていたり、していなかったり、
課題がいつまでも変わらなかったりすると、
雷を落とします。
生徒や保護者からの要望であっても、
この課題設定に抵触する内容であれば、
テコでも聞き入れることはありません。
こういう課題設定能力は、
トップ高の生徒からすると必須の能力ですし、
上位高ほどルールが自由ですから、
自由を守ったり、勝ち取ったり、維持したりという姿勢が当たり前です。
宿題や制服すら要らないくらいまでなれば、
日本でも最上位校のスタンスです。
ごんぼっち