2019年10月08日

寺子屋の空気



今晩は、本日も粛々。




先日、塾長たちと話していて、


集団授業では、その塾独特の空気というのが大事、


という話になり、


そういえば寺子屋はどんなのだろう?と、


見学に来たことがある塾長さんたちにうかがってみました。


特に、


一年に一度くらい見に来てくださる先生の言葉が、


自分でも言語化できていない部分で、


咀嚼して、お話ししてみます。





寺子屋は自由に見えます。


生徒が来校すると、好きな席に座り、好きなように勉強します。


休憩するのも自由、


時間を測って仮眠をとるのも、


外に出て気分転換したり、買い物に行くのも自由。


だから、


そのあたりがよくわからない人がみると、


生徒が勝手放題やっている塾と、


勘違いしてしまうかもしれません。




意思決定支援とは.jpg




寺子屋にやってくる生徒は、


各自が自分の課題を設定して、勉強に取り組んでいるんです。


その課題設定がきちんとできている限り、


自由にできます。




ただ自習に来ればいいから、


親や先生が行けと言うから、


課題設定が明らかに間違っていたり、していなかったり、


課題がいつまでも変わらなかったりすると、


雷を落とします。




生徒や保護者からの要望であっても、


この課題設定に抵触する内容であれば、


テコでも聞き入れることはありません。




こういう課題設定能力は、


トップ高の生徒からすると必須の能力ですし、


上位高ほどルールが自由ですから、


自由を守ったり、勝ち取ったり、維持したりという姿勢が当たり前です。


宿題や制服すら要らないくらいまでなれば、


日本でも最上位校のスタンスです。





ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 20:56| Comment(0) | 寺子屋の様子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする