2019年02月13日
概念が足りないのは、高校生も一緒。
2月中に何回か入るチラシです。
春期講習用のチラシは出さないですので、
夏休み前まで最後のチラシの予定です。
今晩は、本日も粛々。
低学年は、概念をたっぷりと身に付けてもらう内容になっています。
この時期にプリント学習や、むやみやたらに問題を解くことを覚えてしまうと、
概念ではなく、
単に数字や言葉の操作だけで、
その裏に意味があることを理解していない、
せっかくの勉強の意味を無効化してしまうような、
頭脳になってしまいます。
それは中学生や高校生でも同じことで、
今日の高1現代文の授業では文化論を扱いました。
ところで文化って、
言葉の定義は何ですか?
って、意外に大人でも答えられないような気がします。
言葉の定義がわからない、
具体的にイメージができないのに、
闇雲に難しい文章を読ませたり、
そういう内容の入試問題をやらせることが正しいとされているのが、
今の高校の勉強です。
ですので、
古代の道具・美術・制服・マンガ・映画・家族の人間関係から建築に到るまで、
たっぷりと具体例と、
調べてもらうことを中心に授業を組み立てました。
かつてセンター試験で、刀の鍔に関する、小林秀雄の評論が出たことがありましたが、
こういうことを理解できずに読んでも、
単に難しい文章で終わってしまいます。
こういう当たり前のことをやらないと、
せっかく学力を測っているのに、
パターン学習力や根性・狡さしか測れなくなってしまいます。
せっかく勉強しているのですから、
特別なことは要りません。
当たり前のことを当たり前のようにやって、
意味を噛みしめればいいのです。
ごんぼっち