2019年01月31日

職人魂を具体化する


今晩は、本日も粛々。


とてもお世話になったショットバー閉店しちゃうそうで、
独立時期も半年違いの同年、
年も1つ違いで、
思い入れが強いお店だっただけに、
やはり飲食店の世界は厳しいなと、
いろいろと考えさせられました。

お酒は好きですが、あまり飲めません(笑)。
味も詳しいわけではありませんが、
個人的な感想では、石川県ナンバーワンです。
そのレベルで、10年持ちませんでした。

そういえばかつて、
経営者たちの前で講演を頼まれた時に、
お話ししたテーマは、
「職人技を、いかに分からない人にも届けるか」でした。

塾も職人技ですので、
職人技以外のひと手間をどれだけできるかによって、
浮沈が決まると言っても、過言ではありません。

まぁ、
職人技以外で流行っている塾の方が多いですし、
とりあえず勉強する場に、子どもが行けば満足、
テストの点数さえ取れれば満足というニーズもありますので、
職人技を持っている塾じゃないといけないと言うつもりはありません。

ただ、職人技を持っている人ほど、
そういうちょっとしたひと手間の大切さに気付かない、
または邪道と切り捨てるがために、
苦しんでいる方が多いのも事実です。

このバーもそういうところが垣間見れて、
とても心配していました。

まぁ、四十代はまだまだ壁に当たって挫ける年じゃありません。
捲土重来を楽しみに、
ファンは信じて待とうと思います。


ごんぼっち
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2019年01月27日

保護者会でした


今晩は、本日も粛々。


恒例の保護者会でした。
毎年1月の保護者会は、生徒の成績状況を、
名前を隠して公表しています。
成績状況をお知らせしている塾は、
他に聞いたことが、
今のところありません。

大手塾時代、
全国の大手の集まりで、成績が上がる生徒は2割ほど。
独立してからも、
一部の成功事例は聞きますが、
全体の成績状況を把握しているだけでも、ごく一握り。
寺子屋は悪い年で7割弱、
いい年で8割強が成績アップしています。

ですが、
成績だけでなく、
学習姿勢や、知的な素地が伴ってこそと思っているので、
成績が良い、
上がっている、
くらいじゃ、満足感が得られません。

小賢しい小手先だけの人や、
すぐ心が折れて、なかなか立ち直れないヘナチョコ、
自分の事しか考えない生き物を、
輩出してしまったこともあります。
この取り返しがつかないことをしてしまったという後悔が、
原動力になっている気がします。

半年で偏差値20以上上がった子が、言っていました。
昔はゲームの方が楽しかったけど、
今は勉強もゲームも、楽しさの種類が違うけど、
勉強も楽しくなった。

全員がこんなふうになる必要はないけれども、
その子なりの熱を見つけて、
余熱で点数を取れるようになってほしいです。

それにしても頑張って語ったので、疲れました。
妻とカラオケでどんどんぱしてきます(笑)。


ごんぼっち
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2019年01月23日

そこそこ国語は取れています。


今晩は、本日も粛々。


高1・高2生にもセンター試験を解かせています。
国語を受けている子は、
悪くて6割、良い子で9割取れていますね。
んー、下は7割5分くらいまでに仕上げたいなぁ。

国語である程度稼げれば、
大学入試は理系でも楽です。
そんなことより、
現代文などを通して、
深く考えることの楽しさを身に付けてもらえれば、
大学でついていけなくなる、
受験勉強で脳みそが荒らされてしまった子にはなりません。

と言っていた矢先に、
高1進研模試に、国語で言っていた内容と同じ文章が出たそうで、
出題が当たったことより、
国語で言っていた内容よりもう少し突っ込んだ内容の評論だったので、
その違いにはたと膝を打ってほしい。

むぅ、
納得がいくだけの授業は遠い。。。


ごんぼっち
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2019年01月21日

優秀な子より立派な子を育てたい


今晩は、本日も粛々。


センター試験の自己採点結果が、続々とやってきております。
まだ全部そろっていないのですが、

得点率94%、89%

が出ています。
この二人が象徴的なので、
ちょっと書いてみたいと思います。

正直言いまして、
センターで成功したことに、
あまり価値は感じていないのです。
仮にセンターに失敗して、
本命に出願できなかったとしても、
私にとって彼らを教えることができた価値に変わりはありません。

地方の公立高校出身者で最も危険なこと。
それは、
成績だけでいい大学に行ってしまうこと。

たっぷりと他のことを吸収できる素地がないと、
大学で持たないですし、
まだ退学できればいいのですが、
そのまま社会に放りだされると悲惨だと思うのです。
大学でやるのはテストや受験勉強という他者評価に阿ることではなく、
学問なのです、
いい大学に行って四年間自由な時間を買うだけでは勿体ないなぁと。

さて、
94%取れた生徒については、知的な素地みたいな部分を、
少しは伸ばせたなぁという印象です。
知的素地がないにも関わらず、卒なく何でもこなす子なので、
私から、

背番号の無いエース(笑)

と呼ばれていました。
それが高3になったときに、大学で勉強したい内容を、
少しはしっかりした内容を言うようになりました。
まだまだ調べて言っているレベルでは無いのですが、
寺子屋が推奨している、


★余熱で点数を取る


ということが見えてきたので、
センター9割は越えると予想していました。


センター89%の子は対照的に、
将来やりたいことや、知的好奇心みたいな部分は充分ある、


★私の世代や少し前の世代の、普通の高校生


みたいな感じの子です。
打てば響くという言葉がぴったりな感じです。
この子は9割か少し届かないと予想していました。

こういう子は教えていてとても楽しかったです。
もちろん、
課題点や欠点もたくさんあるのですが、
学問のベースができていることが大事ですね。
すなわち、

感情が動く、
実際に調べる、
言語化する。

それでも、
「国語が思ったより取れなくて、すみませんでした」
なんて殊勝なことを言ってくるので、
素直に言いました。

受験がまだ終わってないのに言うのもなんだけど、
教えさせてくれてありがとう。


先生との約束を守り、
ある程度長い期間、行動を続け、成績等の報告を欠かさない。
その上で、
知的な素地を作り、
志望校を正しく選ぶ。
そういう条件が整うと、余熱で点数を取るということができます。

優秀な生徒はどこでも勝手に育ててください。
寺子屋は、
立派な子たちを育てたいのです。


ごんぼっち
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2019年01月20日

数と図形の融合学習


452.jpg

発売中のクラビズムに、コラムを書きました。
見た目はこんなのですが、
ちょっと真面目に話しています。


今晩は、本日も粛々。

京都で恒例の、
幼児低学年の勉強会。

ちなみに今度の諫山先生特別授業は、
2月17日日曜、14時30分からでございます。
テーマは単元に関係なく、
無学年で参加可能な、
全体を眺めて取り組む特集です。

低学年の子たちが授業をしていると、
日に日に試行錯誤する力が身についてきていて、
それに伴い、
積み木の見えない部分を予想したり、
図形の大きさと数の感覚が身についてきたり、
文章題を工夫したり、
という効果が見られます。

で、勉強会に参加している塾長さんたちも同様で、
目に見えて効果を感じているんですが、
皆さん口を揃えて、
それが保護者にわかってもらえない、
なぜならテストの点数で、必ずしも見えるとは限らないから。

笑、、、えない。

どういう点で笑えないか、
子どもが変化していても気づかないくらい、
親子がディスコミュニケーションであるのに、
塾に限らず、周囲は何ができるのでしょうか。

もうひとつ、
テストで学力すら、全て測れるわけではありません。
高校生ですら、テスト直前にあった出来事で、
点数なんて簡単に左右されます。
ましていわんや、小学生をや。
そして、テストで測定している一番のものは、
どこを直せばもっといいか?です。

優秀な子より、
立派な子を育てたい。
今日の勉強会で、刺さった言葉です。


ごんぼっち
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2019年01月19日

【お知らせ】保護者会出欠確認について


寺子屋保護者の皆様

来週土日に行われます保護者会出欠のメールを、
20日日曜にお送りします。

宜しくお願いします。



今晩は、本日も粛々。

中学校のテストが返ってきていて、
順位やら得点やらを、見ていて思うのです。

初のトップ10入りやら、
久しぶりの返り咲き、
過去最高得点や順位、
などなど、
中学生の三分の一くらいは、感心な数字が踊っています。

そして、
安定していい順位・得点を出している生徒もいます。
合わせると、
中学生の三分の二ほどが、満足できる数字でした。

数字としては、、、です。

今までの経験から、
これくらいの成績なら、
これくらいの頭のキレを持っていて欲しいなと思うラインがあります。
どうも、
学年が下がれば下がるほど、
そのキレみたいな部分に、
どうしても納得がいかないのです。

どうすればもっと、
切れ刃がいい生徒に育っていくか、
悩みが続きます。


ごんぼっち

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2019年01月15日

原点を感じるとき

452.jpg

発売中のクラビズムに、
こっそり登場しています。


今晩は、本日も粛々。

余談です。

四回ボヘミアン・ラプソディを観てきたというお話をしました。
映画に限らず伝記物というのは、
その人の私生活の暴露であったり、
スキャンダラスな側面を描くものであったり、
事実に忠実にありすぎるあまり面白くなかったりと、
とかく難しいもので、

歴史小説を得意にしていた森鴎外は、
「歴史其儘、歴史離れ」
にその真髄があると言っていましたが、

この映画「ボヘミアン・ラプソディ」はまさにそんな感じで、
フレディ・マーキュリーは特に、
もっと滅茶苦茶な私生活を送ったりもしていましたし、
美しく描きすぎという批判があるのも知っていますが、
そういうのは、
興味を持った人が、後々に調べればいいことであって、

白人でもっとも歌唱力があると言われ、
20年ほどメンバーチェンジも行わず、
未だに評価される音楽家たちで、
しかも優れたパフォーマンスを行った人たちを、

いかに製作者たちや役者たちが、
愛を持って描くか?

そういう素人から見ても、
いや、
素人目線だからこそ大切なことというのが、
とても伝わってくる映画でした。
(ここまで一文・・・笑)


原点みたいなイメージです。


例えば塾という仕事で言うなれば、
生徒の成績アップや、受験を通して、
いかに生徒たちの人間的な成長を積み重ねてもらうか。
こういう一点が、
素人と実際に仕事に携わる人との、
価値観が合う、数少ない接点だと思うのです。

仕事が熟練してくると、
そんな甘いもんじゃないよ、、、という想いになってしまったり、
他にも大切なことが多すぎて、目が向かなかったり、
生徒や先生も点数を取ることだけにしか意識できなかったり、
いろいろ紆余曲折あるものですが、
原点から遠く離れた真理なんて、
なかなかないものです。

原点なんて簡単に言いましたが、
それにたどり着くには、
生まれ持ったルーツや、
振り払ったはずの闇のような部分、
今取り組んでいる事柄の課題まで、
全部ひっくるめて向き合わないと、
腑に落ちるところまではやってこないものです。

まさに映画の中のフレディや他の登場人物たちのように。


そんな感じで私は「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきましたが、
おかげで、
最近生徒たちに、妙な諦めを見出して、
熱くなれなかった部分があったのですが、
そこらへんが少し戻ってきた感じがします。

戻ってきたのはいいのですが、
ホワイトボードを思いっきり殴ったら、
おそらく骨にヒビが入ったようです(笑)。

ほどほどに頑張ります。


ごんぼっち
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2019年01月12日

積学は遠くに到る

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発売中のクラビズムのお尻の方に、
寺子屋がこっそりと登場しています。


今晩は、本日も粛々。

恒例のお守りを受験生に配っています。
積学は遠くに到る
と刺繍がしてありまして、
その意味をお伝えしているのですが、
ブログではちょっと別のお話を。

このお守りは二期生が受験を迎えるとき、
偶然発見したお店に発注して、
好評なので毎年の恒例になっているのですが、
単に生徒から好評というだけでなく、
お店の方がとても熱心でいい方々で、
取引するなら、
こういう方々と、、、という想いで、
続けているのもあります。

ちなみにお店はこちらです。
http://www.aroma-taku.com/phone/

素晴らしいなと思う方と、
お互いが利益になるように取引をする、
というのが理想です。

生徒たちが手にとっているテキストも、
値引き勝負の、金に汚い業者は排除して、
気概ある代理店を通してしか、入荷していません。


ごんぼっち

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2019年01月10日

「当たり前」を当たり前に

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発売中のクラビズムに、お尻のあたりにほんのりと、
寺子屋が登場しています。


今晩は、本日も粛々。

学力テストの結果が出ました。
偏差値表は第4週頃届きます。

低学年で算国200点満点が出たり、
一科目30点以上アップがいくつも出たりと、
なかなかの結果でした。

今、やっている内容が7割から8割くらいの理解度だったとき、
(テストが70点や80点だという意味ではありません)
それらを10割に持って行こうとする努力より、
大切な努力が双方向あります。

この仕事をしていると「当たり前」なのですが、
世間一般的には必ずしも当たり前ではありません。

それをよく理解してくださって子どもの背中を押し、
子どももそれに応えて頑張ってくれた場合に、
結果が出ています。

まぁ、特に低学年については、
点数がその子の頭の良さを示してはいません。
70点から100点の範囲でしたら、
テストを受けた時間のコンディションなどで、
どうとでも左右されます。

「当たり前」のことをじっくりと、
仕込んでいこうと思います。

それにしても、
小学校も地味だけど当たり前のことに、
時間を割けていないときが、
年々顕著になっている気がします。

「当たり前」のことを当たり前に続ける。
大切です。


ごんぼっち

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2019年01月08日

【お知らせ】改修工事

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発売中のクラビズムの最後の方に、
ほんわかと寺子屋が登場しています。
見た目はいつもあんなのですが、
実は真面目な事を答えています。


今晩は、本日も粛々。

寺子屋のお手洗いがずっと和式なのですが、
大家さんのご好意で、
トイレを改造できることになりました。

しばらくの間、
仮設トイレとなります。


さて、
京都の丸善本店で、
某作家さんのヘイト本が「フィクション」コーナーに置かれているそうです。
腹抱えて笑いました。

まぁ、
フィクションと言われても仕方が無いような内容だったと思います。

挙句の果てに、
「大学受験生は、受験前には読んではいけません。
 大学入試の歴史が間違っているから」
だそうです。

昔、
「人間は死んだら零度になるんです。
 彼は体温がありますので、まだ生きています!」
と言い放った、
新興宗教を思い出しました(笑)。


ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 23:30| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする