2016年04月16日
災害
今晩は、本日も粛々。
21時台でしたら、授業中だった塾も多いのではないでしょうか。
九州が大変なことになりましたね。
災害は私も経験ありますが、
いい意味でも悪い意味でも、人というものを思い知ります。
日頃疎遠にしている方でも、すわ一大事と、
駆けつけてくれたり、一声かけてくれる方、
親しいと思っていた方が、知らん顔。
これ幸いとばかりに、後ろ足で砂をかけるようなことをする人。
村八分という言葉がありますが、
どんなに共同体から排除されている人でも、二分は参加できたということです。
その二分が、
葬式(死体を放置すると伝染病の元となる)と、
災害(特に火事の消化活動、類焼が及ぶから)のときです。
ですから、このふたつの時にひどい事をするのは、
それこそ「人外の輩」と位置付けちゃっていいと思います。
勉強は、自分を高めると同時に、
世の中や他者への感度を高める行為。
ごんぼっち
2016年04月13日
春期講習の手ごたえ
今日は、本日も粛々。
春期講習の手ごたえですか。
これくらいです(マテ
京都の研修の後大阪に移動し、晩御飯は相変わらず粉もん三昧でした^ ^
附属・泉丘の国語基礎編をやっていた何名かに、
そして国語の授業で何名かに、
ブレイクスルーが起こる予感。
実際に、学力テスト国語の成績は、
読解問題で高得点率、
知識問題での出来が総得点を左右したかな?という感じでした。
頑張っているけど吸収力が悪いと思っていた生徒が、
ようやく少し頭がほぐれてきた感触有り。
小学校高学年が比較的いい感じ。
特にBテスト受験者の出来が良かったですね。
基礎は大事ですが、基礎の反復だけでは伸びないですね。
春期講習で150点アップが登場。
根性ある子を教えるのは、やっぱり楽しい^ ^
気合が入った子や目標が高い子のために寺子屋はあります。
入塾テストがあるというだけで、よく中身を確かめずに、
「出来る生徒だけ集めている」と言われているらしいですが、
そういう方には確かに寺子屋は合わないと思いますので、
お互いニーズが一致しているということですね^^
さぁ、新中3生は現在満席になりました。
一応募集は6月末まで行っておりますが、
入塾待ちの予約をいただいた方からのご案内となります。
受験生のほとんどが、小学生・中1から教えている子たちで、
志望校は全員、附属・泉丘・二水・七尾理数科の四校です。
最初から偏差値60台を取っていた子は、4人だけ。
50台前半や40台から、上記高校に挑戦できそうな子たちが過半数。
中3からだと入れない可能性があるので、
中1や中2のうちに・・・という方も大歓迎です。
ごんぼっち
2016年04月10日
京都で研修中
今日は、本日も粛々。
個人的に思う、伸びない生徒と伸びる生徒、
伸びない生徒のご家庭と、伸びる生徒のご家庭。
「無駄」に対する考え方
伸びない生徒やご家庭は、無駄を嫌い、
伸びる生徒やご家庭は、無駄を楽しむ。
上の世界に対する考え方
伸びない生徒やご家庭は、馬鹿にするか関係ないと思い、
伸びる生徒やご家庭は、一目置くか、実際に目指してみる。
意志に対する考え方
伸びない生徒やご家庭は、子どもが言ったことを意志とみなし、
伸びる生徒やご家庭は、言った後の行動を意志とみなす。
附属や泉丘・二水などの進学校に行ってから燃え尽きる子、
真面目に頑張っているけど伸びない子にならないようにするには、
後者の考え方が必要になってきます。
これを低学年までぐっと降ろすと、
こういう授業になると思うのです。
さぁ、数学の下ごしらえですが、
小学校や中学校で習う内容の、いくつの単元が、
この写真1枚に表現されているかわかりますか?
現在京都で、
寺子屋低学年指導の勉強会中です。
ごんぼっち
2016年04月08日
メリシャカ
今晩は、本日も粛々。
本日は、お釈迦様が生まれた日、
つまり、メリーお釈迦様、略してメリシャカです。
このブログは説法の場ではありませんから、詳しくは書きませんが、
坊さんとして仏教に親しんでいて、
とても知的な体系を持っているなと、ついつい思ってしまうのが、
迷わず行けよ、行けば分かるさ! という猪突猛進作用と、
それでいいの? というブレーキ作用が
巧みに入り混じっている点です。
ごんぼっち
2016年04月07日
ギフト
今晩は、本日も粛々。
3期生〜5期生(新大1〜新高2)の学年を見ていて、
課題に感じていた部分があります。
勉強って、嫌な言葉です。勉めることを強いるって書くのですから。
しかし教育は、その子にとって最大のギフトである。
こういうところ、きちんと伝えられていなかったなーと反省しています。
学問を伝えるのではなく、
学問で伝える。
基本中の基本と言われますが、
基本とは、最初に手を付けるものでもあり、究極の奥義でもある。
その意味を、
私自身も幾度となく味わっています。
「まさに正論」・「その通り」林修先生が放った『やる気がないなら辞めなさい』に共感の嵐3枚
ごんぼっち
2016年04月05日
一流の育て方
今晩は、本日も粛々。
今日の塾内学力テストで、春期講習が終了します。
毎年の事ですが、一年間の戦いの疲れがどっと出る時期が始まります。
しばらく腑抜けになると思いますが、
この時期を見込んで脇に置いていた法人化する準備と、
執筆作業、
それから、貯めこんであった本を読む予定です。
さて、その本のひとつでブログをご覧の保護者の方にご参考になりそうなものが。
『一流の育て方〜ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』
ダイヤモンド社 ムーギー・キム/ミセス・パンプキン著
200人を超える、東大・京大・早慶を中心とした学生の中でも、
学生時代に突出したリーダーシップを発揮してさまざまなグローバル企業に進んだ学生に、
両親の家庭教育を振り返って感謝している点、
直して欲しかった点を自由記述してもらったアンケートを実施し、
7大方針55ヵ条にまとめ、
著者ムーギー・キムの母親の、4人の母親経験・親戚の子どもを預かって育てた経験・
育児相談コラムを3年間続けた経験を、アンケートの分析・検討したそうです。
これは面白かったです。
お家の方からの相談、その中で私ができることを深めるために読んだのですが、
私より保護者の方のほうが有効活用できるかもしれません。
ごんぼっち
2016年04月04日
自由
今晩は、本日も粛々。
自由には必ず、責任を伴うものだ。
責任を果たしていなければ、主張をする権利は無く、
勝手とみなされ、自由は制限される。
責任は重いように思えるかもしれないが、
責任が大きければ大きいほど、やりがいや楽しさも増す。
なぜなら、選択したからだ。
特に高校からは、
進学校にはこういう信念が根っこに必ずあります。
奈良県のトップ校、東大寺学園には、制服すらありません。
二水や泉丘・附属出身の大人は、この自由を何より重んじます。
ですから、宿題なんて長期休み以外はほぼありませんでした。
分からなければ、寝ないでも復習するのが当たり前。
やらない者は、勉強に関して主張や要求をする権利は無い。
こういうことを一番言われたのは、
小学校から中学校にかけてだと思います。
高校在学中に言われた記憶はありません。
しかし、今県内の進学校でこんな内容のスピーチが、
行われたそうです。
もちろん、上級生たちが出来ていないからでしょう。
嘆かわしい話です。
が、嘆いていても始まりません。
高校受験を通して、
そういうことを少しでも伝えて、実践してみて、
そして、
高校生活の間に、そういう期待をはるかに上回るところにトライできるような、
生徒を育てていきたいです。
ごんぼっち
2016年04月03日
感謝
今晩は、本日も粛々。
寺子屋が開校して、丸6年が経ちました。
おかげさまで1年も前年比ダウンすることなく、
毎年前年比より成長し続けています。
開校当初は、生徒数100名以上の塾を想定していました。
転機は2期生くらい。
羽咋高校(西高校は論外)以上を目指す、100名を越える生徒が集まる塾にしようか、
二水高校以上を目指す60名〜80名ほどの塾を目指そうか、
散々悩んだ挙句、
後者を選びました。
私のやりたいことや、私の得意分野を考えると、
前者も捨てがたかったですが、後者が最優先と考えるに至りました。
どういう塾が良い・悪いではありません。
単純にどんな塾にしたいか?だけです。
紆余曲折があったり、課題等は毎年見つけたりしていますが、
独立当初目標としていた、第2ステージをクリアできてきたかな?というイメージです。
昨年からイメージとしては、
第3ステージに粛々と取り組んでいる感じです。
第4ステージで独立当初の10年計画が完成しますので、
そろそろあと5年先の計画を、ゆるゆると作り始めようかなと思っています。
ごんぼっち
2016年04月02日
捉え方の資質
今晩は、本日も粛々。
小学校の頃、憧れていたひとり、清原選手が大変なことになりました。
では、野球をしている人は犯罪者予備群か?とは、当然ですがなりません。
乙武さんの不倫騒動がありましたが、
障がい者は節操が無いか?とは、立てても意味の無い問いです。
ですが、こと受験や学歴においては、そんな下らない偏見がまかり通ります。
東大生はコミュニケーション能力が無いとか、
いい高校・いい大学を出ても、ろくに就職できない人もいるとか。
まぁ、その程度の捉え方しか出来ない人は、
今現在の自分に満足していないからさもしい見方しか出来ないのであって、
目くじらを立てるのに値しません。
ですがひとつ大切な教訓を得ることができます。
行動範囲やアンテナが小さい人は、視野も狭いということです。
これを私の仕事に当てはめると、言わずもがな。
かほく市や金沢市という、田舎にいるから視野が狭いのではないのです。
アンテナがリアリティのある範囲にしか立てられていないから、
視野が狭いのです。
新高1生によくしている話があります。
東大や京大に束で合格者を出しているところは、
中高一貫校で、中3には高1内容を終えている。
そうでない日比谷高校などは、思考力を充分問う入試問題で選抜している。
しかもそれらの高校の授業は、たっぷりと知的好奇心を育て、
その余熱みたいな部分で点数アップしている。
もし君たちがいい大学を目指したいなら、
そういう人たちと同じ土俵に立つんだよ、と。
それを知っていて、宿題等に取り組むのと、
それを知らずに取り組むのでは、何が異なってくるか、
自ずと知れるでしょう。
リアリティがないから、へーだけで済ますこともできますし、
田舎もんらしく、そんな事しなくても立派な人間もいると、
敢えてドンキホーテみたいな主張をして、自分の価値観の殻に閉じこもることもできます。
異なった世界を感受出来ることを、器が大きいと、
その上で判断を下すことを知的だと、
言うのだと思います。
知的で立派な人間を育てて行きたいですね^ ^
ごんぼっち
2016年04月01日
学校の意味
今晩は、本日も粛々。
たまたま似たようなことを、私が勝手にライバル視している塾さんも書いていたのですが、
新高1生、早い子は数学の高1範囲を半分超えました。
この心意気がいいですね。
先取りすることがいいと言っているわけではありません。
高校入試が終わって、
遊び「しか」していない、
高校から出された宿題「しか」していない時期です。
一方で附属高合格者は、二月から粛々と塾探しをしていたり、
都市部の中高一貫校では、中3で高1内容を終えていたりするのに、です。
先取りだけが良いと言うわけでも、
遊ぶのが悪いと言っているわけでもありません。
学生の本分は、「よく学び、よく遊ぶ」。
後者「しか」無いという状況は、本分ではありません。
寺子屋の生徒たちは、周囲の友達からドン引きされることもありますが、
「どちらが楽か?」より、
「どちらが本質的か?」で判断できる子に、
モノを教えたいですね。
まぁ、信じられない話ですが、
進学校に合格して、「大学行きたくない(なぜなら一生懸命勉強したくないから)」と、
のたまわっている生徒もいると聞いて、
私がドン引きしているくらいです。
高校生活の中で、変わっていってくれるといいですが、
保護者や今まで教えてきた指導者が
それを聞いたら、何と思うのでしょう。
そういえば、自民党の麻生太郎さんが昔、東大を志望した時に、
母方の祖父である吉田茂元首相にたしなめられたことがあるそうです。
東大は、官僚を育てるところ、
それも貧しい者にも門戸を開くために作られた大学だ。
代々地主・大商人の家柄のお前が、
その1席を奪ってはならない。
まぁ、麻生太郎さんが東大に行けたかどうかは分かりませんが、
それで学習院大学に進学したそうです。
このエピソードが本当かどうかは分かりませんが、
受験や学校の意味をふまえているところに
感じ入ったエピソードです。
吉田元首相は、東京帝國大学から外交官になり、政治家に転身した身。
母校の意味をよく理解していたのでしょう。
ごんぼっち