2015年10月31日

思いやりの問題


今晩は、本日も粛々。


思いやりという言葉は、
思い遣り・・・相手に思いを配ることが語源のようで、
つくづくよくできているなと思います。

先日ニュースで、
ネット情報を真に受けて、中学や高校のテストで、中国と答えるところを支那と書いて、
先生が点数を上げなかったところ、
公立高校は日教組の支配下ですものねと、捨て台詞を吐く。
こういう類の中学生・高校生がいて、
また始末に負えないことに、
こういう程度の低いことで「愛国心の強い子どもだ!」なんて、
わざわざSNSで紹介しているおっさんがいるという、
随分と気持ちがささくれ立ってしまうようなことがありました。

これは無知かそうでないかという問題ではなく、
ネット情報を鵜呑みにするかどうかというリテラシーの問題でもなく、
私と同じ「当たり前」を共有しない他者がいるところでは、
不快に思わせる言葉は用いない・・・という、
単純にそういう思いやりの問題だと思います。

子どもはいいですよ、
変な考え方にかぶれて、ついつい過ちを犯すなんてよくあることですし、
それくらいの経験がある方が、むしろ大人になってからしっかりしそうです。

大人はあかんですよ。
幕末の志士たちが、すべて異人のせいにしてテロしてまわったような、
程度の低い外国観や、「愛国心」をばらまいては。

なぜかって?
怒りとか蔑む気持ちは、最も伝染しやすい感情だからです。


                                ごんぼっち

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2015年10月30日

新小1・新小4の予約を受付開始です。


今晩は、本日も粛々。


連日お問い合わせいただき、ありがとうございます。
例によって例のごとく、ほとんどが小学生のお問い合わせなので、
気が早いかもしれませんが、
3月からの新学年入塾を受付開始します。

対象は新小1、新小4です。
両学年とも、若干名のみ募集です。

のびのびと知的好奇心と、
算数と国語のセンスを身に付けたいご家庭からのご連絡お待ちしております。



                              ごんぼっち

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2015年10月29日

英語検定、4技能への対応


今晩は、本日も粛々。


英語・漢字検定を積極的に薦めています。
中3時点で、準2級。最低でも3級。

漢字検定に関しては、国語において大事な意味があるので、
寺子屋の意図と、漢字検定の意図と、ほぼ一致するのですが、
英語検定に関しては、
単に英語の復習のきっかけ・・・程度にしか考えていませんでした。

英検に合格することだけが目的になった子は、
実際の英語がボロボロ・・・というケースが目立つからです。

ですが、昨今の4技能化の流れで、
こんな感じになりました。
早く4級・5級も4技能にならないかな・・・。

ようやく寺子屋の意図と、英検の意図が一致してくるようになりました。
さぁ、新年度は英語の変更点は少なくて済みそうです。


                                    ごんぼっち


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2015年10月28日

小学生の割り算と単位量あたりの大きさ


今晩は、本日も粛々。


千葉の小学校:プールの水20日間出しっぱなし438万円
毎日新聞 2015年10月28日 22時50分


こんなニュースがありました。
やれ「体育教師が悪い」、やれ「個人で弁償しろ」といった意見が飛び交っていましたが、
せっかくですので、小学校の割り算を使って考えてみましょう。

>県水道局から約438万円を請求されたと発表した。
>無駄になった水道水は少なくともプール28杯分
>県水道局との取り決めで、千葉市内の学校はプール12杯分までは水道料金が無料

ということは、
438万円 ÷ (28杯ー12杯) = 約27万円/プール1杯

うぉ!プールってすごくお金がかかりますね。

25メートルプールが、25m×11m×1m=275立方メートルですから、
1立方メートルあたり、約千円。
1立方メートル=1000リットルなので、
1リットルあたり、約1円。

水道料金は、だいたい全国で1リットルあたり0.1円〜0.3円くらいなので、
家庭用の水道より、3倍〜10倍の価格
(ただし大量に使う業務用施設は、家庭用より数倍高くなっているので、妥当な範囲)

27万円という金額でみると高く感じますが、
内容を知るとそうでもないんですね。

なぜなら、ミネラルウォーター500mL100円とすると、
1Lあたり200円(笑)
やはり自販機で売っているものって、高いんですねー。



                                 ごんぼっち

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2015年10月27日

ビジョンというキーワード


今晩は、本日も粛々。


自民党一人勝ちの政治情勢が続いていて、
アンチ自民で野党が連合できるかどうか?というところにきていますが、
なかなかうまくまとまりそうにありません。

個人的に思うところなのですが、
今、未来へのビジョンを描けているのが自民党だけ、
これが大きな差になっているのだと思います。

そのビジョンが、いいか悪いかは別にして、
他がビジョンを描けていないならば、ある程度分かっている人は、
「他に選択肢が無いから」と、
消極的選択をせざるを得なくなります。

こういう、
実はビジョンがあるのかないのか?で大きな差になっているケース、
たくさんあるように思います。

ビジネスの世界ではもちろんですが、
学校でもそうです。
すごい学校ほど、理念を声高に叫び、
大したことが無い学校ほど、実績を叫びます。

受験生でもそうで、
素晴らしい子は、なぜ勉強しているのか?なんのために勉強しているのか?にこだわり、
大したことが無い子は、点数だけにこだわります。


                                 ごんぼっち

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2015年10月26日

より高みを目指すこと


今晩は、本日も粛々。


日曜日に閉会のあいさつで申し上げましたが、
たかが人口4万にも満たないど田舎の、
しかもたかが個人塾の塾長ごときが、
世界の最前線に立っている社長と、先輩後輩だからといってつながれるわけではありません。

君たちの成績をどう上げるか?なんて考えるときに、
ただ単に授業技術を磨くとか、教材研究をするとか、新しい教材を作るとか、
普通のことだけをやっていたら、
ああいう世界は全く理解できないと思います。

保護者会などでもお話ししているとおり、
これから世の中がどのように動いていくか、
それにはどんな考えや知識が必要か、
そういう生徒たちを教えるときに、どんな指導者であるべきか、
のんびりした塾業界だけでなく、どれだけいろんな人と触れ合ってきたか、
そしてどれだけ本を読んできて、
そこから得た考えを、きちんと言葉にして伝えてきたか。

こういうことをやってきていなければ、
私も大月氏の話はちんぷんかんぷんな大人になっていたと思います。
彼の話を聞いて「ほー」と言うだけでなく、
きちんといろんな角度から議論したり、対話したりできるだけの、
教養を持つ。

教養なんて言葉で言うと気恥ずかしいですが、
私は少なくともこういった事柄というのは、
知らずに生徒の前に立つのは恥ずかしいと思って身に付けているだけです。
そこまで頑張っている塾関係者なんて、
ほとんど知りません。
圧倒的少数派です。
ですが、私はそこまでやるべきだと思っていますし、
そうでなければ、
附属・泉丘くらい、全国的には無名な進学校であったとしても、
旧帝大や早慶くらいの大学に進学する生徒であったとしても、
ましてや県外有名進学校を志望する生徒に、
「この先生の話は、知的好奇心がくすぐられる」という状態では、
いられないと思います。

それは受験で、
周りが遊んでいるにも関わらず、自分は目標に向かって頑張る、
そういうことと全く同じです。


                             ごんぼっち

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2015年10月25日

知のスレッジハンマーが炸裂しました


今晩は、本日も粛々。


各界で大活躍している方をお招きして、
中高生の、地方都市の狭い常識をぶっ壊す、
名付けて、
知のスレッジハンマー。

第2弾は、株式会社ARCO代表取締役、大月信彦氏。

image.jpeg

世界のビジネス最先端で、バチバチやっている人の話は、
やはりすごかった。

難しい話もありましたが、全部理解できなくてもいいんです。
大人でも理解が難しいたぐいの話でしたから。
彼の考え以外は不正解・・・というわけではないのです。
今皆さんが漠然と感じている、世の中へのイメージ自体がぶっ壊せればいいんです。

それにしても前回の知念君に引き続いて、
熱い1日でしたね。

スピーチの後も、個人的に質問やもっと詳しく聞きたいと、
ひっきりなしに彼の周りに人がいました。
佳き哉、佳き哉。

まぁ、日本でもそんなに数多くいる人財ではありませんから、
彼から得た刺激を、
大切にしてください。


image.jpeg




                                ごんぼっち

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2015年10月23日

ウソツキ


今晩は、本日も粛々。


指導者って本当に嘘つきだなと思います。
学校の先生・塾の先生・スポーツや芸術の先生・上司、何であれです。

素晴らしい指導者であればあるほど。
それを端的に示すエピソードをご紹介します。

ある方が高校受験のときです。
成績は中学校で真ん中くらいで、私立はとりあえず星稜を受けたそうです。
合格通知をもらって、公立高校の受験先を決めます。
その方は、中学校で真ん中くらいの成績でしたが、将来なりたいものが決まっていたので、
実業系の高校を希望していました。
保護者も先生も納得して、先生から一言。

あのな、
今君が行きたがっている実業系の高校、実は最近人気で、
かなり難しい。
桜丘に合格できるくらいの学力は最低でも欲しい。

と言い放ったそうです。
石川県内の実業系高校で、そんなハイレベルなところはありません(笑)。
(石川高専は高校ではなく、高等専門学校です。
 また県外では実業系でも偏差値が高いところもあります。)

焦ったその方は、残り二か月死にもの狂いで勉強したそうです。
放課後、友達と遊んでいたのを全て断り、閉じこもって勉強。
学校の休み時間も勉強。
とにかくガリガリやりまくったそうです。
最後のテストでは桜丘・二水に後に合格した生徒と、同じくらいの点数だったそうです。
そして、実業系高校入学後、初めて事実を知ります。
その実業系高校は、中学校で下3分の1前後くらいの生徒ばかりで、
星稜高校を受験した生徒すら、ほとんどいなかったことに(笑)。

あの先生ないわ〜と言いながらも、
人生でこれだけ根詰めて勉強した期間は無かったと、目を細めておいでました。


指導者って、嘘つきです。
素晴らしい指導者であればあるほど、
その生徒にとって、
大切にして欲しいと思っている価値を身に付けてもらうためなら、
どんな嘘でもつきます。
多少の悪い事でしたら、平気でやります。


                                  ごんぼっち

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2015年10月22日

鬼が付くほど負けず嫌い


今晩は、本日も粛々。


広島から塾長さんが、なんと2泊3日で石川県の塾見学ツアーに。
そのうち1日を寺子屋見学に来てくださいました。

独立して2年ほど。
順調に生徒も集まり、しっかり稼いでいるはずなのに、
「生徒指導で課題を感じている矢先だった」
「名門公立受験道場模試で、いい結果が出なかった」
だそうです。

以前、
成功している人ほど、失敗が多いと言いましたが、
失敗に対する感度が高い人は、将来成功するだろうなと心から思います。

名門公立受験道場でも、
ある程度のところにランクインする生徒がいなくても、平気の平左でいる先生もいれば、
自塾の生徒で上位ランクインできる生徒がいないからと、模試に参加しない先生もいます。
そういう指導者から、
生徒たちは何を学んでいるんだろう?と考えると、
暗い気持ちになります。

頑張っている塾の塾長さん、
つまり私が大好きな先生方は、負けず嫌いな・・・
いえ、負けず嫌いでは済まないくらい負けず嫌いな方ばかりです。
しかもね、
雰囲気は穏やかで、感情を表に出さないくせに、
腹の中では




ぜってー次は負けない




なんてメラメラしていらっしゃる方も。
感じ悪い 大人ですね。

先日も石川県総合模試で、寺子屋でトップだった中3生の話をしたら、
ふざけんな!次は絶対にウチの生徒が勝つ!と、
燃え出した塾長さんがお二方。

そうなんです、
塾長なんて、どれだけ偉そうに吠えていても、
生徒をみれば一発でメッキが剥がれます。
まがりなりにも進学実績なんてものを宣伝として公表しているような塾でしたら、
それが点数というのが、一番こだわってしまう基準だったりします。
なぜテストの点数かについては、次回書きます。

生徒でもそうですね。
別に人と比べて、自分自身の優劣を判断する必要はないんです。
優秀な生徒や、
成績が急激に伸びる生徒は、




自分自身に対して、とても負けず嫌い




です。
自分自身が分からない、できないことに、
異様なくらい感情をぶつけます。
(その感情を見せるかどうかは、その子の性格によります)
優秀なサラリーマン、経営者もすべからくそうです。



                                 ごんぼっち

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2015年10月21日

小さい男の子


今晩は、本日も粛々。


低学年を開講して、今のところ一番多い質問が、
「ウチの子(男の子)、こんなんでいいんですか?」です(笑)。

男兄弟がいないお母さんからすると、
男兄弟がいてもお兄さんだったりすると、
小さい男の子の無軌道っぷりは、悩みの種だと思います。

危ない傾向、
例えば、知的好奇心がぷつんと途切れてしまうような様子や、
生活の基本的な部分(トイレが典型ですね)が乱れる徴候、
極端なものでしたら子ども返りみたいな行動ですとか、
そういうのが見られるのではない限り、
たいていは、気にしなくていいですよ^^と言います。

と、思っていたら、東洋経済オンラインで、
息子に手を焼く人に伝えたい「男の子の本質」
「うちの子がヘン」なのは本当に親のせい?

タイムリーな記事をみました。

うんうんと頷きながら読みました。
私の指導の経験から?いえいえ、
自分の小さい頃を思い出して・・・です(笑)。


                              ごんぼっち

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