2015年08月22日
タフネスとレディネス
今晩は、本日も粛々。
名門公立受験道場 都立進学重点校への道(20)最後のメッセージ
寺子屋も所属している、名門公立受験道場。
連載コラムの中に、附属・泉丘を目指す子たちにも伝えたい内容が、
がつんと書いてありました。
>まず、子供たち(特に中1・中2くらいの生徒たち)には
>チャレンジ精神を持って取り組んで欲しいと思います。
小学生・中1・中2は、目指すものの大きさをよく知らないと思います。
ですが、知らないということは、勇気があるということです。
それが蛮勇だとしても。
「今の点数から夢みたいなこと言ってんじゃない!」と抑圧するのは、
もう少し頑張った後でもいいような気がします。
>過去問を解き始めた頃は、挫折感を味わったり、
>もう自分には無理だと感じてしまうような場面もあるかもしれません。
>過去に合格した先輩たちも、ほとんどの生徒が同じような状況を経験しています。
>その状況の中で、諦めずに歯を食いしばって頑張ったから合格を勝ち取れたのです。
挫折は、確固たる意志を持つための、大切なステップです。
可哀想と手を伸ばす前に、見守ってあげてほしいですね。
多少間違っていようと、粘って試行錯誤したり、
壁にぶつかっても、諦めない。
こういうことが、強靭性(タフネス)です。
おだてられないとやらない、
凹んだらすぐ投げ出す。
こういう、ひ弱な上位生では困りますね。
>最後に、進学重点校を目指すのであれば、
>高校受験をゴールとして捉えて取り組むことだけはやめて欲しいと思います。
>仮に合格できたとしても、
>その後入学してからの学習の取り組みが重要になるのです。
準備性(レディネス)は、生徒や保護者より、主に指導者が意識すべき事柄です。
ですが、一番ご家庭で要なのが、この点だと思います。
高校受験前に
「もう少しだから」「あと一息だから」
というセリフは、一番害悪です。
大学入試も同様ですね。
高校受験燃え尽き、大学受験燃え尽き症候群は、
こういうところからスタートするんだと思います。
ごんぼっち