2014年05月30日

大学の中退率


今晩は、本日も粛々。



私の頃から言われていましたが、

どんな大学に行ったかどうかより、大学で何をやったかが大事。

つまずかない大学選びのルールという本を、

高校生のところに置いてありますが、



現在伸びているオススメ大学!的なノリの大学での退学率

国際基督教大学 3.9%(約100名)
立命館大学経営学部 2.3%(約30名)
立命館アジア太平洋大学 アジア太平洋学部7.7%、国際経営学部11.3%
宮崎国際大学 13.5%(約30名)
福井大学 地域教育学部2.9% 工学部5.0% 医学部1.1%
愛媛大学 文学部3.6% 教育学部0.4% 理学部5.6% 医学部看護学科3.3% 工学部4.2% 農学部2.8% スーパーサイエンス特別コース0.0% 医学部医学科0.0%
金沢工業大学 工学部15.2% 情報学部19.5% 情報・建築学部16.2% バイオ・科学部8.6%
金沢星稜大学 経済学部10.7% 人間科学部2.0%

人数が概算で計算できる範囲でやりましたが、
思ったより多いなという印象です。


とはいえ、退学が必ずしも悪とは思いません。

在学中に別にやりたいことが見つかって、
専門学校や別の大学に入り直したり、就職したりというケースも、
幾例か見たことがあります。

母校の職員の方はこう言っていました。
「自分のやりたいことが見つかったら、大学卒業」

裏を返せば、
卒業証書は貰っても、心が卒業できていない人もいることへの警鐘です。



大学入学のすそ野が広がると、どうしても全体の質自体は落ちます。

かつて旧制高校の時(戦前です)には、
学生の論文が、その学会でも最有力論文として扱われていたこともありますが、
当時の大学進学率は1%弱(確か昭和5年のデータだったような気がします)です。

ですから今「大学改革」と言われるものの大きな割合は、
全体の底上げ・・・という取り組みが多いように見受けられます。

退学率が示すものは、
先ほどの積極的な退学を除くと、



★求めるレベルに達する機会を広く与えている


★にも関わらず、変われない生徒には、きっちり辞めてもらう



こういう数字であるように思います。

今の生徒たちは、精神的に弱く、考え方も幼稚だなと感じることが多いです。

だからこそなおさら、

今の教育課程を、設置されている意図をきちんと伝えながら、

正しく登ってもらう。



こういう取り組みが必要だなと、

強く強く感じるわけです。



泉丘に合格できますか?・・・だけでなく、

泉丘生にふさわしい生徒になれるように、合格できますか?

です。



                                   ごんぼっち


posted by ごんぼっち at 23:59| Comment(0) | 教育情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする