今晩は、本日も粛々。
昨日のブログ記事の続きでもあるのですが、
佐藤優さんの講演内容や分析が素晴らしい、
顔はとんでもないヤクザ顔ですが(笑)

ほら(笑)。
顔つきは怖いですが、目がとっても綺麗です。
佐藤さんは、何かのインタビューを読んで、おおと思って、
読書論の本を買いました。
そこで素晴らしいと思って以来、ファンです。
どこに素晴らしいと思ったかといいますと、
「高校の世界史・日本史の知識を、きちんとベースにしなさい」
という読書論だったのです。
昨今、
「公教育は正しい歴史を教えるべきだ」なんて話がよく聞かれますが、
そういう主張をしている人で、
教養人だと私が思った人間は、一人もいません。
歴史教育の一番の問題点は、
「審議が慎重すぎるがために、教科書に学会のトレンド反映が遅すぎる」点であって、
それ以外の指摘は、枝葉末節の問題です。
まぁ、受験で考えてみてください。
受験を目の前に控えて、
教科書が間違っている、受験なんて必要ない・・・なんてぶつくさ言っている人と、
教科書や受験にも意味があると、取り組んでいる人と、
どちらが成功すると思いますか?
それが卒業して数年経つと、
教科書が間違っているから日本の教育はおかしいんだ!なんて、
「じゃ、あなたもその“間違った”教科書で学んだ人なので、
主張も間違っているんですね?」と意地悪を言いたくなります(笑)が、
自分の知識や知見が、どう成り立っているかを省みない愚か者の意見か、
勉強してこなかった人間の意見ですね。
教科書の知識が、
どのように「世の中を見る眼」に関係するのか。
それと「点数を取る」とはどう関係しているのか。
今まで知的な方々が、
謙虚に語らなかった部分を、
私は声高に主張する。
そういう恥ずかしい役割を、
担わなくてはいけない気が、
年々強くなってきます。
ごんぼっち