2024年10月10日
小学校・中学校英語に対する寺子屋対応策
小1は満席、中3は募集〆切ましたが、
年少から中2まで、生徒募集中です。
今晩は、本日も粛々。
前回、全国の中学校で、全体的に英語が苦戦中という話を書きましたが、
寺子屋ではどうやっているか?という話です。
シンプルにいえば、
★何年も前からわかっていたことですから、とっくに対応済み
です。
実際に、学習指導要領改訂前、教科書改訂前の保護者会で、
こうなりますよ、と何度もお話ししていましたね。
実際に英語教育がどう変わるか?を、
文科省の議論からウォッチしていましたから、
どういういい効果が期待出来て、
どこは変えきれなかったのか?
は、改訂前からわかっていました。
そうすると、特に教科書に文句を言うこともなく、
学校の授業を否定することもなく、
むしろ寺子屋の授業と相乗効果を発揮しながら、
英語を進めることができます。
ですので、中学校で英語が一番悪い子でも、
学年20番くらいですかね。
ほとんどが10番内です。
それだけでなく、
中3は遅い子で準2級、
中2で早い子は2級合格しています。
これも、高校文法は一切教えていません。
(中3夏までに3級以上挑戦する子は、2つだけ文法を教えますが)
過去問も直前にちょびっと、生徒が勝手に解いているだけで、
対策は一切行っていません。
こういうことは、きちんと勉強の中でとらえると、
可能になるわけです。
それだけでなく、
高校になると、急に文法一辺倒で教えられて混乱しちゃう生徒は、
毎年大量発生しますが、
それを防ぐことも可能になります。
寺子屋は小さな小さな個人塾ですからね、
せっかくですので大手塾のサラリーマンや、
大学生のアルバイトにはできないアプローチで、
指導していきたいわけです。
ごんぼっち
2024年10月09日
中学校のテストでの、得点分布図をみて思うこと
小1は満席、中3は募集〆切ましたが、
年少から中2まで、生徒募集中です。
今晩は、本日も粛々。
全国的に、塾控えみたいな感じらしく、
通塾を極力遅くしたり、
今まで通塾していた層が通わなかったり、
ということがあるみたいです。
そのせいかどうかわかりませんが、
ある中学の中間テスト、
数学と英語の分布図です。
左が数学で、
今回少し難しくて、平均点が50点(石川県の公立高校入試と同じくらい)ほど。
それにしても、成績が悪い子が、極端に多いです。
算数・数学は小1〜現在の学年までの積み重ねですので、
ちょっと難しくされると、その差が大きく出てしまうのでしょうね。
右が英語で、いつも通りの難易度ですが、
完全にふたこぶラクダで、
得点が低いほうの山の生徒には「難しすぎる」テストだったようです。
これは小学校英語と、中学教科書難化の影響でしょうね。
英語に関してはまだいい方で、
全国では平均点以下に大きな山がある、
いびつなひとこぶラクダ状態のテストも、
たくさん見てきました。
断っておきますが、
「だから早くに塾に行きましょう」
という話をしたいわけではありません。
私がこういうグラフをみて思うのは、
★今、いい点数を取っている生徒が「これでいいや^^」と思わないか?
という点だけです。
石川県は全国でも、
比較的難易度が高い入試(8割なくてトップ高合格なんて、普通ありません)ですし、
進学校についていけるような勉強方法や、
中学校を卒業したといえるくらいの基礎力が
身についているかどうか、
というところも気になりますが、
それよりなにより、
まだ中学校レベルの勉強なのに、
舐めてかかることで、
勉強の楽しさを知るきっかけを失っていないか?
この一点がとても心配です。
ごんぼっち
2024年10月08日
人類の教科書
冬期講習に向けて、
生徒募集中です。
小1は満席・中3は募集〆切ですが、
他の学年は、年少〜中2まで席があります。
今晩は、本日も粛々。
10月の映画で学ぶ知の技法は、
チャールズ・チャップリン『モダンタイムス』でした。
きっかけは奥しゃんから、
「チャップリンは人類の教科書でしょ」
と、熱弁されてしまいまして、
最近、テーマ的に重め(ビルマの竪琴)だったり、
難解な表現(メッセージ)だったりが続いたので、
気楽に楽しめるものにしたいというのもあって、
選んでみました。
こういうサイレント映画(正確には一部トーキー)が、
最近の生徒に伝わるか、ちょっと不安だったんですが、
さすがチャップリン、
声を出して笑う子たちも結構いました。
パントマイムを観ていると、
私たちが普段触れている動画やテレビ番組が、
いかに説明過剰かどうかがよくわかります。
機械社会の中で個人が人間性を見出し幸福を求める物語
と冒頭にメッセージがありましたが、
人間性や幸福とは、映画から何だと思いましたか?
という授業をしてみました。
「不幸なはずなのに、僅かなことにも感動できる二人が、心が豊かで素敵に感じた」(中3)
「資本主義社会の中でも、幸せに生きてみせるという想いが込められていると思った」(高2)
なんて、
チャップリンが生きていたら、どんな顔をしただろうという、
いい感想が踊っていました。
ごんぼっち
2024年10月05日
知識は人と人を結ぶ
今晩は、本日も粛々。
最近、好きなyoutuberがいまして、
13言語を話せる日本人が、
オンラインで外国人と会話するアプリで、
突然母語で話しかけてどっきりさせるという内容なのです。
短時間で、結構仲良しになることもあって、
面白いのですが、
実はポイントは語学だけじゃないんです。
その国や地方の名前や場所、
ちょっとした偏見みたいなもの、
有名な食べ物や観光地みたいなもの、
そういう話題がスムーズだったり、
その言語あるあるみたいな事柄だったり、
そういう話題でつながったときに、
一気に距離感が縮まっていくんですね。
その知識って、極端な話、
小中学校レベルの知識でいいんですよ。
そう考えると、
ほんと、勉強って、
★最も効率の良い、世の中に通用するツール
だと思います。
今、田舎にいても都会にいても、
間接的にはいろいろな体験ができますからね。
そういうところを
うまくつないであげるのが、大人の役割になっているのかもしれません。
ごんぼっち
2024年09月26日
寺子屋的な当たり前の基準
今晩は、本日も粛々。
先日、お問い合わせで来られた保護者の方に、
自習している寺子屋生が、
低学年から高校生まで、静かに淡々と勉強している様子を、
とても褒めていただけました。
と、いうのも、
「静かに勉強している塾」というものをあまり見かけたことが無かったようで、
その方のご出身の自治体でも、
石川県内でも。
まぁ、私は「いろんなタイプの塾があった方が、地域の学力アップにつながる」
という考え方をします。
たとえば、
友達としゃべりに自習に行くようなタイプのものであっても、
家にいれば、ずっとゲームやテレビで勉強しないけれども、
友達としゃべりながらでも30分勉強できればいい
という価値観の方もおいでると思うゆえ、
そういう塾もあってくれた方がいいと考えています。
ただ、寺子屋的には
静かかうるさいかという基準は、
寺子屋基準から遥かに及ばない基準ですので、
「歌上手ですね」と言われた
プロの歌手のような気分になりました(笑)。
ごんぼっち