2015年04月02日

つながった2つの疑問符【附属泉丘の国語3】


今晩は、本日も粛々。



会話力や語彙力に勝るはずなのに、外国人留学生に劣る国語、

一生懸命頑張っているのに、ある時ぱたっと成績上昇が止まる。



この2つの事象が、ぱたっとつながる場面に、授業中出くわしました。

地頭をよくする(以下略)を初めて実施した夏期講習、

こんな場面に出くわしました。

しかも多数。



とあるパズルを解いてもらっていたのですが、

例題があって、あれこれ試行錯誤してもらい、

いざパズルのコツみたいな部分を解説してあるページです。


ほら、例えば数独でしたら、

まず数字が多く埋まっているところから検討し、

横を見て、使われている数字を消去・・・みたいなある程度の手順について、

解説する場所です。



ここの日本語や図が理解できずに、ずっと固まっている生徒が、

多数いました。

そんなに成績が悪い子ばかりではありません。

学年10位前後や、学年トップ10に入っている子たちにも

大勢。



一方、成績に関わらず、すっと理解して、

集中して取り組んでいる生徒もいます。

たいてい、

あの子は頑張ればもっと伸びるのに。。。

と思う子たちでした(笑)。



ここではたと気が付いたわけです。

この子たちは、まず日本語が読めていないのだ、と。



日本人をつかまえて何を言うんだ!なんて、仰らないでください。

私は「日本語が理解できていない」とは言っていません。

日本語が「読めて」いないと言ったのです。



ここで大きな2つの疑問がつながりました。

ある種の生徒は、

勉強していく上で、日本語を読みこなす能力の部分を、スキップして、

成長してきているのだと。



そこでひとつ思い出したのが、

母校で私が入試を受ける代から行われた、入試形式です。

90分の講義を受験生が聞いて、

内容をまとめる・・・という形式の入試です。

大学1年の時に教わった先生が、提案された入試だったそうですが、

確かにその入試形式で合格してきた生徒は、

同学年の中でも考える力に優れた人たちが多かったという

印象です。



しかしこれではまだ、掘り下げ方が足りません。

日本語が「読めて」いないとは、

一体何が出来ていないということなのでしょうか?

課題点が明らかにならないと、対処法が見つかりません。

同じく、地頭をよくする(略)を初導入していた時に、

示唆的な事例がありました。



つづく



                                ごんぼっち


posted by ごんぼっち at 23:59| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月31日

努力しているのに・・・【附属泉丘の国語2】


今晩は、本日も粛々。



今の子は国語ができないのは、何が出来ないからなのか?

それを考えるきっかけは、

留学生より国語ができない大学生という話を聞いたところと、

前回お話しをしました。

もうひとつ考えるきっかけがありました。



6年〜7年ほど前、

一生懸命頑張っている生徒が、泉丘に合格するという流れは、

だいたいつけることができていました。

しかしぽつぽつと、頑張っているのにも関わらず、

ちょうど泉丘合格ラインの手前でストップしてしまう生徒と、

ポンと壁を飛び越える生徒と、

差が目立ったのに気づきました。



もちろん、頑張っているふりをして、実は手を抜いている生徒というのも、

一定数いて、

それはたいていやってきた問題の過程を見れば分かります。



独立してからも、

泉丘の手前だけでなく、いくつかの段階で、

ぱたっと壁にぶち当たる生徒がいて、

そういう「偏差値の壁」というのは確かにあって、

乗り越え方に関しては、

自分自身の経験や指導上の経験、書物等による知識によって、

ある程度確立していましたが、

それに当てはまらない生徒もおり、

どうしたらいいかずっと悩んでいました。



それと、国語に感じていた、

何とかできないものか・・・という想いが、

実は根っこでつながっていました。




つづく



                              ごんぼっち


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2015年03月29日

やっと見えてきました【附属泉丘の国語その1】


今晩は、本日も粛々。



イマドキの子たちは国語が出来ない。

なんてお話し、塾長さんたちとお話ししていて、

よく聞きます。


で、なぜそうなったのか?より大切なのは、

何ができないのか?です。


この正体が私も分からずに、苦労していました。

漠然とは分かるんです。

語彙力が足りないとか、

答え方のピントがずれているとか。

それは「何ができないから」そうなっているのか?

については、なかなかつかめないところだったわけです。



寺子屋講習会恒例、

地頭が良くなる文章処理能力養成講座

を1年やってみて分かりました。



疑問点がかなり明確になってきました。

手がかりは、大学を卒業する間際、

親しくさせていただいている、大学教授の方の言葉の中にありました。


大学の授業で、

あまりに生徒たちの日本語ができないので、

留学生が使う日本語テキストを使用したところ、

日本人の方が出来が悪かったそうです。

もうどうしていいか分かりません・・・悲痛にうな垂れておられました。


当然ですが、

会話する力や語彙力は、留学生より日本人大学生のほうが豊富に決まっています。


仮に偏差値30台から40台としますと、

中学校でいうなれば、ちょうど中間層(学年順位真ん中前後)です。

あくまで目安です、

中学校や高校で成績は上下しますし、

成績の良い子から大学に進学するとは限りませんから。

語彙力や会話はできるのに、

日本語のテキストをやると、留学生以下の国語力。



ここに大きなヒントがありました。

この考察、

連載します。



                            ごんぼっち


posted by ごんぼっち at 23:59| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする