2015年05月08日

文化資本


今晩は、本日も粛々。


いろんな方と情報交換をしていると、
面白いことが分かってきました。

例えば、都市部と地方都市の情報格差の問題。
こちらの記事に述べた、
進路指導においての情報格差のお話し。

都市部においても、
公立高校では偏差値や受験科目での有利不利などを元にしており、
私立高校では実際にキャンパスに行ってみたり研究者の本を読んだりを推奨される。
・・・という差があるそうです。
(都市部においては一部難関私立>公立高校。石川県と逆)

そう言われてみれば大学時代、何人も受験前の高校生が大学を訪ねてきて、
話しかけられたり、大学の友人伝手で、自分の大学を案内したことがありましたが、
彼らは全員私立高校の生徒でした。


別のお話し。
高校時代私は、漢文が比較的得意でした。
理由はシンプルで、中学校時代に十八史略+諸子百家の本を全部読んでいたからです。
漢文や白文で読んだものも多いです。
ですからセンター試験では、ほぼ本文を読まず、5分ほどで満点または43点をとっていました。
で、この勉強法は特殊なので、生徒には勧めていなかったのですが、
埼玉県浦和高校では、文系理系問わず、
十八史略を読ませているようです。

これらは単に点取りテクニックとして重要なだけでなく、
「大雑把でいいのでまず全体像をつかむ」ことは、
興味関心を抱くためにも有効な方法です。

第一、人間は枝葉末節なところ(例えば文法や単語、句法)から入るより、
大雑把な全体像をつかむ方が楽しいものです。


こういう「ある社会階層やその環境で得られる考え方」のことを、
社会学用語で文化資本といいます。
背伸びして難関校に行くことの最大のメリットは、この文化資本を得ることです。
まぁ、それを活かせる人ばかりではありませんが、
活かせるチャンスを手に出来るだけでも、随分と違います。

地方都市にあって、
こういう情報には事欠かない塾。
寺子屋はかくありたしと思います。


                              ごんぼっち

posted by ごんぼっち at 23:59| Comment(0) | 教育情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする