2015年04月06日

「話す・聞く」と「読む・書く」の違い【附属泉丘の国語5】


今晩は、本日も粛々。



昨日のブログはアクセス数1600を越えて、

何が起こったのか、一人で焦っていました(笑)



イマドキの子たち、国語のどこができていないのか?を、

日本語が「読めて」いないだけで、決して日本語を理解していないわけではない、

というお話しでした。


日本語が読めていないとは、どういうことかと申しますと、

一般的に言語は、話す(聞く)時と読む(書く)時とは、

考える順番が違うのです。

話す(聞く)といっても、スピーチや授業ではなく、日常会話でです。



話す(聞く)時は、考えた順番と、話す順番は比較的一致しやすいです。

そして、話された言葉以外にも、表情や今までの付き合いといったことも参考にできます。

読む(書く)時は、文章で大切な順番を考えて、文字を追っていきます。

そして、文字以外の情報はあまり参考にできません。

この、大事なところを順位をつけて考えることに、論理的思考力なんて小難しい名前がついています。



主語・述語を意識して読まない、

述語につながる言葉を勘で探してしまうということは、

大事な順番が分かっていないという意味で、

同じ事柄なわけです。

いうなれば、気合オンリーで数独パズルを解いているような状態です。

順に考えていけば、すっと解ける問題を、

一気に考えるわけですから、そりゃ大変です。



以前、

外国人留学生より語彙力や会話力が豊富であるはずなのに、

日本人の方が国語の成績が悪かった

という事例を挙げましたが、

外国人留学生は、その国の成績優秀層です。

つまり、論理的思考を極限まで鍛えている人たちです。

ですから、言語が変わってもその意味さえ翻訳できれば、

その扱い方に差が出てくるのは当然だと思います。



論理的思考力とは、考える優先順位をつける力だと言いましたが、

考える優先順位をつけるには、もうひとつ分かっておかなくてはいけないことがあります。

それが「言葉と言葉の関係」です。

関係はシンプルで、3つ。

@イコールの関係(具体⇔抽象の言い換え、たとえも含む)

A正反対の関係

B因果関係

これが分からないと、どれが大事かは分かりません。



イマドキの生徒で相当数できていない事柄に、

主語・述語を意識していない、述語につながる言葉を勘で探す、の他に、

「てにをは」ができない・・・を挙げましたが、

「てにをは」を含めた助詞・助動詞は、言葉と言葉の関係を示す役割です。

関係をつかめない生徒が、

大事なところの優先順位(つまり主語述語)を見抜けないのは、したかがないことです。



で、勉強というのは、

国数英理社といった科目をとおして、徹頭徹尾、この論理的思考力、

つまり、

言葉と言葉の関係から、大事な順に考える・・・を鍛えることです。



イマドキの子たちが、語彙力に乏しい。

その正体を探るために、私はこういう道筋をたどりました。

文章が長いとお叱りを受けた後に、長文(笑)。

今日はこのあたりで・・・。



つづく



                                ごんぼっち


posted by ごんぼっち at 23:38| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする