2015年04月04日

いったい「何が」できないのか【附属泉丘の国語4】


今晩は、本日も粛々。



イマドキの子が国語ができないという漠然とした疑問と、

一生懸命頑張っているのに、ある種の壁にぶつかってしまうという問題。

この2つは日本語が「読めて」いない点でつながっていると仮説を立てました。

それが果たしてどういうことか?



寺子屋の季節講習恒例、

地頭をよくする文章処理能力養成講座では、

小学校4年生レベルの文章を、

正しい読み方で読むことで、

今まで我流になっていた読み方を修正し、

日本語を読んだり書いたりする際の考える手順を伝えています。



その指導中に、気になることが出てきました。

あくまで目安ですが、

国語が比較的苦手な生徒(国語の点数でいうと平均前後くらい)では、

「てにをは」の部分でつまづきがみられる。



国語が普通くらい(平均+10点〜20点ほど)の生徒で、

主語・述語を意識していないためのミスが目立つ。

ちょっと長い複文になると、あっさり主語を間違えます。

訂正されると、「しばらく」や「山には」「看板を」なんて主語を、

平気で書いてきます。



国語が得意な生徒(常時80点以上)でも、

述語に何をくっつけると、日本語が伝わりやすいのか?という部分に関しては、

大の苦手です。

述語は何ですか?と聞かれて、

「帽子をかぶっています」と「帽子を」まで付けてしまう。

要点を書けと言われて、主語述語+一言でちょうど指定字数になるという場合、

その「+一言」が自由極まりない(笑)。

本当はちゃんと優先順位があります。



よく見られるこの3つの間違い、

私のように文章を書く機会が多い人からすると、

それこそ「外国人より下手でも仕方が無い」レベルです。

しかもそのレベルで、泉丘高校くらいでしたら合格してしまいます。



しかしながらこの地頭をよくする(略)で行われている講座内容の一部、

小4レベルの日本語読解は、ある大学受験用参考書からのアイディアなのですが、

その大学受験用参考書には、

「各地域のトップ校レベル、大都市圏でも上位3校に合格できるレベルでなければ、

 小中学校での文章・数的処理能力に大きな課題を抱えていると考えてよい」

とあり、この小4レベルからの読解は必要と書いてありました。

各地域のトップ校レベルを、こちらに当てはめると附属・泉丘あたりになりますが、

トップ校の定義を「学年の半分が帝大+医学部に行けるレベル」としていますので、

泉丘はアウトとなります。



実際、この地頭をよくする(略)を、泉丘高校生にやっても、

小3内容に戻らなくてはいけないレベルの子ばかりです。

この日本語を「読む」力で、

問題集等の解答解説を読んで、何が得られるのでしょうか?

国語力と、自学自習する力が、

一点でつながる部分です。



イマドキの子が国語の「何が」できないのか、

少しずつ見えてきました。


「てにをは」が不十分な生徒がいる

主語・述語関係を意識して読んでいない

述語に何から順番につなげていけばいいかを、勘でやる


この3つの問題点が明らかになった時、

私は「イマドキの子が、語彙力少ない」という問題にも、

ピンとくるところがありました。



つづく



                           ごんぼっち


posted by ごんぼっち at 23:59| Comment(0) | 附属・泉丘の国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする